アキの神様生活-08.救援隊、出動!
※2026/3/22追記
コピーアキくんの関西弁(神戸弁)を強化しました(笑)!
読み返すと標準語に近いんで、続編での関西弁(神戸弁)だらけと違いが大きすぎましたからね。
先日に反撃でエレさんの世界を『ワールド・エクリプス』での乗っ取りが成功して数日後、その要請はいきなり来た!
『おい、アキ?エレのところのナビからGPの借用願が来てるぞ?どうする?』
「まぁ、あれだけ叩きのめして素っ裸状態で創世できないよね?」
『まぁな〜。稼ぐのも元手が絶対に必要だしな』
「よし。10万GP分用意しているって伝えて。利子なしって事も併せてね!」
『そのように伝えておくぜ!しかし···、あれだけキツイお仕置きをしておいて慈悲はあるんだな』
「『追い詰められたキツネはジャッカルより凶暴だ!』って元の世界でも(ゲームで)有名な言葉があるからね」
『···?よくわかんねぇけど、何だそれ?』
「ははは!気にしないで〜。あんまり追い詰めたらダメって事だよ」
まぁ、これは想定内だよ。どこまで巻き返してくるかはわからないけどね。もしかしたら、ボクの方から救援要請するかもしれないしね!
この読みは甘かった···。
その日は学園で授業があったんだ。そんな授業の最中にレオから連絡があった。『あと30分で終わるから』と言って保留してもらったよ。
そして休憩時間に事態を知ったんだ。
『エレのとこのナビから救援要請が来たぞ。なんでも、チート級の武器を持ち込まれて壊滅したんだってさ』
「あぁ~、やっぱ発展させてもGPが不足してるって侵略側にバレてんだなぁ〜。うちにはほとんどないのにね」
『うちはある程度のファイアーウォールを共同で張ってるからな。突破だけでも一苦労だろうしなぁ〜』
「でも、ボクはこの後も授業入っちゃってるから救援には向かえないなぁ〜。どうしよう?」
『アキ!この前創ったコピードールがあるじゃんか!』
「おっと!?忘れてたよ。初めて動かすなぁ~」
『ははは!それだけ平和だったって事だぜ』
ボクは無限収納カバンにしまっていたコピードールを取り出して、鼻の部分にあるボタンを押した。···某ヒーローアニメのマネしてみたけど、怒られないよね?
「やあ!ボクはコピーアキやで~!よろ〜!」
「···なんか軽いなぁ」
「そりゃ人形やし、体重は軽いからに決まってるやん!って!その軽いと違うわ!(ビシィッ!)ははは!」
「···なんだ、このヘタな一人漫才は?いや、そうじゃないけど···」
「わかっとるって!じゃあ、レオと一緒に救援行ってくるで〜!」
若干不安だわ···。しかもなんで関西弁?大丈夫だろうか?まぁ、レオがついてるから問題ないか。
さ〜て!初仕事やな~!れっつごー!
まずはキトニアに行って、総合防衛本部にあいさつに行って、救援用にヒーロー戦隊10部隊と合体ロボも併せてお願いして、了承してもろたで。『悪人が減ってしまってリストラの危機だった!』って事やったから、泣いて喜んでくれたな〜!
ちゃんと見積書ももらったで!緊急案件やから『一社特命(相見積もりせずに指定した1社と契約する方法。要するに言い値)』やけどな!相見積もりやないから。そもそも相手なんておらへんやん!ははは!
次はレオリアやね〜!こっちはロボット兵器が発達しとるから、モ◯ルス◯ツと飛行戦艦を用意してもろたで〜!もちろん、見積書もゲットやで!『実物の的で試射できる!』って喜んどったな〜!
最後はグーレリアで魔法兵団をお願いするで〜!『ちょうどいい試験用の的を用意したで〜。活きが良いから実験にもってこいとちゃうか!?』って言うたらノリノリでOKやったで〜!
ボクって交渉上手やね〜!なんでも商売っちゅーもんは『信用』大事やで。あとさき考えん商売はいずれ破綻してまうからな!
最後に侵略者にボクが『絶対強者』って見せつけるために、金ピカの鎧を創って装着して現地へれっつごーや!
よしよし!敵さんはいっぱいやね〜!観客が多いと殺る気出るわ〜!
おっ!?エレさんとこの中継カメラも来とるな!もっと寄って!ヨシッ!ここで決めるで!!
「待たせたな!!」
これ、実はオリジナル(アキ)本人が言いたかったセリフのうちの一つなんよね〜!ボクが言っちゃったね〜!···キマった!!
