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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第4章 温泉湯治とダンジョン観光

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4-6.エーレタニア版Web会議

 本日2話目の投稿ですよ!

 今日はここから!という方は朝に1話投稿してますから、そちらから読んでくださいね!

 スマホにあった電話アプリ。このアプリを使うのは試験通話の時だけだったなぁ。

 

 さて、開いてみようとしたところ、ホーム画面に見知らぬ新しいアプリがまたもや勝手にインストールされていた。

 

 

『ちーむッス!』

 

 

 ···神様?本当に怒られますよ?いいの!?この名前!どうなっても知らないよ!?

 

 まぁネーミングセンスのない名前はおいといて、とりあえずアプリを起動してみると、電話帳と連携しているようでカーネさんとアイリさんとも同時に映像付きで会議ができるようだ。


 もはやなんでもありだな!


 向こうは魔法での身分証提示の方法で映像表示の対応ができるようだ。カード型持ってなくても提示だけなら誰でもできるらしい。

 

 いきなりつなぐのも失礼だから、まずは電話アプリでカーネさんとアイリさんに説明してから相談をすることにしよう。

 

 二人ともに夕食後、午後8時から相談することになった。

 

 今日はアルコールはなしだよ!

 

 

 そして時間になったので、ボクはアプリを起動して二人を呼び出した。

 

 

「アイリさん、カーネさん、お久しぶりです!こうやって顔を見れるのは久しぶりですね」

 

『お元気そうで何よりですわ。まさかこんな方法で遠距離通信が出来るなんて素晴らしいですわね!』

 

『今日は何やら相談したいとの事だったな!何か問題が起きたのか?』

 

「はい。実は···」

 

 

 ボクはこれまでの顛末を話した。

 

 超必殺技を放ったら魔獣が大量に湧いた事、変身の一部始終を見られた事、そしてピムエム皇国のスパイに見られたものの、隠してもらえたけど別の組織に狙われる可能性が高いという事。

 

 そして、ボクが考え出した案についてアドバイスが欲しいという事を話した。

 

 

『大変だったのだな。確かに超必殺技は諸刃の剣だな。お前たちが試験した後の魔獣出現率は桁違いで、何か異変か?と思ったのだが、そういう理由だったか』

 

「それについては申し訳ありませんでした。何ぶん初めてだったので···」

 

『はっはっはっ!!なに、気にすることはないぞ!すでに殲滅してやったわ。久々に本気に近い力を出せて気持ちよかったぐらいだ!!』

 

「···そう言っていただけるとありがたいです」

 

『それにしても、その密偵が言った警告は正しいですわね。時間制限付きとはいえ、変身中の力は脅威ですもの。仮に見られたとしてもあなたたちとバレない策を講じる必要がありますわね』

 

「そうですね。着ぐるみ着ている間は、ボクの顔が竜の口部分に見えてるだけで、他はわからない格好なんですよ。もうちょっと変装できればいいんですけどね」

 

『でしたら、フェイスガードを口に纏えばいかがかしら?目元だけでは表情も全くわからないですし、バレないと思いますよ』

 

『あとは変身シーンと変身解除シーンを見られないような対策だな!変身中にバレないようにしても、その前後を見られては元も子もないぞ!』

 

「確かに···。どこか別の場所で変身するか、ステルスモードになる創作魔法が必要かな?」

 

『ステルスって何ですの?』

 

「姿を見えないようにする事です。カモフラージュに近いですかね?」

 

『それですと、隠れるモノがなければやり辛いですわね。となると、近距離での『転移』が有力でしょうか?』

 

「転移···、ですか?」

 

『リンさんの魔道具屋で体験されたのですよね?あれができれば、現場の外で変身して、転移で現地に向かい、解除の時に再度転移するのですわ。そうすれば見られる心配もないですわね』

 

「なるほど~。確かに有力な手ですね」

 

『ただ、転移は創作魔法でも極めて難しい魔法ですわ。私でも近距離で、魔力消費量が桁違いに大きいから1日に2回も使用できませんわ』

 

「となると、ボクでは厳しいですね···」

 

『そこが問題ですけど、アキさんのスマホでアシストが可能かもしれませんわよ。試してみる価値はあると思いますわ』

 

「あっ!!そうですね!一度試してみますね!」

 

『それと、今後どうするか?だったな!確かにアキの言う通り、力を隠し持ってという作戦が当面は良かろう。

 リオもそうだが、我々にも元とはいえ、整調者(ピースメーカー)の威光にあやかろうというものはそれなりにいるのだ。

 我々は領主という立場ゆえ、そういったものは権力を用いてある程度排除は可能だが、キミたちには肩書がないから、我々がかばおうにも限度がある。

 先ほどのアイリの言った方法でやりくりは可能であろうから、問題が起きるまではこれまで通りで大丈夫だと思うぞ』

 

『万が一どうにもならなくなった場合はカイジに戻って来なさい。我々でなんとかいたしますわ!』

 

「···カーネさん、アイリさん。ありがとうございます!いいアドバイスもらえて助かりました!」

 

『困ったらいつでも相談してくださいな。リオよりはいいアドバイスを差し上げますからね』

 

「なんだとー!?オレだってちゃんとアキにアドバイスしてるぞー!」

 

近くにいるからこそ(・・・・・・・・・)見えないこともありますのよ。アキさんもその事をちゃんと理解して、私たちを頼って下さいね』

 

「ありがとうございます!またお願いしますね」

 

 

 相談は終了した。

 

 とりあえず最初の目標は『転移』の創作魔法だ。

 

 イメージはともかく、理屈を多少は理解しないと魔力消費量がハンパない。

 

 理論的にはワープと同じだろうけど、『空間をΩ状にねじ曲げて、そこに穴を開けて通り抜ける』ってことなんだよね。


 元の世界でもムリに近いのに魔法だとできるのかな?


 う〜ん···。そうだ!スマホでアシストってアイリさんは言ってたね!


 でも、そんな便利なアプリってないよね?


 そう思いながらもスマホをいじりだしたボク。


 すると、地図アプリが気になったんだ。


 以前に魔獣レーダーを開発した時はイメージを地図アプリ上で表現したんだよね。


 じゃあ、転移も同じ要領でできないかな?アドオンはできそうなんだよね。


 ゲームでのファストトラベルっぽくやれないかな?

 とんでもないアプリが神様によって勝手にインストールされてました。

 しかもこの魔法、元ネタのアプリと同様にWeb会議以外にも機能が多数搭載されてます。

 その機能が解放されるのはちょっと後で、とんでもない活躍をします!

 ···名前は本当に怒られないかな?相手が相手だけに作者は気になってしまいますが···


 さて次回予告ですが、転移魔法をスマホのアシストで使えないか?という事で開発しようとします。その結果は···?


 明日も朝と夜に1話ずつ投稿しますので、お楽しみに!

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