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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第15章 サキちゃんのホームステイと子どもたちの異世界旅行

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15-15.これがこの世界の温泉だ!!

 おはよー!まだ日の出前だけど、レストランでは朝食の営業が始まっていた。早起きできたのはボクとハルだけだったよ。

 

 一応他の部屋のカギも用意しておいたので、ボクはリオとナナを、ハルは子どもたちを起こしに行った。

 

 

「おはよー!朝食食べに行くよ~!···うわっ!?」

 

 

 部屋に入るとすぐにボクの足元にナニカあり、ボクはつまづいてしまった!

 

 ···ナニカはリオだった。もうちょっと玄関側だったら開けたドアで頭ぶつけてたよ?危ないなぁ〜。

 

 リオは後回しにして、まずはナナを起こしにかかった。

 

 

「ナナ〜!朝だよ~!朝食食べに行くよ~!」

 

「ん~~?···アキ?もう朝なのぉ〜?早すぎない?」

 

「そう言ってもあと1時間ぐらいで着いちゃうから。朝食食べに行くよ。眠気が取れないなら熱いシャワー浴びたら目が覚めるよ」

 

「···ん~~、じゃあ、そうするわぁ~」

 

「ついでにリオも熱いシャワー浴びせてあげて」

 

「···そうね〜。どんな反応するかしら〜?」

 

 

 ···なにする気だ?そう思って見てるとナナがリオの服を脱がしてシャワー室ヘ引きずっていき、

 

 

『あっちーーー!?な、なんだーーー!?』

 

 

 慌ててリオがすっぽんぽんで出てきたよ!?

 

 ···ナナ、熱湯にしてリオにかけてたようだね。

 

 リアクションは昔にCMのために熱湯風呂に入ってたテレビ番組のようだった。···えっ?古すぎる?

 

 確かに熱めのシャワーは目が覚めるんだけど、これはやり過ぎだね。みんなはマネしちゃいけないよ!ドラゴン族だし回復魔法使えるから大事にならないんだからね!···それもどうかと思うけど。

 

 

「「「「「いっただっきまーす!!」」」」」

 

 

 ···今日も子どもたちは大量に食べていたね。元とりすぎだと思うけどね。

 

 そして、食べ終わった時にフェリーは港に入った。下船の準備をしないとね!

 

 さあ!下船だ。もうちょっと長く乗船していたいんだけどね。

 

 下船したら、今日はレンタカーで移動だ!さすがに9人だとレンタカーの方が動きやすいしね!ギリギリ免許の定員以内で良かったよ〜。

 

 

「お〜!今日はこのクルマってのに乗って移動するんだね~!」

 

「そうだよ〜、フユ。さて、みんな好きな席に座ってね!助手席でもいいよ~!」

 

「アキさん!サキが『じょしゅせき』?でもいいですか!?」

 

「いいよ~。さて、じゃあ行くよ〜!」

 

 

 レンタカーを走らせていろんな観光スポットを回ったんだ。ちょっと長くなっちゃうから省略するね。

 

 

 さて、今日宿泊するホテルに到着した。

 

 もちろん、一人旅では泊まれないホテルだったから、ボク自身も楽しみだよ〜!もちろんチェックイン開始と同時に入ったよ。

 

 

「うわぁ~!景色がきれいね~!アキパパ!ここっていいホテルね~!」

 

「夜になったら夜景も楽しめるよ。さあ、先に温泉に行こうか!湯上がりのところにアイスもあるみたいだから、そこで集まろうか!」

 

 

 ···ふぅ~、極楽極楽〜。うちも温泉だけど、広い温泉は開放感があっていいよねぇ~。

 

 

「パパ~。ここのお風呂って広いね~。アクロとはまた違ってて気持ちいいね~」

 

「まぁ、あっちはここまで大きな風呂はないかならぁ~。どっちかといえば個人向けだからね~」

 

「アキパパ~。ここって景色がいいから同じ温泉でも雰囲気がいいよね~」

 

