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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第16章 浮遊大陸編

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16-5.任意の場所から魔法を展開してみよう!

 今日から3連休ですね!ただいま乗船しているオーシャン東九フェリー様のフェリーびざんは新門司港に着岸直前です。下船準備しつつ投稿していますよ~!

 リナが張り切って朝食を作ってくれたおかげでボクは朝食を5人分作ればいいだけになったので、楽ができたよ。

 

 さて、朝食を作りつつ12人分のお弁当を準備しよう。かなりの量だから大変だと思うでしょ?今回は···!元の世界で買い込んだ冷凍食品を使うのだ!

 

 たっぷり神様に関税払ったんだ!こうやって有効に使わないとね!

 

 ···えっ!?関税払ったのはお前じゃなくてハルだろ!?だって?···もちろんハルには感謝してます。ちゃんとサービスしてるよ?詳しくは言えないけど。

 

 

「ふわぁ~。パパ、おはよう」

 

「···おはよ」

 

「おはよう、フユ、ナツ。もう出来てるから朝風呂入って目を覚ましておいで」

 

「「うん。わかった〜」」

 

 

 そしてハルもサキちゃんも起きてきて、朝食を食べたんだ。

 

 

「パパ?今日も実験なんだよね?」

 

「そうだよ。まぁ、今日にはある程度めどが立ちそうかなぁ~?」

 

「···ナツも飛べるようになれる?」

 

「実は可能性としてはあるんだけどね?魔力消費量がハンパないと思うんだよね」

 

「じゃあ、おれも飛べるかもしれないんだね!?」

 

「無理じゃないけど無茶なところだなぁ~。課題も多いからボクも試してないんだよ。10年前には考えついてたんだけどね」

 

「難しそうなんだね?」

 

「そうだね。ボクの元いた世界でも空を飛ぶってのはかなり危ない事だったからね。飛行機も何度も墜落してたくさんの犠牲者がいて安全な乗り物にはなったんだけど、それでも墜落したりするんだよ」

 

「···でも、挑戦してみたいね」

 

「そうだね!リナとケンと一緒に飛んでみたいよね!」

 

「···よし!そっちの実験もちょっとやってみるか!」

 

「「おー!」」

 

「いや、実験はボクだけだよ。フユとナツはある程度方法が固まったら挑戦してもらうからね」

 

「「え〜〜!?」」

 

「···アキは二人の事を思って言ってるんだよ。困らせないの」

 

「「···はーい」」

 

「アキさん!アキさんの世界で乗った飛行機って、実現できますか?」

 

「難しいと思うよ?できなくはないと思うよ」

 

「···わかりました!」

 

 

 サキちゃんは何か思いついたのかな?まぁ、多少は技術協力はできるから、要請があったら手伝ってあげるか。

 

 さて、こちらの朝食を終えて準備もできたので、リオの家に行った。そしたら、リオはもう準備万端だった!···何があったんだ?

 

 

「リオ?今日は調子良さそうな感じだけど、どうしたの?」

 

「おー、実はなー。今日はリナが起こしに来たんだけど、その時に口に入れれるだけパンを突っ込まれたんだなー。息苦しくて目が覚めたんだけど、その時にパンを食べたからか、目覚めが良かったんだなー」

 

 ···ただ単に寝起きでパン食べたからでしょ?これもみんなマネしちゃいけないよ!食い意地はってるリオだから窒息せずに済んだんだからね!···それでいいのか?

 

 みんな準備万端のようなので、まずは町の外に出よう。街道から少しだけ外れたところに、いつも訓練してる広場があるんだ。

 

 ここは周囲が背の高い木で囲われているので、リオが結界を張るとまず何してるかはわからないんだよね~。

 

 さあ、実験を始めようか!

 

 

「リオ、今日試したいのは手や足といった部位からじゃなくて、体全体から魔法が出せないか?それと、体から離れた場所で魔法を発動できないか?ってところだね」

 

「あー、そういうことかー!足とかから魔法を出すから大きくフラつくんだなー!できるけど、ちょっとむずかしいぞー」

 

「でも、結界魔法とかも指先とか手のひらからの展開じゃないんだから、それを応用できないかな?」

 

「おー、そこはイメージ次第になりそうだなー」

 

「あと、揺れを制御しないといけないね。昨日の勉強会で説明したけど、ローリング(X軸方向)・ヨーイング(Y軸方向)・ピッチング(Z軸方向)の3方向の揺れの制御ができたら完璧だね!」

 

「···そこの部分は寝てたから覚えてないぞー?」

 

「じゃあ、あとで補習だね」

 

「正直に言ってしまったから墓穴掘ったぞー!?」

 

「いや、それは寝てたアンタが悪い!···あたしは聞いてたけどわからなかったわ~」

 

「じゃあ、二人とも後で補習ね。できなかったらボクの夕食抜きで」

 

「おーし!やったるぞー!」

 

「あたしも頑張るわよ!アキの夕食がいただけるならね!」

 

「···そんなにリオの料理を拒否するかぁ~」

 

 

 まぁ、その部分は固有魔法の飛行でカバーできるかな?じゃあ、まずは結界魔法の応用で風魔法を体から離れた場所に展開して一方向のみに噴き出すように放ってもらおう!

