15-19.今日ばかりは神様に感謝かな?
本日2話目の投稿です。朝に1話投稿してますので、先にそちらを読まないと『あれ!?いつのまに北海道に!?』ってなりますからね。
今日は本当に暑かった···。北海道も道東や道北じゃないと涼しくなくなってきましたが、行きたいなぁ~!
「着いた~!」
「···今回は長かったね。ナツもちょっと疲れた」
「でも速かったわね~!」
「乗り心地よくて、ぼくはちょっと寝ちゃったなぁ~」
「みんなお疲れ様!ここからはまたレンタカーで移動するからね。ホテルまではちょっと離れてるけど、もう少し我慢してね~!」
駅前にあるレンタカー屋さんまで歩いて向かい、車でホテルに向かった。···ここもボクが泊まりたかったホテルなんだよね。なかなか高いから泊まれなかったんだけど、今はそこそこ稼げるようになったからね!部屋はファミリータイプがあったから、今回は大人組と子供組に分かれたんだ。ちなみにホテルに向かう道中でボクは缶チューハイをコンビニでしこたま買い込んでおいた。
チェックインして部屋でちょっとくつろいでから温泉に入り、夜はボクもお気に入りの有名な弁当屋さんで弁当を買い、部屋で食べることにしたんだ。駅弁と違ってあったかい弁当はまだ体験してなかったからね。
さて!今回は部屋でくつろぐだけじゃないんだ!今から出かけるよ~!
「これからあそこの山の頂上から夜景を楽しんでもらうよ~!」
「今までいろんな夜景を見たけど、ここは違うの?」
「お~!フユはいいとこに気づいたね!まぁ、それは行ってからのお楽しみだよ。さあ!ロープウェイに乗ろうね~」
今は結構晴れ渡ってるからいい景色が見られそうだよ!そのせいか、観光客が多すぎて並んじゃったよ。
ぎゅうぎゅう詰めのロープウェイに乗って頂上に着いた。展望台へ向かうと···!
「きれいね~!」
「···泊ってる宿はあのあたり?」
「海の上も船の光がいっぱいあるね~!」
「夜中飛んだらエーレタニアでもこんな景色が見えるのかな~?」
子どもたちは夜景の素晴らしさにはしゃいでいた。周囲にはカップルもそこそこいていい雰囲気になってるね。···ボクもハルと手をつないで静かに夜景を楽しんでいたんだ~。ボクたちもいい雰囲気でしょ?ちなみにリオはあんまり興味なさそうにしてたので、ナナに呆れられていた。まぁ、わかりきってたから怒ってなかったけどね。
ホテルに戻ってからまた温泉に入ってのんびりとしてから寝ることにした。おやすみなさーい!
翌日。
「リオ!起きなよ~!朝食行くよ〜!」
「ぐぉー、ぐぉー···。ん~~」
「目覚ましセットし忘れてたからなぁ~」
「アキ〜?とっておきの起こし方があるわよぉ~」
「ナナ?それってリオの取説にある方法?」
「そうよ~。これはなかなか効果あるのよ~。まずは裏向けて···」
そう言ってナナはリオを力づくで腹ばいにさせて、翼の付け根付近をこそばしだした!
「···ん~~?うっ!?ハハハ!?あっ!そこは!?やめてーー!!ハハハ!!」
「アキ!全力でリオを押さえて!」
···どうもリオの弱点だったようだね。洗うと気持ちよさそうなのに、ちょっとくすぐっただけのに大暴れし始めたリオをボクが押さえ込んだ。そういえば逆鱗ってドラゴン族にもあるのかな?もしかして、リオはそこにあったりして···。
5分後。
「ハァー、ハァー。し、死ぬかと思ったぞー」
「そこがリオの弱点だなんて思いもしなかったよ」
「わざわざ弱点を言うわけないだろー!?朝からひどい目にあったぞー」
「サキちゃんのモーニングコールよりマシでしょ!さあ、なんか豪華って聞いた朝食を食べに行くわよ〜!」
「ちょっとー!?しっぽ引っ張るなー!イテテテ!」
ナナがリオのしっぽを引っ張ってエレベーターホールに向かって行った。ボクはハルと一緒に子どもたちの部屋ヘ行って一緒に朝食会場へ向かったんだ。
「えっ!?朝食がすごすぎるんだけど!?」
「···朝からおなかが膨れそう」
「おいしそうね~!たっくさんいただくわよ〜!」
「姉ちゃん、走っちゃダメだって!品切れにならないと思うよ!」
そう、夕食じゃね!?って思うぐらい豪華な朝食なんだよ···。残念な事に朝食だからあんまり入らないのが残念だよ~。
ボクもミニ海鮮丼にしてみたんだ。うん!新鮮でおいしいよ~!
子どもたちもスゴい量を盛ってたらふく食べていたよ。バイキングは定額だから金額気にしなくていいのはありがたいね!