「そうだね~。ここって山の斜面にあるから景色が一望できるしね~。だいたいは女湯と仕切りがあってここまできれいな景色を眺めながらってのはできないからね~」

 

「あ~、あれだけ仕切りが高いのは見えないようにするためなんだね?エーレタニアはそこまで高くないような気がするけど?」

 

「あれは覗き対策だね~。エーレタニアだったら身体強化したらあんな高さだったら乗り越えられるし、それにやったら確実に(ピー)されるから誰もやらないけど、こっちだとやる人がまれにいるからね~」

 

「そうなんだね~。でも、なんで覗くんだろうね~?ぼくにはわからないけど」

 

「あ~、まだわからないよね~。うちだとこの前まで結構一緒に入ったりもしてたからなぁ~。でも、そろそろ教えた方がいいのかもなぁ~」

 

「パパ~?何を教えるの~?」

 

「それはここじゃ言えないけど、もうちょっとしたら教えてあげるね~」

 

 

 まぁ、こっちの世界だとまだまだ子どもだけど、エーレタニアではもうちょっとで成人だもんなぁ~。教えたら覗くのが犯罪だって気づくだろうからね~。

 

 えっ!?男の娘なんだから仕切りを上って女湯の状況を伝えろって!?···ボクがやったら捕まって崖下に投げ落とされるけど?今回でお話は完結しちゃうじゃないか!それをやってはダメだよ!未来が変わってしまう!タイムパラドックスだよ!···あれ?未来?

 

 ちなみにリオはサウナが気に入っちゃったようだ。ず~~っと入ってたんだけど、大丈夫なのかな?

 

 

「おー!このサウナってすごいなー!火魔法を受けた時の熱さよりはマシだけど、これぐらいの温度だと気持ちいいぞー!」

 

 

 ···火魔法と比べるってのがリオらしいのかな?

 

 40分ぐらい大浴場と露天風呂を堪能したボクたちは湯上りでアイスを食べながら女性陣が出てくるのを待っていた。

 

 

「···待たせちゃった?」

 

「ううん~。ゆっくり楽しめた、ハル?」

 

「···うん。景色のいいお風呂は初めてだったからのんびりできた」

 

「きれいな景色を見ながら入るのっていいわね~!こっちの世界だと夜は街中が輝くから、夜に入るともっといいわよね~!あたし気に入っちゃったわぁ~」

 

「あ~!おいしそうなもの食べてるじゃない~!わたしも食べたいわ!」

 

「はい、姉ちゃん。どうぞ~。サキちゃんも、ナツも」

 

「気が利くじゃないの、ケン!」

 

「わぁ~!ありがとー!」

 

「···ポカポカしてるから食べるとおいしい」

 

 

 そうして体を冷ましてから部屋に戻り、のんびりくつろいでから夕食に行ったんだ。もちろんバイキングにしといたよ。でないと、とんでもない金額になっちゃうからね···。

 

 ここのホテルは目の前でステーキを焼いてくれたりデザートもパフォーマンスっぽく盛り付けてくれたりと、ライブ感満載だったから子どもたちは大満足だったよ。

 

 そして満腹になって部屋で夜景を眺めつつ、一休憩してから夜の露天風呂を楽しもうとみんなで大浴場に向かった。

 

 夜景を見ながらのお風呂は最高だね~!今日ものんびりとくつろげたよ。これがエーレタニアでもできたらいいんだけど、どうしてもトラブルがつきまとうからなぁ~。こういう普通の旅がボクはしたいんだけどなぁ~。

 様々なホテルに泊まりましたが、どこのホテルも特徴的なポイントがあるんですよ。

 今回参考にさせてもらったホテルは別府温泉なんですが、温泉も料理も非常においしかったので採用しました。ステマや宣伝になるのでホテル名は出しませんが、わかる人にはバレちゃうかな?


 さて次回予告ですが、今度は飛行機に乗ります!

 ドラゴン族は飛べますが、飛行機ほどの高高度の高速飛行はしないので、新鮮な体験になりますよ~!

 明日と明後日は土日なので朝と夜に1話ずつ投稿します。お楽しみに~!

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