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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第2章 アンペル学園短期留学編

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2-12.合体変身魔法を試してみよう!(前編)

 本日の投稿2話目です。

 ここから読み始めた方は、この前に1話投稿してますので、先にそちらを読んで下さいね~!


 今日は取材旅行と勝手にほざいてフェリーに乗船して投稿しています!

 瀬戸内とはいえ、電波状況はよくないところもあるので、出港と同時に投稿です!

 気が付いたらリンさんの屋敷のリビングだった。

 

 ボクたち、戻ってきたんだね?

 

 うん、懐かしかったよ。そして、元の世界の事をこんな形で紹介できたのはうれしかった。

 

 記憶の中で食事したせいか、今は満腹だよ!酒も残っていてとてもふわふわしたいい気分だよ~。

 

 

「リンさん、ありがとうございました。とても楽しかったです」

 

「それはコッチのセリフさね。最後にあんたたちに出会えて良かったよ。

 

 さて、あれだけ記憶の世界の中でゆっくりしたんだ。こっちの世界も、もう夜だよ。そろそろ帰りな」

 

「リンさん···。本当に何から何までありがとうございました!気を付けて、···元の世界に帰ってくださいね」

 

「アキ···。ああ、そうさせてもらうよ。達者でな!この旅が!あんたの人生で最高な旅になるように!」

 

「はい!」

 

 

 そうしてリンさんのお店からお暇させてもらった。

 

 いろんな情報を得ることができた。これからの旅に大いに役立てよう!

 

 

 そうして領主邸に戻ってきてから、リンさんの家で何があったかを話した。

 

 やっぱりカーネさんとアイリさんはボクとリオの合体変身魔法がとても気になったようだ。

 

 

「初めて聞きましたわね?合体変身魔法だなんて、よほどの条件が揃わないと成立しないでしょうしね」

 

「そうですね。どうも、もうできるみたいなので一度試してみましょうか?」

 

「ええ!ぜひやって下さいまし!」

 

 

 ということでボクとリオの合体変身魔法を使ってみることにした。

 

 と言ってもどうやるんだろう?

 

 リンさんは『リオの力と体をボクの体に宿す』って事だから、ベースはボクになるのかな?

 

 そうすると、ボク自身にリオの力を纏わせるって事だよね?

 

 アニメやゲームで融合変身する時って、確か纏われる側の姿の装備を身に着ける格好になるんだよ。となると、リオも同じようになるのかな?

 

 そうだ!そのアニメ、スマホで見れるぞ!リオと一緒に見てイメージを共通化したらうまくいくんじゃないかな?

 

 

「リオ!合体変身魔法にピッタリなイメージのアニメをスマホで見れるよ!これでイメージを共通化したらいけるんじゃない?」

 

「おおー!そうだなー!いっちょそれでやってみるかー!」

 

 

 というわけで、アニメ鑑賞会が始まった。

 

 昔、日曜朝にやっていた西新宿が舞台のアニメなんだよね~。結構このアニメも設定すごいけど。

 

 カーネさんもアイリさんも興味津々で見ていたね。とりあえず第3クール以降に登場する変身シーンを見てもらった。

 

 

「よーし!このイメージでやってみるぞー!」

 

「うん!でも、掛け声あった方がいいかな?」

 

「そうだなー!どんなのにするー?あのアニメの言葉そのままでやってみるかー?」

 

「それはいろいろとマズイよ!うーん···」

 

 

 変身!とか合体!ってイメージじゃないんだよね。『一体化』かな?イメージとして。それを英訳かなんかにしたらいいかんじにならないかな?

 

 そうだ!スマホの翻訳アプリって、まだ使えそうかな?···いける!なになに、一体化は『integrationインテグレーション』かぁ。なるほどね、積分もインテグレートっていうし、イメージにはぴったりだよ!これでいってみよう!

 

 

「リオ!ボクの世界の別の国の言葉で『インテグレーション』という一体化っていう意味の言葉があるんだ。これでやってみようよ!」

 

「インテグレーションかー、言葉の響きもいいなー!よし!それでやってみるぞー!」

 

 

 そしてボクとリオは目を閉じて魔力を高めていく。

 

 少し離れているけど、リオの魔力の高まりをビリビリ感じるぞ!リオの魔力ってこんなにもスゴかったんだね!

