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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第4章 温泉湯治とダンジョン観光

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4-3.今日は雨、ゆっくり温泉で静養だ~

 すいません!今日は2話投稿って朝言いましたけど、3話投稿します!

 4-4は今日投稿したほうがよさそうなのでね。ストックは十分あるので問題ないです。

 というわけで、今日は豪華3本立て!

 昔の映画まつりじゃないですけど、3連休の楽しみのひとつとして、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

  グロー歴504年12月31日 雨

 

 実はこの世界に来てスマホに日記機能がある事を知ってから日記をつけるようにしていた。

 

 今まで日記なんて夏休みの宿題で最終日に泣きながら思い出を『捏造(・・)』して書いてたぐらいだったんだよね。

 

 使っているアプリには写真も添付できるものだから、写真も何枚か撮っている。

 

 さすがに人の写真はほとんど撮ってないんだ。カーネさんとアイリさん、あとはリンさんぐらいかな?あまりにもスマホが異質過ぎるからね。

 

 スマホで決済する時ですら驚かれたり不審がられたりしたんだもん。人に向けて写真なんか撮れないよ。

 

 書いた日記はたまに見返すんだよね~。

 

 ···といっても、これまで酷い目にしかあってないから、内容は愚痴ばっかりなんだよね。

 

 それも今はいい思い出···、にはなってないなぁ~、ははっ。

 

 

 なんで冒頭からこんな話かって?今日は雨が降ってるんだよ。しかもちょっと風が強くて天気が荒れている。

 

 ボクの創作魔法を併用した天気予報アプリによると、明日の午後ぐらいまでは荒れそうだ。ここに着くまでは悪くて小雨程度だったから、旅の道中の天気は良かったほうだ。

 

 ボクって元の世界では雨男で、その昔、屋外作業のある日に限って雨や雪が降って、同僚から『げっ!お前がいるのか~、チェンジで!』ってよく愚痴られたなぁ~。ボクのせいじゃないんだけど。

 

 というわけで、今日は久々にゴロゴロしている。

 

 露天風呂もはいりつつ、リオと一緒に電子書籍でマンガを読みつつ、ダラけた時間を過ごしている。

 

 こういう時間も必要だよ?まさに湯治だね!心も体も休める時だって人生に必要だよ?

 

 

「アキー、このマンガって面白いなー!あっという間に時間が過ぎてしまうぞー」

 

「気に入った作品があったんだね?良かったよ~、楽しんでもらえて」

 

「いやー、この戦闘シーンで使ってる魔法なんだけどなー、なかなか参考になるぞー!確かに威力重視だと、魔法を放ち終わった後にスキができやすいからなー。あえて最小限のダメージで耐えることでカウンターを仕掛けてきたシーンなんかは本気で寒気がしたぞー!」

 

「···あ~、そういう事ね。魔法と戦闘の仕方を参考にしてたんだね」

 

「そうだぞー。ってか、アニメもそうだけどアキの世界には魔法は存在しないのに、なんでここまでリアルな描写ができるんだー?まるでここの世界の魔法を見てきたかのような戦闘シーンが多いんだけどなー」

 

「それは、その漫画家さんに聞いてみないとわからないよ。でも、意外とエーレタニアの戦闘に通じるものがあるんだね?」

 

「理屈は同じだからなー。まぁ、普段は魔獣に対してしか魔法を放ったりしないから人間に向かって放つのって、この前の山賊とかじゃないとないんだよなー。だから、こういった人同士での駆け引きってのはオレからするとものすごい参考になるんだぞー」

 

「なるほどねー。ただお話を楽しむだけじゃなくて、リオはさらにその戦闘の駆け引きを楽しんでるんだね。そういう楽しみは考えたことなかったなぁ~。別の見方ができるってのはボクも参考になったよ」

 

「そうだなー!ところで、このマンガの続きってどうなってるんだー?途中までしか読めないんだよー」

 