 

 

「むむむー!」

 

 

 一応魔法を放つ事ができたけど···、勢いが弱いなぁ~。どうも魔力消費量も勢いを強めると多くなってしまうようで、とても固有魔法の飛行には及ばなかった。

 

 う~ん···。あとは昔ピムエム皇国で空飛ぶ魔獣を吹き飛ばしたジェットエンジンの魔法だなぁ~。炎系魔法だけど、いけるかな?

 

 

「リオ、覚えてる?昔皇国で変身して空飛ぶ魔獣を吹き飛ばしたでしょ?」

 

「おー、あれなー!あれでやってみるかー?」

 

「かなり勢いがキツいから気を付けてね!」

 

 

 リオは覚えてくれてたようだね!変身中はボクが魔法を行使してリオは魔力操作のサポートに徹しているんだ。だからどんな魔法でどう魔力を使用したらいいかがわかってるはずだ。

 

 そしてリオは魔法を展開した。すると···

 

 

「それー!···うわぁーー!!」

 

「リオー!飛ばしすぎぃー!!」

 

 

 ···あっという間に離陸して急上昇したけど、すぐに失速して急降下し始めた!···気を失ってる!?マズい!

 

 そう思った瞬間、ナナとリナとケンが竜モードになってリオを助けに行った!なんとか3人でリオを掴まえて無事着陸できたよ。

 

 あ~、やっぱり300t超えの飛行機の機体を一気に加速させる力だからなぁ~。あの時は魔獣を吹き飛ばしたけど、リオの体重だと軽すぎたんだ。

 

 ···超小型化したジェットエンジンでも出力がありあまるよなぁ~。小型ジェット機でも最大離陸重量が30tぐらいあるしね。極小化するしかないか。

 

 しばらくしてリオは目を覚ましたよ。

 

 

「···あー、あれ?オレどうしたんだー?」

 

「ジェットエンジンの出力がデカすぎて急加速して失神しちゃったんだよ」

 

「はえー!そんな事があるんだなー!」

 

「ブラックアウトって現象だよ。急激な加速を受けると体の中の血が全身に回らなくなっちゃうんだよ。ひどい時は回復不能になっちゃうんだけど、やっぱりドラゴン族だから問題なさそうだね」

 

「怖いなー!飛んでる時に気を失っちゃったら、いくらドラゴン族でもタダじゃ済まないぞー」

 

「ごめんね。ちょっと説明不足だったかなぁ~?」

 

「いや、大丈夫だぞー。とりあえずコツはつかんだから、もうちょっと練習してみるぞー」

 

「無理ない範囲でね」

 

「アキパパ!わたしも練習してもいい?」

 

「いいけど···。さっきのリオみたいに危ない目にあうかもしれないよ?」

 

「わかってるわ!ただ見てるだけじゃつまらないしね!」

 

「気を付けてやるんだよ。最初は出力をできる限り絞って、慣れてきたら少しずつ強くするんだよ」

 

「わかったわ!」

 

「リナ!僕もやってみたい!」

 

「コル、いいわよ~!一緒にやってみましょうか!」

 

「アキパパ!ぼくもやってみていい?」

 

「ケンもやる気なんだね。気を付けてやるんだよ」

 

「うん!ミルもやってみない?」

 

「私も?···うん。ちょっと興味あるからやってみるね」

 

「そうなるとあたしもやってみますか!リオ!あたしもサポートするわ!」

 

「おう!これができたらすごい事になりそうだなー!」

 

 

 こうしてコランさんを除くドラゴン族のみんなはジェットエンジンの魔法を任意の場所から展開するという、かなり難易度の高い事を訓練するようになったんだ。

 ジェットエンジンは小型でもパワーはすさまじいです!大型機についてるエンジンだと、ちょっと吹かしただけで大型トラックが紙のように吹っ飛ばされるんですよ~。ですので、飛行機よりも軽量な竜モードのリオくんだと、とんでもない勢いで飛んで行ってしまうんですよね。


 ただ、これによって高速飛行魔法の実現に一歩近づきました。あとはアキくんのいう通り揺れの制御ができれば安全に飛行が可能となるでしょう。完成まであと少し!


 さて次回予告ですが、リオくんが試験飛行を行います。結果はいかに!?

 次回は本日夜に投稿します。お楽しみに~!

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