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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第15章 サキちゃんのホームステイと子どもたちの異世界旅行

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15-16.子どもたち、空の旅を楽しむ

 今日と明日は土日なので朝と夜に1話ずつ投稿しますよ~!


 そして!このお話で投稿開始から半年になりました!いつも応援ありがとうございます。

 おっはよー!今日も気分爽快な目覚めだったよ。さて、今日はみんなに飛行機を体験してもらおう!

 

 朝風呂に行って朝食を食べ、そしてゆっくりしてからチェックアウトした。飛行機は午後の便だからね。

 

 高速道路を使って空港に向かった。空港だとレンタカー屋さんが近いから大人数で移動だったら非常に便利なんだ。

 

 ちょっとだけ渋滞してたけど、出発90分前には到着した。降車場でみんなを降ろしてボクは給油してからレンタカーを返却したんだ。···若干遠いから空港に戻るのに時間かかっちゃったけどね。

 

 

「さーて!じゃあ今から飛行機に乗るけど、みんなは搭乗券持ったね!まずは保安検査場を通るから、みんなポケットとかに入ってる金属製品は手前にあるカゴに出すようにしといてね~」

 

「···金属製品って、武器も?」

 

「···あっ!?まずい!刃物系は機内持ち込み禁止なんだよ!···無限収納カバンに入れとけば大丈夫かなぁ~?引っかかっても荷物検査できないけど···」

 

「パパ?魔力剣もまずいよね?」

 

「···あれって金属なのかなぁ~?とりあえずみんなの分はボクの無限収納カバンにいれて、念のため預入手荷物にしとくよ。ごめんけど、もう1回手続きしてくるね~!」

 

 

 あぶないあぶない···。保安検査場の検査員って無限収納カバンなんて判別できないよね?この世界のものじゃないし、そもそもX線通るかわからないけどね···。異空間なんてX線がどうなるかわからんし。

 

 ···とりあえずカウンターで説明して預けておいたけど、特に何もなかったね。まぁ、大きい空港だとカウンターで預かって別の場所で検査やって、引っかかったら放送で呼び出されちゃうけどね。

 

 さて、みんなのところに戻って一緒に保安検査場を通過した。特に何もなく通過しちゃったね。そりゃ、完全に手ぶらだもん。突っ込みどころはないからね。···姿以外は。

 

 この時点で出発60分前。搭乗開始は20分前からだからまだ余裕があるね。保安検査場通過後ってあんまりお土産屋さんがないんだよね~。海外だと免税店や映画館まであるところもあるけど、国内線はそこまで充実してないからなぁ~。

 

 とりあえず搭乗ゲート付近にあった喫茶店でお茶しながら滑走路を眺めていたんだ。

 

 そして、搭乗開始時間が近づき、事前改札が始まった。ボクたちは前方のちょっといい座席だから搭乗は最後の方だね。まぁ、手荷物が全くないから座席上にあるオーバーヘッドコンパートメントの空間確保の必要も全くないし、一番最後まで待っても問題ないけどね。

 

 

「アキパパ?この飛行機に乗るのって順番があるんだね?船はなかったのにね」

 

「そうだよ~。飛行機は空間が限られてるから結構狭いんだよ。だから順番をあらかじめ決めてるんだ」

 

「···それってどんな順番なの?」

 

「まずは事前改札で赤ちゃん連れやお年寄りや介助が必要な人だね。移動や座席につくのに時間がかかっちゃうから出発準備完了直前で先に手前まで入ってもらうんだ。

 次は優先搭乗だね。何度も乗って利益を上げてくれる常連さんを優遇するために先に入れて、座ってる座席近くの荷物入れを確保するためなんだね。乗り慣れてるから手早く座ってもらえるというのもあるね。

 その次が後方座席のお客さんだ。荷物を入れるのに時間がかかっちゃうと通路を塞いじゃうからね。奥の人が先に入っちゃえば手前の人はすぐに入れるからね。

 最後が前方座席のお客さん、つまり今回はボクたちだね。こうすることで乗る時間を短くしてるんだよ」

 

「はー。そこまでやるんだなー。余裕ないなー」

 

「まぁ、この機材を1日に何度も乗せて飛ばそうとして、とことん効率化した結果だね。さあ、乗るお客さんもほとんどなくなったから、ボクたちも乗ろうね~!搭乗券を機械にタッチして読み取らせてあげてね~!座席に座ったらシートベルトを必ずするんだよ~!」

 

 

 まぁ、普段からスマホで決済してるからこのあたりは慣れてたね。さあ、機内に入るとCAさんからあいさつがあったね。子どもたちが元気よくあいさつしていてCAさんも喜んでたよ。

 

 今回の座席は子どもたちを窓側にしてあげて、大人たちは通路側にしておいた。ちなみにボクが一番後ろにして、何かあった場合は指示できるようにしておいた。

 

 そしてドアクローズした。ブロックアウトは定刻よりわずかに早めだったから、スムーズに搭乗できたようだね。子どもたちは座席前にあるモニターをいじりまくっていたよ。スマホを日常的にいじってるから操作はお手の物だったようだ。

 

  

 地上の係員の見送りに対して手を振り返して、飛行機はタキシングを始めた。滑走路の端まで来て、着陸機を待ってからすぐに滑走路に出たね。さぁ、飛び立つぞ~!

