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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第18章(最終章) 未来へ···

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18-7.ラストダンジョン攻略

 今日も朝と夜に1話ずつ投稿しますよ~!これから買い物に行ってきます~。

 ボクのシールドバッシュで迫りくる敵をドンドン吹き飛ばし、その後ろをみんなが身体強化をしてついてきていた。

 

 まずは最初のモンスターハウスに到着した。まだボクたちの魔力には余裕があったので、ここはボクが決めてしまおう!

 

 無数の魔獣たちが迫ってくるけど、そんなのは関係ない!ただ、大規模魔法が使えないから、ここは魔力剣の剣技で一気にやっつけてしまおう!

 

 魔力剣を10mまで伸ばして、一気に魔力をこめた。そして、剣を···、一気に横薙ぎに一閃した!

 

「秘技!弦月斬・二重(ふたえ)!」

 

 

 振り抜いた魔力剣から斬撃が前方に飛んだ!最初は左から右へ右手だけで薙いだ後、両手で魔力剣を持ち替えて今度は右から左に薙いだ!

 

 1つ目の斬撃が敵を切り裂き終わった直後に2つ目の斬撃が飛び、モンスターハウスの魔獣はほぼ一掃できてしまったよ。

 

 やっぱり変身状態の剣技はチートだわ。

 

 残った魔獣に目もくれず、ボクたちはそのまま突っ込んでいった!次のモンスターハウスは大型魔獣だらけで数は少なかった。これだとさっきの技はちょっと厳しいなぁ〜。


 その時、フユから提案があった。



「パパ!ここからはおれたちに任せて!」


「いいけど、まだまだ先は長いよ?」


「···だいじょぶ。休みながら戦うから」


「そろそろウォーミングアップしたかったからちょうどいいのよ!アキパパ!」

 

「そうだね。アキパパばかりいいカッコさせたくないからね!ぼくたちにもやらせて!」

 

 

 どうしようか?まだ早いような気もするんだけど···。

 

 その時だった。魔獣レーダーに大量の魔獣の反応があったんだ!

 

 もう地上の魔獣がダンジョンに入っちゃった?う〜ん···。この数はさすがに子どもたちに任せるのはしんどいなぁ~。

 

 

「リオ?後続をボクたちで食い止めようと思うけど、いいかな?」

 

『そうだなー!フユたちにこの先を任せても大丈夫だと思うぞー!』

 

「ありがとう、リオ!···みんな!ここから先は任せるよ!」

 

「パパ!?どういう事なの!?」

 

「後ろからとんでもない数の魔獣が入り込んでるんだ。このままだと追いつかれてはさみ撃ちにされちゃうからね。ここでボクが食い止めておくよ」

 

「···パパ1人じゃ厳しくない?」

 

「大丈夫!まずかったら急いで合流して転移で逃げるから。さあ!先に行って!」

 

「わかった。パパ!気をつけて!」

 

「アキさん!よろしくお願いしますね!」

 

「アキ!無理するなよ!」

 

 

 ハルが先頭に立ち、その後ろを変身した子どもたちが、最後尾が声をかけてくれたカーネさんとアイリさんの順で、モンスターハウス内の大型魔獣を攻撃して道を切り拓いていった。

 

 

 ···行ってしまったね。まぁ、このあとリアとアドがいるだろうから、ボクじゃかなわないしね。

 

 子どもたちに任せるのも本来は問題だろうけどね。あの子たちを信じて、ボクはここで魔獣を食い止めよう!

 

 

「リオ、ちょっと大変だけど、よろしくね!」

 

『おう!整調者(ピースメーカー)時代に比べれば楽だぞー!』

 

 

 モンスターハウスで戦うのはマズいから、ボクは狭い通路で戦うことにした。ここなら一度にたくさんは襲ってこれないし、倒した魔獣の体で道を塞いでしまうから、1対多数だと有利なのだ。

 

 じゃあ、始めようか!あんまり派手な魔法は危険なので、ここはリナの魔法を使わせてもらおう!

 

 両腕に魔力を超圧縮し、放つのはドラゴンキャノン!ただし、貫通型氷属性だ!レジストのバトルロイヤルでリナが放ったよね!ここでは最も有効だろう!

 

 

『「いっけぇーー!アイス・ドラゴンキャノン!!」』

 

 

 勢いよくなだれ込んでくる魔獣たちは避けることもできずにアイス・ドラゴンキャノンの餌食となっていった!

 

 さらに貫通型だから肉壁が通用せず、勢いが弱まりにくいから、何百という魔獣が氷漬けにされて通路を完全に塞いでしまった。

 

 魔獣レーダーでは後続がどんどん渋滞し始めた。まるで高速道路の事故渋滞のような様だったよ。

 

 ふぅ~。これでしばらくは時間が稼げるね。そう思ったのがいけなかったようだ。魔獣レーダーを見ていると、少しずつ前進し始めていたんだ!