「ああ、そこが最新刊だよ。···でも、エーレタニアに来てから新作の通知が来なくなっちゃったから、多分もう読めないんだと思うよ」

 

「えーっ!?そうなのかー?この大魔王との決戦を楽しみにしてたのにー!ってか、この大魔王だけどオレたちが討伐したムーオより凶悪すぎるぞー!オレだったら倒すのはムリダナー」

 

「そうなんだ!?でも、実際に大魔王討伐したリオにそこまで言わせちゃうんだから、何だかものすごくリアルに感じちゃうな~」

 

「これはお話の世界だけどなー、本当にこんなのがいたらエーレタニアの整調者(ピースメーカー)では太刀打ちできないぞー!」

 

「ボクたちが変身したあの強さ以上なんだね、あの大魔王!そりゃとんでもないなぁ~。ボクも改めて恐怖を感じるよ」

 

「そうだぞー。まぁ、こっちの大魔王は討伐されたし、当分は平和だから安心だぞー。しかし、もうこの先は読めないのかー。残念だなー」

 

「もし神様に会える機会があったら言ってみたらいいんじゃない?『続きが読みたい!』って」

 

「いや、もうピースメーカーの任を降りたから会える機会はないぞー。ってか、会ってもロクな事がなさそうだぞー。仕方ないから別の作品を読むことにするぞー」

 

「そうなんだね。まぁ、ボクはもし会ったら文句言っちゃうかな?『なんでこんな姿にしたんですか!?』って!」

 

「あー、まぁそういう話になるよなー。多分まともな回答はないと思うぞー。笑って終わりだろうなー」

 

「そうか~。まぁ、いいか。今更どうにもならないしね」

 

 

 あぁ~、ゆっくりしてるなぁ~。これが湯治の醍醐味だよ。

 

 元の世界では、昔の農閑期の農民たちが次の春に向けて静養するのが発祥らしいんだよね。

 

 まさかこっちの世界で体験できるとは思わなかったよ。

 

 これもリオのおかげだね!ありがとう、リオ!

 

 

  グロー歴505年12月33日 晴れ

 

 今日は昨日までの大荒れの天気がウソのような透き通った濃い青の晴天だ。

 

 日本では湿気が多いから、濃い青の空って見れないんだよね。元の世界だとスイスやイタリア行った時かな?ここまで濃い青色を見たのは。

 

 元の世界でテーラーやってる知り合いが、『芸術とかそういった文化がヨーロッパで進んだのは、濃い青色の空があるからだと思うぞ!』って言ってたね。それぐらいきれいだよ!

 

 

 さて、今日は観光地となっているらしいダンジョンを見に行ってみよう!

  

 朝食の時に今日は昼食はいらないと女将さんに伝え、まずは観光案内所に行こうと思って行ってみると、営業開始前だった。

 

 営業開始まで多少時間があったから、呼び出しがあった冒険者ギルドへ行って用事を済ますことにしたんだ。

 

 冒険者ギルドに行ってみたら、そこには先日のパスさんがいたんだ。

 

 

 ···ボクたちを見てビックリしてるけど、なんだかヤバい予感がするぞ?

 今回は宿でゴロゴロしている時に何してるか?でした。

 まぁ、スマホあって電子書籍あったらこうなりますね!

 ただ、リオくんはマンガやアニメの知識をエーレタニアでも活かそう!という視点で楽しんでる様子です。同じ作品でも見方を変えるだけで新たな気付きがあったりしますからね。

 テーラーさんの話が出ましたが、これは作者の本当の知り合いの方が言っていたセリフまんまです。印象深かったので今回使わせていただきました。


 さて次回予告ですが、冒険者ギルドでアキくんたちがいつ訪れるか?ずーーっと待っていたパスさんのお話です。

 この回は作者自身書いた自信が全くなくなるほどの問題回でした。

 どんな内容かは夜に判明しますので、お楽しみに!

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