 

 離陸の放送が入り、飛行機は一気に加速を始めた!この加速のGがたまらないんだけど、あんまり多く体験すると内臓が疲れるのか、食事がのどを通らなくなることがあったんだよね···。

 

 今回は大型機なので少しゆっくりだけど、滑走路の短い離島の小型機はすごいんだよ!

 

 そして離陸して一気に高度が上がり、天気も良かったせいか、遠くまで見渡すことができた。子どもたちは窓にくぎ付け状態だったよ。リナとケンも普段は飛ばない高度からの景色に見とれていた。

 

 順調に高度を上げて、シートベルトサインが消えてドリンクサービスが始まった。子どもたちもジュースを飲んで、そしてまた窓からの景色をずっと眺めていた。

 

 眼下に雲がある景色なんて今まで見たことないだろうから、新鮮なんだろうね~。現在高度は41000フィート(約12500m)、対地速度520ノット(約970km/h)だ。東向きに飛んでるから、偏西風に乗っちゃうんだよね~。


 この高さになると地上がゆっくりと流れるから、あんまり速いって感じなくなっちゃうんだよ。

 

 そしてだいたい1時間半で羽田空港に到着した。結構渋滞が激しい空港だけど、今日は遅延なく降りれたね。午後の空いてる時間だったからかな?

 

 ゲートにほぼ定刻通り到着し、降機した。無限収納カバンを預入手荷物にしてるからターンテーブルに向かい、出てくるのを待つことにした。

 

 待ってる間、子どもたちは大興奮だった!

 

 

「速かったね!身体強化なしで歩いて30日以上かかるのが、1時間半で着いちゃったよ!パパの転移ほどじゃないけど、すっごーい!」

 

「···景色がきれいだった。あんな高さまでだとリナとケンでもムリだよね?」

 

「さすがにあの高さはムリだと思うけど···。でも!なんとかやってみたいわね!ケン!わたしも飛ぶ訓練するわ!この飛行機みたいになってみせるわよ~!」

 

「姉ちゃん!さすがにムリだって!···でも、景色はきれいだったなぁ~。高いところを飛べるようには頑張ってみるよ」

 

「アキさん!こんな素晴らしい乗り物に乗せてくれてありがとうございました!楽しかったです!」

 

「みんな楽しんでもらえて良かったよ。さて、ボクの無限収納カバンが出てきたね!じゃあ、今日予約してるホテルに向かうよ~!」

 

「アキパパ!ちょっとあそこのお店に寄っていい!?」

 

「ケン?何か買いたいものがあるの?」

 

「うん!飛行機の模型がちらっと見えたからお土産に欲しい!」

 

「パパ!おれも買っときたい!」

 

「ははは!じゃあいいよ!今日は宿に泊まるだけだから別に慌てないからね~」

 

 

 よっぽど飛行機が気に入ったんだなぁ~。まぁ、リナとケンは飛べるからなおさらだろうね!

 飛行機ってワクワクしますよね~!作者は400回以上乗ってますが、毎回楽しみなんですよ~。

 特に保安検査場を抜けた先で感じますね!国際線だと出国審査を過ぎるとなおさらです。

 ムダに早く行って航空会社のラウンジでのんびり過ごしてますね。先日は執筆もしましたし、執筆環境としては最高でしたね。ただ、機内での執筆はキーボードでパチパチやると、テーブルが片方支持で揺れましたし、飛行中の思わぬ揺れで危ないと判断して5分でやめました(笑)。

 しかし、手荷物検査で無限収納カバンってどう映るんでしょうね?ノートPCは出さないと真っ黒に映ってしまうので出さないといけないんですけど···。

 ちなみにアキくんの『あんまり多く体験すると胃が受け付けなくなる』というのは、作者が12年前に上級会員になるべく那覇~宮古島間を何度も往復した際に感じた状況です(笑)。CAさんって何度も体験するので、すごいなぁ~と思いましたよ。こんな経験ですら小説のネタになってしまいました。


 さて次回予告ですが、羽田空港に到着した一行はホテルで1泊して東京観光を始めますが、某所で予想もしなかった事件に巻き込まれます!いったい何が起こったのでしょうか!?


 次回は本日夜に投稿しますので、お楽しみに~!

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