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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第17章 王都繚乱

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17-11.本当にアニーがいたーー!!

 本日も2回投稿しますよ~。

 昨日のあとがきで予告した通り、本日は明日の仕事に向けてエクストリーム出社を実行しており、伊丹空港のラウンジから投稿してます。


「リオ!いくよ~!」

 

「おう!ゆっくり寝れなかった恨みを晴らすぞー!!」

 

「それはどうかと思うけど···。まぁ、いいか!せーの!!」

 

「「インテグレーション!!」」

 

「わたしたちもいくわよ!コルのカタキ(・・・)を取るわよ!!」

 

「姉ちゃん!コルは生きてるって!!使い方間違ってるよ!でも、いつでもいいよ!」

 

「おれたちでどこまでできるかわからないけど、やれるだけやるよ」

 

「···バカの出番を潰すよ。せーの!」

 

「「「「エヴォリューション!!」」」」

 

「···ナナ、今回もパターンNで。外壁に近付けさせないよ」

 

「はいな~!ちゃっちゃと片付けてさっさと帰るわよ~!」

 

 

 こうしてボクたちは戦闘態勢に入った。

 

 すると、外壁上にいた兵士さんが騒ぎ始めた!!

 

 

「「「本当にアニーがいたーーー!?!?」」」

 

「やったぞー!!これで勝つる(・・・)!!」

 

 

 ブフーーー!!


 ボクはそれを聞いて思いっきり吹き出した!!


 ···あぁ~、そう来たかぁ〜。まぁ、ボクって気づかれないだけマシか?

 

 それと誰だ!?もう勝利を確信しちゃってるのは!?こっちもそうしたいのは山々だけど、予断を許さない状況なんだけどなぁ~。

 

 

 まぁ、今回はミルちゃんの大量の魔石があるからボクたちはほぼ固定砲台だ。作戦は『ガンガンいこうぜ』だ!···まんまだなぁ~。

 

 

 さあ!始めようか!

 

 ボクは氷魔法で巨大プリズムを3つ精製し、リナとフユに渡した。まずは広域殲滅からいくよ!

 

 

「まずはわたしたちよ!ケン!いくわよ~!」

 

「うん、姉ちゃん!せーの!!」

 

「「Wドラゴンキャノン!!」」

 

 

 今回は貫通型爆裂系付与だ!消費魔力量無視なら最強だね!

 

 放ったドラゴンキャノンはプリズムに当たると100以上に複製されて四方八方ヘ飛んでいき、

 

 ドドドドーーーン!!!

 

 と、通過していった場所に大爆発を起こしていた!···もはやマップ攻撃だよ。

 

 次はフユとナツだ!雷属性を放つ気みたいだけど···、見たことないよ?

 

 

「ナツ!」

 

「···お兄ちゃん!せーの!!」

 

「「Wマイクロウェーブ!!」」

 

 

 ちょっとーー!?放った光線はプリズムに当たって乱反射してこちらも四方八方に飛んだ!

 

 しかも、飛んだ先では射線上にいた魔獣は一瞬で跡形もなく蒸発しちゃった···。

 

 これって電子レンジの応用だよね?電磁波兵器を雷魔法で再現しちゃうの?本来見えないはずなんだけどね?

 

 元の世界でフユが電子レンジに興味持ったせいだな!ボクでもその発想はなかったし、これは危険すぎるぞ!?

 

 いや、そんな悠長な事は言ってられないぞ!後で説得するとして、それじゃあボクもやりますか!

 

 子どもたちが放った広域殲滅魔法の余剰放散魔力をかき集めて、ボクの最強魔法を撃ち込もう!

 

 モフモフの翼が青白く輝き始め、発射準備完了だ!プリズム付きだから、史上最高威力になるぞ!さあ、いこう!

 

 

『「ひっさーつ!!スターライトキャノン!!」』

 

 

 撃ち出したスターライトキャノンがプリズムに当たり、複製されてこちらも四方八方に飛んでいった!

 

 

 合計3発の超必殺技を撃ち込まれて魔獣の集団は半分以上が蒸発し、残りの7割近くが戦闘不能レベルの重傷という結果になったよ。

 

 残りは現在ハルが外壁に近い魔獣から順次狙撃していっている。

 

 ···狙撃って言うか、乱射に近いんだけど、全弾命中しちゃってるんだよね。ハルさん、マジでパネェっす!

 

 まずは初撃は成功だ。次は各個撃破かな?そう思ってると、

 

 

「やっぱりあのお話は本当だったんだーー!」

 

「これが本物のアニーか!いいもの見ちゃったぜ!!」

 

「オレ、帰ったら先日の劇場の近くにいた商人(・・・・・・・・・・)から買った『ロットナンバー付きのプレミアアニー着ぐるみ』着て寝るんだ!大事に取っておいて良かったぁ~!」

 

「オレも先日の劇場の近くにいた商人(・・・・・・・・・・)から買った『着ぐるみアニーの会員限定(?)プレミア抱き枕』抱いて寝るぞー!」

 

「オレだって、おっさんだけど先日の劇場の近くにいた商人(・・・・・・・・・・)に発注した『完全受注生産!等身大モフモフぬいぐるみアニー』が届いたら抱くぞ~!」

 

「かわいいよアニー!かっこいいよアニー!強すぎるぞアニー!」

 

 

 ···聞かなかったことにしよう。ボクの精神衛生上よろしくないわ。

 

 ってか、グッズ商法やり過ぎだろ!?なんだよ!?ロットナンバー付きとかプレミアって!?

