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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第18章(最終章) 未来へ···

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18-10.ラストバトル!

 本日2話目の投稿です。朝に1話投稿してますので、先に読みましょうね~!

「待っていたぞ。お前たちを」

 


 待っていた?どういう事だ?あれだけ魔獣とかけしかけておいて、ムーオは何を考えてるんだ?みんなそう思ってるのか、エイルさんが問いただした。

 

 

「待っていただと?だったらなぜあれほどの妨害をしたんだ?すんなり通せばよかったものを!」

 

「状況が変わったのでね。最初はワールド・エクリプスの儀式を妨害されたくなかったので物量作戦で時間を稼ぐつもりだったのだが···。この世界の神は思ったよりもしたたかだったのでね」

 

「どういう事だ?」

 

「儀式は失敗したのだよ!」

 

 

 えっ!?失敗!?ボクに仕込まれていた『神の力の核』は奪われたはずだよ!?どうして···。そう思ってると、ムーオがボクを睨みつけた!

 

 

「貴様、あの時に半分(・・)しか奪わせなかったな!?まさか抵抗されるとは思いもしなかったぞ!」

 

「えっ!?半分···?抵抗なんてできるわけないじゃないか!?」

 

「···と言うことは元から分割(・・)されていたという事か!···フフフ!ハハハ!!どこまでも余の計画を邪魔しおって!!ここで貴様を待って、再度奪う事もできんとはな!」



 わけがわからないよ···。そんな気持ちをエイルさんが代弁した。


 

「どういう事だ?貴様の企みが失敗だと?」

 

「神の力の核がすべて揃って初めてワールド・エクリプスは成立するのだ。一部でも欠けていれば成立しないのだよ」

 

「では、残りは別の者が持っていると?」

 

「そういう事だ。リアからそこのヤツから神の力の核があるかもと聞いて、龍脈と同化する儀式を中断したというのに、貴重な時間をムダにしたわ!!」

 

「それは残念だったな。大人しく元の世界に戻るつもりはないのだな?」

 

「当たり前だ!多くの神がいて、思い通りにならぬ世界など興味はない」

 

「ムーオ···」

 

「憐れみは侮辱と同等だぞ!ジーン!貴様も同じだ!」

 

「ならば我々整調者(ピースメーカー)が全力で貴様を倒すしかないな。みんな!準備はいいか!」

 

「「「「おう!!」」」」


「貴様らさえいなくなれば、時間をかけて世界を乗っ取れるのだ!!余の目的の踏み台となれぇーー!!」

 

 

 ついに最後の戦いが始まってしまった···。

 

 ここまででボクたちの体力は尽きてしまい、これ以上の支援はできそうにない。でも、新世代組をここまで無傷で万全の状態で連れてくることができた。


 それだけでもボクたちの役割は果たせたよ。もし、新世代組でどうにもならなくなったら介入しよう。それまでは戦いの行方を見守ろう!

 

 

 戦いは熾烈を極めた。

 

 

 5人の整調者(ピースメーカー)をたった1人で相手をしてるのも関わらず、互角以上に押してるんだ!これがムーオ本体の、本当の力なのか···。

 

 ただ、見ているわけにはいかない!ボクたちにできる事をやろう!

 

 

「みんな!回復はボクたちでやろう!後方支援するよ!」

 

「「「「うん!!」」」」

 

「ボクとリオは変身してムーオの攻撃を防ぐよ!リオ、いい?」

 

「おうよ!全力で守るぞー!!」

 

「ありがとう!せーの!!」

 

「「インテグレーション!!」」

 

 

 攻撃とかせずに防御に徹すればまだなんとかなりそうだ。子どもたちも、回復に専念できるなら、まだなんとか動けそうだ!

 

 流れ弾をボクの防壁魔法で防ぎつつ、新世代組が交代交代で回復に来た。フユとナツの合体回復魔法とミルちゃんの魔石のおかげで体力を除いては全快状態だ!

 

 それでもムーオはまだまだ健在だ。···どうなってるんだ?ここまで攻撃を加えてもずっと再生したりして一向に疲れる気配がないんだよ。

 

 ···もしかして、外部に何かつながってる?確かにコイツは本体のようだ。ダミーとは強さのケタが違うからね。

 

 そういえば、ムーオは別の世界の神だ。でもジーンが来た時、力をほとんど持ってないと言った···。

 

 と言うことは、ムーオの力はエーレタニアで得た力だ。その源は···!龍脈か!

 

 それに気づいた時にちょうどデジアさんが補給に戻ってきた。チャンスはここしかない!

 

 

「デジアさん!ムーオに龍脈ってつながってませんか!?」

 

「龍脈が?···そういう事かい!?ヤツの無尽蔵な魔力は!?」

 

「おそらく!切り離せればこちらに勝機が!」

 

「わかったよ!ここでやらせておくれ!かなり集中するからね!」

 

 

 そう言ってデジアさんは集中しだした!

 

 こっちの作戦に気づかれたらマズイね。なんとか4人で時間を稼いで!

 

 その時!ムーオがこっちを見た!デジアさんがやっている事に気付かれた!?血相を変えたよ!!

 

 

「キサマァ!!やらせんぞーー!!」

 

「リオ!スターライトキャノンを撃つよ!!」

 

『アキ!?でも、チャージが間に合わないぞー!?』

 

「構わない!蓄魔の腕輪の魔力をすべて回して!」

 

『その手があったか!オレの分も回すぞー!これで多少はいけるぞー!』

 

「時間稼ぎ目的だからいいよ!いっけぇーー!」

 

『「スターライトキャノンーー!!」』

 

 

 ボクが即席で放つのを見たコルくんは、急いでリナのところにやって来た!

 

 

「リナ!僕たちも!!」

 

「ええ!いいですとも!!」

 

 

 駆けつけながら両腕に魔力を超圧縮して、リナとくっついたところで!

 

 

「「L・Wドラゴンキャノン!!」」

 

 

 そして、それとほぼ同時にフユとナツもトランスして合体魔法を放つ!

 

 

「「いっけぇーー!EX!Wエクスプロージョン!!」」

 

 

 3発の超必殺技を放ってムーオを食い止めた!

 

 耐えきれなくなったムーオは吹き飛ばされた!

 

 そしてその直後!

 

 

「成功したよ!これでヤツは龍脈に関与できないよ!」

 

 

 これで大ダメージを与えても回復はできない。これで勝負は見えたね!

 アキくんから奪った神の力の核は半分でした。そのためにワールド・エクリプスは成立しませんでした。激しい戦いでしたが、ムーオの力を奪うことでバトルは終結しました。あっさりかもしれませんが、これが作者の限界でしたね。


 さて次回予告ですが、ムーオをもとの世界へ送還しようとしますが、その前に神様が顕現します!そして神様がとった驚くべき行動とは!?


 残り3話となりました!明日と明後日は夜21時過ぎに1話ずつ投稿します。お楽しみに~!

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