「パンツァー、ふぉー!!」
これも実はオリジナル(アキ)本人が言いたがってたセリフやってんで〜。元の世界では、オリジナル(アキ)はお気に入りの某戦車映画(アニメ)を何度も見とったからね~。今回はリアルに殲滅戦やからなおさらピッタリだわ~!ははは!
さ〜て、見事に殲滅したったね~!あとはこの映像を見とるエレさんにトドメ刺したるか!おっ!このカメラでキメよか!コピーやとバレへんようにオリジナル(アキ)本人っぽく話さなな~!演技演技〜。
「ふぅ~。エレさん?今日の遠征費用は後ほど請求させてもらいますね〜!それでは!」
よし、カットォ〜!『これでヨシッ!!』って片足上げて指差呼称して某猫のポーズも決まったな!···完璧やないか!
ほな、帰って報告するで〜!帰りしなに豚まんでも買うてくか~!って!どこに売っとんねん!?(ビシィッ!)
「···おい、コピーアキ?ちょっと調子乗りすぎじゃね···?」
「ごめんごめん~!でも、うちには被害はほぼあらへんし、エレやんに借金上乗せできたし、上出来っしょ!?」
「はぁ~。後でアキに報告するからな」
数日後、授業が終わってリオと帰ろうとした時に、レオはコピーアキと一緒に戻ってきてたよ。なんだかレオが疲れてるけど···、何があったんだろう?
「お帰り、レオ。···どうしたの?疲れ切ってるけど···」
『アキ···。ちょいとコピーが調子乗りすぎたわ』
「えっ!?被害がでちゃった!?」
『いや、そうじゃないけどな。···まぁ、帰ってから映像を見てもらったほうが早いわ。結論言うと救援成功なんだが、エレに55000GPの請求書を送りつけてたぞ』
「···あぁ~。まぁ、それぐらいは···」
「まーたあの神が借金増やしたのかー。もう神の威厳もないなー」
「リオの言う通りだね···。まぁ、ボクも6つの世界の神様だけど、威厳なんてないよ?」
「アキにはその分、人徳あるぞー!アキが創った世界では信仰されてて、教会にアキの大きな像があるんだろー?」
「恥ずかしいよぉ~!仕方なくやってるだけなんだから!」
『ははは!まぁ、時間あったらアキが創った世界を覗きに行こうぜ!』
「そうだね、レオ。次の長期休暇だったら行けるかもね!」
エレさんの救援要請を、若干問題ありだったけど無事成功させたよ。そしたら次の休みの日の午前、エレさんがボクの家に来て土下座して謝罪してきたよ。
「アキくん···。この度は申し訳ない事をした···。許してもらえるとは思ってないが、今できるのがこれで精一杯なんだ···。そんな中で図々しいお願いであるのは重々承知している。救援費用を分割払いさせてほしい!遅延損害金も免除してくれたらありがたいんだが···。聞き届けてくれないだろうか?」
「············」
···うん。自分勝手だな。全部自分で撒いた種が芽吹いて大きく成長しただけなんだよ。『借金』という実がたくさんできちゃったけどね。
ボクは込み上げてくる怒りを徹底的に抑えたよ。そして、しっかりと『誓約書』まで交わして、『呪い』をかけてあげた。『必ず支払う』ってね!
『···アキって怖いなぁ~。敵にしちゃいけないわ〜』
「元の世界でも『仏の顔も三度まで』って言うしね。仏様がこの世界にいるかは知らないけどさ。···これが最後だけど」
『もう十分懲りてるだろうし、アイツのナビはしっかりしてるからな。まぁ、見守ってやろうぜ!』
「向こうが先輩なのになぁ〜」
さすがに今回はエレさんはちゃんと支払ってくれたよ。ちょっとずつだけどね。会うたびやつれてるのが気になるけど···。
そして、レオに救援の状況を見せてもらったら···、コピーアキが思いっきりはっちゃけ過ぎててドン引きしたよ···。
なんだよ!?あの金ピカの鎧は!?どこの星座だよ!?あれだけでめっちゃ恥ずかしいわぁ···。
でも、あいつ交渉上手いわ···。これは使い所次第では有効かな?
コピーアキくんはエレくんをいじる目的で高額な費用を請求していました。アキくんは以前戦争をふっかけられた時は反省目的で、もともと取るつもりはなかったんですよ。
そして救援隊で指揮を執っていたのは実はコピーアキくんでした!アキくんと雰囲気違ってますからね。
さて次回予告ですが、壮絶な借金生活をしているエレくんのその後です。
借金が雪だるま式に増えてしまい、水道は止められ、エレくんは極度の飢餓状態にまで陥ってしまいます。見かねたナビくんがアキくんにさりげなく救助要請をして承諾され、ナビくんはそれを元にエレくんを励まします。
それではお楽しみに~!