 

 魔力を高めるってなんだか電圧を高める感じと同じ気がするよ。ボク自身もかなり高まってきた感じだ。

 

 その時、アイリさんからちょっとしたアドバイスがあったよ。

 

 

「リオ、魔力を高めすぎですわ。言葉の通り合体技なら魔力も連携させる必要があるように思うので、アキさんの魔力に近づけてはいかがかしら?」

 

「そうだなー!オレが合わせにいった方がよさそうだなー!」

 

 

 アイリさん、ありがとう!なんだかうまくいく気がしてきたぞ~。そうだよ!イメージが大事なんだ!うまくいくって思うことも大事なことなんだよ。

 

 そしてリオの魔力の調整が終わったとアイリさんから言われた。

 

 ボクとリオはお互いを見て、そしてうなずいた!

 

 

「よし!いくぞー!せーの!!」

 

「「インテグレーション!!!」」

 

 

 その瞬間、部屋の中がまぶしい光に包まれた!そして光が収まるとそこには···。

 

 

「やった!やったよ、リオ!成功だよ!!」

 

『おう!なんだか変な気分だけど、不快じゃないなー!なんだかフワフワしてるぞー!』

 

 

 そう!ボクたちの合体変身魔法は成功したんだ!!ただ、合体したボクたちの姿を見たアイリさんとカーネさんは驚きのあまりなのか、呆然としていた。

 

 そう、呆然としていたんだ。思ってたのと違う姿になってるのだ。

 

 

「あのー、アキさん?ちょっとこの魔法はオススメできないような気がするんですが···」

 

「うーむ、確かにすごい魔法だ。ただ、これを外でやるのはちょっと厳しいのではないだろうかなぁ?鏡を見てみればわかると思うんだが···」

 

 

 うん?二人の反応が微妙だぞ?変身はちゃんと成功してるんだけどね。そんなに変な格好なの?と思って鏡の方へ向いてみるとそこには···、

 

 

 白銀竜のかわいい『着ぐるみ(・・・・)』を着たボクがいた。

 

 

 ···パジャマっぽいとある動物のスーツを着た作品は知ってるけど、着ぐるみって作品はあったっけ?

 

 いや、そうじゃなくって!!なに!?着ぐるみ!?どうして!?

 

 某有名RPGのドラ〇ンマスターみたいなかっこいい鎧とかじゃないの!?ボクはそうイメージしたんだけど!?ナンデ!?

 

 するとカーネさんとアイリさんがズバリ正解を言い当ててきた。

 

 

「あー、そういやその着ぐるみって、リオの魂の器にあった竜の彫像を治す時に、アキが練習で作ったリオの姿に似てないか?」

 

「そういえばリオの修復した魂の器の竜の彫像もかわいくなってましたわ。もしかしてそれが影響したのかしら?」

 

 

 ···そうだ、そんな感じがする。えっ!?ということはボクのせいなの!?やっちゃったの!?あれがフラグだったのかーーー!

 

 

「リ、リオぉー、あのー、あのね···」

 

『姿はそんなに変なのかー?とりあえず動いてみたらどうだー?あのばあちゃん、驚異的な力を得れるって言ってたぞー?』

 

「そ、そうだね···。ちょっと庭に出て試してみようか?」

 

 

 リオはお構いなしだった。まぁ、ボクがベースなんだから恥ずかしいのはボクなのであってリオじゃないから···。

 本作はタイトルで謳ってるように『旅行もの』の小説です。

 それなのに!変身してヒーローっぽい路線にリオくんが変えてしまいました!!


 作者:『関係ないやんけ!ボツ!!』

 リオ:『面白そうじゃんかー!やらせろよー。勝手にやるからなー』


というわけでして、勝手に設定を変更してしまいました。

しかし、タダでは転ばない作者は『逆襲』の意味を込めてかわいい着ぐるみにしてやりましたよ!


 そしたらコレも利用されてしまうんですよ···。


 とんでもないキャラになっちゃって嬉しいのか困惑なのか···。


 さて次回予告ですが、カイジの町を旅立って新たな目的地ヘ出発するお話です。

 合体変身の試運転後半もお楽しみに!


※2025/10/04追記

 最初は『合体魔法』としていましたが、のちに『複数人数で魔法を合体させる合体魔法』が登場してしまい、アキくんとリオくんの合体魔法と混同するようになってしまいました。そのため、加筆修正版では『合体変身魔法』の表記に改めていきます。当時は複数人数での合体魔法なんて考えてなかったんですよね~。作者が書く物語は行き当たりばったりなので仕方ないんですけどね。

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