 

 氷漬けの魔獣たちの後ろが赤く輝き始めた!どうやら炎を吐く魔獣が氷漬けの魔獣もろとも灰にさせてるようだ!

 

 おぉぅ···。とんでもないやつだなぁ~。じゃあ、これも使っとこう!フユが使った電子レンジの魔法だよ!

 


『「マイクロウェーブ!!」』

 

 

 もちろん!これも電磁波兵器だから貫通型だ!目の前にいた魔獣は距離にして200m以上が一瞬で蒸発してしまった!

 

 まだまだ来るぞ!さっきと同じ要領でアイス・ドラゴンキャノン貫通型を放ち、通路を塞ぐ。

 

 ···体力的にキツいなぁ~。魔力はミルちゃんの魔石のおかげでまだまだ大丈夫なんだけどね。

 

 でも、ここから先は絶対に通さないよ!!


 

 

 パパとリオパパが後ろを食い止めている間、おれたちは先へ急いだ。ママが先頭で、その後ろにオルさんとネータさんがいるんだ。ワナをいち早く察知して回避するためだ。

 

 

「「「···ストップ!!」」」

 

 

 ママとオルさんとネータさんが同時に叫んだ!全員が止まったよ。ワナがあったようだ。

 

 

「···ミルちゃん。この爆弾、解体して」

 

「え?あ〜!こんなところにありますね~!よくわかりましたね~!」

 

「これは魔力センサーだな。よくあるトラップだぜ。ただ、爆弾を先に解体できるなら意味はなくなるな。昔はリオがよく引っかかってたなぁ~!」

 

「ハルちゃんも、私とオルと同じタイミングで気づくなんて、さすがね~!」

 

「···この程度は。ここから先へは行かせたくないようだね」

 

「どちらかと言えば時間稼ぎかな?儀式を完遂するまでのな」

 

「ここからはさらに慎重に行くわよ~。歩いていきましょ」

 

 

 ママとオルさんとネータさんが方針を決めている間にミルは爆弾を解体したんだけど···。またもやとんでもない量の高純度魔石に埋もれかけていた。

 

 とりあえずこっちの魔力回復に役立つので、大雑把に回収しておいた。

 

 その先にも似たようなトラップが仕掛けられていたけど、すべてママとオルさんとネータさんが見つけてしまった。

 

 

「俺の出番ないじゃんか···」

 

「···ベテランに任せるのも大事。···発見方法やワナの解除方法をみるだけでもナツは勉強になってる」

 

「···そうだな。考え方次第だな」

 

「···それに、ヨウの出番はまだ後。今じゃない」

 

「確かに。大魔王と戦うまでは温存しておくのが今の俺の仕事か」

 

 

 出番がなくてがっかりしているヨウくんだけど、そこはナツがフォローしちゃったね。ナイスフォローなんだけど、ちょっと気に食わないんだよな···。

 

 これまでに解体した爆弾は5個。とんでもない量の魔石が手に入っちゃったから魔力に関してはもう使い放題でも大丈夫そうだね!

 

 モンスターハウスについてはおれたちですべて駆逐しておいた。変身して連携してしまえば、この程度はなんとかなってしまうね!

 

 

「素晴らしい連携ですわね。私たちと試合した時に比べてさらに動きも威力も上がってますわ」

 

「ありがとうございます、アイリさん!カーネさんとも試合したおかげですよ!」

 

「ははは!あの試合はいい影響を与えたようだな!」

 

 

 そうして進むこと1時間半、ついに最奥の手前まで来ることができた。

 

 そこにたちはだかるのは···、リアだった!

 狭い通路で戦うのは定石ですね!某武器屋のダンジョンでも通路に誘い込むのは定番ですし(笑)!

 そして、アキくんは後続を自分で断つという方針を取りました。この先は子どもたちに任せても問題ないと判断したためですが、ここがアキくんとリオくんが子どもたちを信頼しているという証なんですよね。


 そしてヨウくんは斥候としての出番を奪われました(笑)!大丈夫!キミの出番は番外編でかっこいいシーンをちゃんと用意してあるからね!


 実はここから4話が非常に難関でした。どう書けばいいのかわからず、さらにどうやって倒すのか?その根拠は?って考えざるをえず、勢いに任せて書けなかったんですね。

 そのために『最終話から逆に書く』という、トンネル掘削方法と同様の方法で書いた場所です。こんな書き方をする小説家はほとんどいないでしょうね!

 『書けないトンネル』貫通後も推敲してだいぶ加筆修正しましたよ。今読んでも十分納得できる内容になって満足しています。


 さて次回予告ですが、たどり着いた先にはリアがいました。こちらが相手するのはアイリさん。ただ、アイリさんはここでこれまでムーオがどうしてこんな行動に出たのか?本作の謎をすべて解き明かそうとします!そしてリアとの決戦の結末はいかに!?


 次回は本日夜に投稿します。お楽しみに~!

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