 

 さらに抱き枕や等身大ぬいぐるみまであるのかぁ~···。ボクじゃないにしても気分悪くなってきたわ···。


 ···んっ!?っていうか、劇場の近くにいた商人(・・・・・・・)って、それって海賊版だろ!?違法じゃないか!取り締まれよ!!お前らの仕事だろ!

 

 みんなはちゃんと正規品を買うんだよ!じゃないと、ボクみたいにダメージを受ける人がいるんだからね!

 

 

『どしたー!?デバフかけられてないけど魔力の圧が下がってるぞー!?』

 

「いや、なんでもないよ···。ちょっとだけ神様にブチギレしたい気分になってきただけだよ」

 

『···?よくわからんが、まだまだ魔獣の侵攻は続いてるぞー!気を抜くなよー!』

 

 

 そうだった。気を取り直して、外壁の外を見ると、まだまだ魔獣がやって来た。どんだけいるんだよ?

 

 

「リオ?昔もこんな感じだったの?」

 

『昔よりはるかに多いぞー!まー、今回は魔法撃ちっぱなしでいけるから楽だぞー!』

 

「そう!でも、キリがないね!」

 

『今も湧いてるのかもなー!でも、湧く量よりも倒す量が圧倒的だから、潰せるだけ潰すぞー!そうしたら新世代は楽だしなー!』

 

「そうだね!アドかリアがいるんだろうけど、そっちは任せるか!まだまだいくよ~!リオ、よろしくね!」

 

『おうよ!任せておけー!』

 

 

 さらにボクも子どもたちもやりたい放題撃ち放題で蹂躙していき、30分ほどでほぼ殲滅を完了した。···寝起きでこれだけ暴れるとしんどいよ~!

 

 魔獣の亡骸の量がすさまじかったので、衛生上よろしくないだろうからクリメイションの火魔法で焼き尽くしておいたよ。迷惑だなぁ~!

 

 さすがに無限に近いほど魔力がある中で魔法をぶっぱなし続けたために子どもたちも疲弊しきっていたよ。

 

 

「つ、疲れたぁ〜!」

 

「···ナツも」

 

「いくら魔力を回復できても、体力的にこれ以上はムリだわ~!」

 

「ぼくも···。とりあえずはもう大丈夫かな~?」

 

 

 まぁ、こうなるよね。でも、10万を超える魔獣を短時間で殲滅できたのは良かったよ。超遠距離攻撃の撃ちっぱなしはチート過ぎるわ。

 

 ただ、これだけ超必殺技を撃ちまくっちゃったから、ここら一帯の黒魔力濃度は半端なく上がっちゃってるだろうなぁ~。街中で魔獣が湧きそうで怖いなぁ~。

 

 ···もしかしたら!それが狙いか!?

 

 でも、この状況下でこれを回避するのは不可能だよ。近接戦闘だったら新世代チームのように、こっちにも被害は出ちゃうしね。

 

 ここからはゲリラ戦になっちゃうなぁ~。カーネさんたちはどうなってるのかな?

 ミルちゃんの大量の魔石のおかげで魔法撃ち放題になったアキくんたちに敵はなかった(笑)!本作史上最大の無双状態でしたね!フユくんとナツちゃんは新魔法を披露しちゃいました。これはかなり危ない即死級の魔法なので、アキくんとしては使うのは勘弁してほしいところです。


 そして、ついに神様の目論見通り、アキくんが変身しても『白銀竜の着ぐるみ少女の冒険譚』の主人公アニーちゃんと誤解されました!アキくんのプライバシー保護は完璧ですね!ただ、アキくんの精神的ダメージはかなり大きかったようです···。ちなみに第13章22~26話でこの着ぐるみを来た子が何度か登場してますね。あれは加筆した伏線でした。

 あまりの人気の高さから、海賊版グッズがリアルに問題になっている事も判明しました。劇団長のタクトさんはとんでもない心労を抱えてしまってるんですよ···。


 さて次回予告ですが、司令官に殲滅の報告と海賊版取り締まりの依頼をした後、アキくんたちは城に戻って休息します。街中に対してはカーネさんたちとユキちゃん率いるリム流の人たちが魔獣掃討をしており、戻ったところでアキくんはあいさつをします。

 そして部屋でひとりになったアキくんに思わぬ来訪者が!?


 次回は本日夜に投稿します。どこからの投稿でしょうね?お楽しみに~!

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