さて、チェックアウトしてから腹ごなしに近くにあった魚市場にやって来た。せっかくだからボクもたくさん買っておいた。
ここでリオとナナがケンカし始めちゃったんだよね···。
「ちょっとー!?なんで貝ばっかり買うんだー!?」
「あたしたちが食べるからに決まってるじゃない!こんな大きな貝なんて食べたことないんだから食べてみたいじゃない!」
「オレに食べさせようって魂胆がミエミエだぞー!」
「思い込み激しすぎるわよ!まぁ、事故で食べる可能性は0じゃないでしょうけどね。気をつけたらいいのよ!」
「はいはい!そこまでにしとかないとお店の迷惑だよ。このホタテは刺身でもいけるし、網焼きでバターとしょうゆかけるとおいしいよ~」
「ほら!おいしいってアキも言ってるでしょ!さあ、買うわよ~!帰ってから楽しみね~」
「リオ。その時はちゃんと分けてあげるから安心してね」
「アキー!助かるぞー!」
「でも、やる時はリオの家でやるからね。リオが全部準備すれば大丈夫でしょ?」
「···アキも厳しいなぁー」
ゆっくり市場を見てミニ海鮮丼を食べてから、今回の逆異世界旅行最後の温泉地ヘ向かった。距離にして250kmぐらいあるけど、一般道でも5時間もかからないんだよね~。信号もクルマも少ないのでスイスイ進んでいった。
今日の温泉宿は硫黄泉だ。目の前に火口があって、常に湯けむりを噴いているんだ。
チェックイン時間は過ぎてるけど、先に温泉の池を見に行った。火口なので、温度は非常に高い。
火山性ガスのせいで周辺には草木が生えないので、地獄谷とも呼ばれているね。各地にもあるけど。
そして間欠泉もあるんだ。ちょうど噴いていたね!ボコボコ言いながら温泉が勢いよく噴くのは迫力あるよ~!
そして、一通り観光してからホテルにチェックインした。
ここは湯量が非常に豊富なので、多種多様な泉質だし、大浴場が広い!湯温もぬるめなので、長湯してゆっくりできるのがたまらないわぁ〜。
もちろん、夕食はバイキングだ!ここでもみんなたっくさん取りまくって堪能してたね。子どもたちはミニラーメンが気に入ったようだ。自分で麺を茹でて入れてるから、自分で料理して食べる!ってことで楽しんでいたよ。
大人数でワイワイガヤガヤしてて楽しいなぁ〜。今回は子どもたちのクリスマスプレゼントだったけど、ボクたちにとってもいいプレゼントになったよ。今日ばかりは神様に感謝かな?
翌日。
今日は朝食をいただいたら飛行機に乗って帰るんだ。チェックアウトしてから空港まで1時間ちょっと。
先にみんなにはターミナルまで送って、お土産屋さんでウインドーショッピングを楽しんでもらおう。ボクはレンタカーの返却に向かった。
30分後、ボクも合流してお土産を結構買ったよ。もうこっちの世界に来ることは2度とないだろうしね。
世界的に有名な某夜景を見るロープウェイは、先日のニュース見たら90分待ちだとか···。コロナ前のインバウンドでも30分程度だったんですけどね~。ちなみに作者は冬の澄んだ空気の夜景をオススメしますよ~!
ここは朝食激戦区でして、どこのホテルとは言いませんが、ぜひ一度は体験してみてください!ググれば出てきますよ。朝市もあるんですけど、帰る手段考えると新千歳空港で買ったほうがいいかなぁ~?保冷剤もたないですからね。生臭いにおいがしちゃったら周囲に迷惑ですし、冷蔵配送はめっちゃ高いですしね。現地で胃袋に入れるのがベストかな?
アキくんも某コンビニでチューハイをしこたま買い込んでましたが、作者も同じことして新千歳空港の保安検査場で大量に出すのが大変です(笑)!通販したらいいのに···。
某温泉地のホテルもすでに40回以上泊まってるのですが、今年はまだ行ってないですね~。ただ、去年より値段が3倍になってるので昔みたいに気軽に行けないのがねぇ~。マイルで飛んで安くするしかないか···。
お土産は空港で買うのが楽ですね。新千歳空港はとんでもない数のお店があるので、見てるだけで1時間以上は簡単に過ぎちゃいますよ。作者は海鮮丼をよく買ってます。お値段高いけど···。
さて次回は第15章最終話です。地球観光が終了してアクロに戻ってきましたが、戻ったら戻ったで大問題が発生しました!神様?ちょっと後出しじゃんけんはどうかと思うけど···。
9日から12日までは1話ずつ投稿を予定していますが、今週だけ仕事の都合で予定が不安定になっております。そのため、投稿時間が変更になる場合があります。予めご了承ください。
明日は第15章最終話なので、朝に本編を投稿して、夜にネタバレ集を投稿します。設定資料集はありませんので、2回投稿です。お楽しみに~!




