【出てきた登場人物およびその他設定紹介（第16章まで）】
本日朝に第16章は完結しました。昼にはネタバレ集を投稿しています。
こちらは設定資料集です。ちょっと少ないですがお楽しみいただければ幸いです。
※ここではこの章で登場した人物や作中の設定をまとめて紹介しています。また、本編では説明しきれなかったネタバレにはならない裏設定も公開しています。
本編ではありませんので、読み飛ばしていただいても大丈夫です。
1.登場人物
ミル
浮遊大陸に住んでいる金竜一族の女の子。
寝相がリオ並みに悪かったため、浮遊大陸の端っこで昼寝をしていたら落っこちてしまったドジっ子。
集落では落ちこぼれとして扱われて何もさせてもらえない状況にあったが、実際には自分自身の能力を引き出しきれてなかっただけだったため、リオとナナによって才能が開花した。
触れたものに対して魔力防御無視で魔力を吸収するというレアな特殊能力を備えており、吸収して余剰となった魔力は高純度の上級魔石に変換できる。
父アブルに諭されて地上で暮らすことにした。
アブル
ミルの父親で、浮遊大陸の警備隊であるガーディアンの総隊長を務めている。
実力は金竜では最強であるが、リアが呼び寄せた大量の魔獣によって瀕死に追い込まれてしまった。
ミルに対してはいつも自分と比較されてつらい思いをさせてしまってる事に悩んでいたが、リオたちによってミルが自分自身の力に目覚めたと知り、このまま集落にいてもいい事はないと判断してリオたちに預けることを決断した。
2.浮遊大陸について
浮遊大陸はエーレタニアの上空を、嵐を伴う低気圧をまといながら宛もなく飛んでいる。
地上からはステルス迷彩と雲によって姿が全く見えないため、地上では存在すら知られてない。
完全な鎖国状態なので、地上との行き来はできないし、行く手段すらない状態になっている。
異世界からの侵攻とムーオが乗っ取った空中庭園は、急造されて浮遊大陸の一部分だったものが切り離されたものだった。
その正体は神が地上にいた生物を救うために作った大陸で、いわゆる『ノアの箱舟』だった。
地上が荒廃していた際に救出したために古代文明がそのまま残った状態になった。
地上との行き来が途絶えたというのは、浮遊大陸があまりにも快適な環境なので引きこもってしまったのが真実だったりする。
現在では地上が発展したために時代遅れの技術となってしまっている。
金竜一族は外敵から浮遊大陸侵入を阻止するための警備の任務を背負っていた。
3.新規登場魔法
魔力吸収（魔力防御無視）
ミルに秘められた特殊魔法。
魔力吸収は他の人も可能だが、通常は体内の魔力によって防御があるため、吸収する速度や量に限度がある。
しかしミルは非常に強力で、魔力防御を完全に無視して急速に吸収してしまう。これは魔道具にも共通している。
なお、ミルの魔力量を超える分については高純度の魔石として、ミルの翼から排出される。
高速飛行魔法
アキが飛行機の概念と航空工学を応用して開発した魔法。
ミル以外は全員飛行機に乗ったことがあったのと、ケンが羽田空港の売店で買った資料があってイメージがしやすくなっていた事もあったせいか、短時間で習得してしまった。
ミルに対してはケンが羽田空港の売店で買った飛行機の模型を元にして教えている。
離着陸に関しては通常の固有魔法である飛行を使用し、ある程度の高度でジェットエンジンの魔法を使用して一気に加速して飛び立つ方法を採用しており、アキの世界であった垂直離着陸機と同様の手法である。上空では固有魔法の飛行による乗員保護魔法によって与圧及び空調が行われている。
飛行機と同じ速度で高高度を飛べるため、固有魔法の飛行よりも速度は20倍弱速くなり、高度は50倍近く高く飛べるようになった。
消費魔力量としては固有魔法の飛行よりも多いが、距離当たりの燃費がいいため最大航続距離は10倍以上となった。
なお、飛行制御については固有魔法の飛行と同様に翼・足・しっぽで行っている。
また、翼を持たないアキたちに関しては魔法で翼などを無理やり再現することで飛行を可能としたが、その分消費魔力量が多くなるので長時間の飛行はできない。
なお、白銀竜での固有魔法の飛行は短時間しかできない理由は戦闘用に曲芸飛行をいつでもできるようにしているためで、高速飛行魔法展開時はこのような特殊な飛行ができないために長時間の飛行が可能となっている。
フライトナビ
アキが飛行用として地図アプリに新機能を搭載するために編み出した新魔法。
みんなに使用してほしいためにアプリ化したところ、神により審査を受けて100ジールの買切りアプリとなってしまった。
機能としては目的地を事前に登録して距離と方向を定め、現在地・目的地までの距離と所要時間・対地速度・上昇率・レーダー機能が備わっており、音声入力にも対応している。
人型モードでアプリを起動して、飛行中は目の前にヘッドアップディスプレイが表れて逐次確認ができるようになっている。
ちーむッス！のアプリとも連動が可能で、ほかの人の表示をちーむッス！の画面に表示させることができる。
これにて第16章は完全に完結です！ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
この後、第17章『王都繚乱』全22話が始まります。物語は終盤を迎え、これまで力を蓄えてきたムーオからの猛攻がついに始まり、アキくんたちと激突します！
第1話は今後についての作戦会議を皇国とカーネさんとアイリさんがいる領主邸でします。
次回は本日夜に投稿しますので、もうしばらくお待ちくださいませ～！
