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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第4章 温泉湯治とダンジョン観光

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4-7.ファストトラベル

 おはようございます。

 本日は3連休最終日ですね!いろんなイベントがあったようで楽しい思い出を作った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 今日も本作は2話投稿しますので、ちょっとした休憩などでお楽しみ下さい。

 魔獣レーダーのように、地図アプリ上で転移は可能か?

 

 試してみる価値はある。

 

 ただ、アイリさんが言うには魔力消費量がハンパないとのことだ。

 

 となると、仮にできたとしても帰ってくる手段がないし、魔力枯渇状態では危険だ。

 

 さらにリオと一緒に転移できるのか?って問題もある。

 

 これは、試すにはかなり事前準備をしておく必要がありそうだね。

 

 とりあえず、考えられる問題点はこんなもんだ。

 

 

「アキ、考えはまとまったかー?」

 

「うん。転移のイメージはだいたいできたよ。ただ、試そうにも問題点が多いし、試験しようにも魔力消費が大きすぎるらしいから、それなりに準備してからの方がいいかな?」

 

「だったら、発動直前まで実際にやってみるといいぞー。魔力消費が発生するのはほとんど効果が発動する時だからなー。発動させなかったらそれほど消費しないぞー。

 それに今は夜だし、この後ぐっすり寝たら明日の朝には魔力はほぼ全快だろうから、ちょうどいいんじゃないかなー?」

 

「そういう考えがあったね!じゃあ、ちょっとだけ試してみようか?」

 

「おう!ただ、万が一間違って発動してもアキとはぐれないようにするために、アキの肩に手を乗せさせてもらうぞー」

 

「うん!じゃあやってみようか!」

 

 

 ちょっと慎重に考えすぎちゃったかな?まぁ、あんな事実を突きつけられて慎重にならないのもおかしいか···。

 

 さて、転移のイメージはできた。理論も知っているし、某ゲームのファストトラベルのイメージもバッチリだ!

 

 その状態で地図アプリを開いてみると···。

 

 突然1件通知が来た!

 

 ···えっ!?通知?どういう事?

 

 恐る恐るその通知をタップすると···、

 

 

『地図アプリが更新され、新機能を追加しました』

 

 

 との表記が出てた。

 

 んっ!?これだけ?更新内容は?よくわからないぞ?

 

 わけがわからないけど、とりあえず地図アプリを開いてみると、特に何かが変化した感じはしない。

 

 スマホの画面には『アクロ温泉』の表記と温泉マーク、そして現在地のアクロ温泉周辺が表示されている。以前と違うのは通った事のある周辺は違う色で表示されているぐらいだ。

 

 オートマッピング機能?···これだけ?更新の内容?

 

 とりあえずアクロ温泉の地名をタップすると···?

 

 

『現在地なので転移(・・)はできません。ほかの地点を指定して下さい』

 

 

 と表示された!コイツ···、転移できるぞ!!

 

 

「リオ!スマホ使ったら転移できそうだよ!」

 

「おおー!スゲーじゃんかー!で?どうやるんだー?」

 

「ちょっと待ってね。どうも転移する前に転移するか?と聞いてくるから、『はい』を選択しない限り発動しないようだね。ちょっといじり倒してみるよ!」

 

「思っていた以上に面白そうだなー!じゃあ、いろいろ試してみようぜー!」

 

「うん!」

 

 

 さて、まずはほかの町をタップして転移できるか試してみようか!

 

 こうして地図アプリでこれまでの旅の道程を見てみると、結構長い距離を移動してきたんだなぁ~。

 

 まずはカイジの地名をタップすると、『転移しますか?』表記だった。行けそうだ!

 

 次にリオの拠点をタップすると『魔力量不足のため転移できません』って表示された。

 

 ということは、距離に応じて魔力消費量が大きくなるという事だ。カイジまではだいたい200kmぐらいだから、ボクの魔力量ではそこまでが1回限りで行けるって事だね。

 

 地名以外で転移ってできないのかな?と思って、縮尺を下げてアクロ温泉近くの街道を適当にタップすると、転移できそうだ。

 

 ただ、ボクたちが通って地図の色が変わった任意の箇所にしか行けなかった。

 

 しかも、この色が変わるのってあくまで街道であって、町の中の他人の家や泊まった宿の部屋は色が変わってなかった。

 

 そりゃそうだよね?別の人が泊まってるのにその部屋に転移なんかしたら大変なことになっちゃうよ!

 

 しかもこれまで行った町でも入街審査してない町は色が変わってない。そりゃ不法滞在になっちゃうしね。

 

 これも神様が調整したんだろうなぁ~。妙なところに気を遣ってるよ、コレ。

 

 あと、見知らぬ土地へ転移ってのは不可能のようだ。まぁ、イメージできないから当然か。

 

 よし!だいたいわかったぞ。温泉街の外ならこの時間だと誰もいないはずだ。試してみようか?

 

 

「リオ、町の外はこの時間誰もいないだろうから試しに転移してみる?」

 

「おう!往復できるなら試してみようぜー!」

 

「うん!じゃあ、リオ!いくよー!!」

 

 

 そしてボクは『はい』をタップした!次の瞬間、目の前の景色が変わって、真っ暗な街道からちょっと外れた場所にいた。

 

 

「やった!成功だよ!!」

 

「すげー!!アキ!これはスゴ過ぎるぞー!!」

 

「神様のおかげかな!じゃあ、元の部屋に戻るよー!」

 

 

 そうして元の部屋に戻ってきた。今お金払って泊ってたら大丈夫なようだ。

 

 ただ、魔力消費はかなり大きかった。今の往復で半分近く消費しちゃった。

 

 これって、変身中なら相当長距離転移が可能になりそうだね!

 

 そうそう、この転移だけど、『往復機能』なんてオプションまであったよ。

 

 つまり、これを事前に設定しておけば復路については、同一地点であれば選択する手間を省けるってことだね。これは変身した時にはもってこいの機能だよ!

 

 う~ん···。チート過ぎる!

 

 ただ、アイリさんですら使うことが厳しい転移を、ポンポン使ってしまうところを見られてしまうと、これもまた危ないよね。

 

 だから、これも『転ばぬ先の杖』ということで多用は厳禁だね。転んだ先の杖で自分が突かれるのだけは避けたいし。

 

 はぁ~、これで一応は解決かな?

 スマホの地図アプリのおかげで難なく転移ができるようになりました。

 ただ、それでも消費魔力量は桁違いに多いことには変わりません。

 そのため、多用は今後もしないですし、いざという時しか使えません。


 確かに便利なんですよね~。一度行ってしまえばすぐに行けるので、これが現実でも使えたら作者はお気に入りの温泉に日帰り旅行に行きまくりますよ(笑)。

 ただ、交通機関は致命的なダメージになるのは避けられないですね。移動も楽しみの一つです。


 さて次回予告ですが、章のタイトルにもあるダンジョンを観光に行きます。

 ただ、この二人はもちろんダンジョンでも酷い目にあってしまいます···。

 ドンドンやる気がなくなっていく様をお楽しみ下さい!


 次は本日の夕方~夜頃に投稿します。

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