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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第15章 サキちゃんのホームステイと子どもたちの異世界旅行

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15-12.科学を勉強してみよう!

「ここまで来ちゃって帰るのももったいないから、この世界の技術である科学の博物館に行ってみる?ここから近いと言えば近いんだけどね」

 

「おもしろそうだね!おれはいいよ!」

 

「···ナツもいいよ」

 

「わたしもいいわよ〜!」

 

「ぼくもいいよ!」

 

「じゃあ、その前にお腹すいたでしょ?先にご飯にしようね〜」

 

「「「「「やったー!」」」」」

 

 

 ということで、電車でまた2つ手前の主要駅に戻ってきた。ちょっと昼過ぎだからどこも混んでるなぁ〜。お昼は手軽に済ませようか!ということでボクたちはうどん屋へやって来たんだ。

 

 

「今日のお昼は軽めにするよ。ここはセルフサービスのうどん屋さんなんだ。トレイをとって、好きなおかずをとるんだよ。最後にうどんを注文するんだ。メニューは上に書いてあるから、好きなものを注文してね!」

 

 そして子どもたちはトレイを取って天ぷらとかを···、ちょっと!皿3枚も取ってどうするの!?

 

 ···全種類取っちゃったよ。しかもリオは全種類3つも取ってるよ!

 

 さらにうどんは3種類を特盛で頼んでたね。ボクの後ろに並んでたスーツの人はビックリしてたよ。そりゃそうだろうね。

 

 結局2万円超えちゃったよ···。うどん屋さんで万単位って聞いたことないけど?レジのおばちゃんもビックリしてたね。

 

 

「おいしい〜!このスープが最高だよ〜!」

 

「···この揚げ物?パパが作ってるものに似てるね」

 

「このうどん?っていうのがほどよい固さよね〜。おいしいわ!」

 

「うん!たまにアキパパが作ってくれたのと似ているね。やっぱりお店だからおいしいよ!」

 

「ははは。まぁ、真似しようとしても材料が根本的に違うからね。ボクが作っている料理も、できるだけこれに近いようにしようとしてるんだけどね〜」

 

「でも、おれはパパの料理は大好きだよ!」

 

「ありがとね、フユ。これからも可能な限り再現してみるよ」

 

 

 本場のほうがおいしいに決まってるのにそう言ってくれるなんて、嬉しいよ!今後も頑張って再現しよう!

 

 

 さて、軽めのつもりが思いの外たらふく食べてしまったみんなだったけど、次の目的地に向かうよ〜!

 

 次に乗るのは自動運転の電車だ。世界初の無人運転の鉄道として開業したんだよね〜。ボクも乗るのは久しぶりだよ!

 

 

「えっ!?運転手さんがいないの!?」

 

「そうだよ〜。まぁ、異常時とか訓練で手動で動かすこともあるけどね」

 

「こんな高度なゴーレムができちゃうのね〜。ホント、科学ってすごいわねぇ〜」

 

「そうだね。パソコンの技術もそうだけど、プログラムっていう指示さえきっちりできてればこういう事も可能なんだよ。電気ってこういう使い方もできるんだよね」

 

「ということは、雷魔法でゴーレムを動かすこともできるってことだなー!」

 

「まぁ、理論上はね。ハードルは相当高いと思うけどね」

 

 

 そうして乗ってると、豪華客船も停泊していたよ。あまりの大きさにみんなビックリしていたね。7000人近く乗れるんだから、もはや浮いている都市だよね!

 

 そうして科学博物館に到着した。ボクもここに来るのは小学生以来だから本当に久しぶりだ。

 

 ここは科学が子ども向けに解説されていたりするからわかりやすいんだよ。そして、プラネタリウムもあるから、天文学についても学べるからね。

 

 フユとナツは力学のコーナーを、リナとケンは航空工学のコーナーを真剣に見ていたね。ドラゴン族の飛行はほぼ魔法だから、揚力をほとんど使ってないんだよ。だから飛行機みたいな速度は出せないんだよね。

 

 どうもリナとケンは揚力をも利用して高速飛行を試してみたいようだね。翼の大きさをある程度自由に変えれるから、もしかしたら可能かもしれないね!

 

 そして、プラネタリウムの上映が始まる時間になったので、ボクたちは向かったんだ。

 

 星の位置とかはエーレタニアとは違うけど、星の光り方や太陽と月の動きとかをわかりやすく解説してくれたね。エーレタニアの月って1つだけど、結構大きいんだよね。公転が近いのか、月が大きいのか···。潮汐力がすごそうだけどね。

 

 一通り見終わって、ボクたちは博物館を出たんだ。

 

「ぷらねたりうむ?ってきれいだったね!すっごい勉強になったよ。パパ!」

 

「···力学がよくわかった。···アイリさんが言ってた事がわかったような気がする」

 

「わたしの翼の本来の(・・・)使い方がわかったような気がするわ!」

 

「ぼくも。ちょっとあとで試してみようかな?」

 

「試すのはエーレタニアに帰ってからね。ここだと飛行機とかあるし、高い建物があったりして危ないからね」

 

「パパ!連れてきてくれてありがとう!」

 

「どういたしまして。いい勉強になったのならボクも嬉しいよ」

 

 

 ···おそらく次に戦闘があったらここの知識を応用した技を作っちゃうんだろうなぁ〜。

 

 さて、思いのほかみんな勉強熱心だったので夕方になっちゃったね。せっかくここまで来たんだから、夕食は中華街に行ってみるか!

 

 電車を乗り継いで30分ほどで着いたよ。有名観光地だから日中は観光客で賑わってるけど、夜になると少しだけ落ち着いてるね。

 

 ここで中華料理を食べてもらおう!

 

 

「なんだかここは雰囲気が違うね。アキパパの住んでた町って、いろいろ変わってておもしろいね」

 

「そうだね。ここは港町だからいろんなところの商品や人、文化とかが昔から入ってきていたからね。異国情緒あふれるところなんだよ。ここもその一つだね。お隣の国の文化が集まってる場所なんだよ。みんなにはこれから中華料理っていうおいしい夕食を食べてもらうよ~!」

 

「「「「「やったー!」」」」」

 

 

 ということでお店に入って注文を···。うん、大丈夫。クレジットカード対応だから支払いはOKだ!ボクのモバイルアデリーの口座から即時引き落としだから、限度額は『残高ある限り』だ!···あとでリオたちから振り込んでもらおう。

 

 まぁ、ここでも大量に注文しちゃったからお支払いは7万円超えたよ···。どうもリオは杏仁豆腐が気に入ったみたいだね。帰る直前に食材を大量に買っておくか。

 

 帰りものんびりと普通電車で帰ってきた。そんなに距離ないから特急乗らなくてもあんまり変わらないしね。さすがに夜だったから景色を楽しめないので子どもたちはおとなしく座ってたよ。

 

 

「アキ?明日からはこの世界を旅行するんだよなー?もう計画は立ててるのかー?」

 

「うん!ジーン、あと7日だったよね?」

 

「そうだよ~。年末までだからそれであってるね~。どこに連れて行ってくれるんだい?」

 

「まずはこの世界の船旅だね!リオがこの前バイキングで乗った船だよ。それでこの国で有名な温泉地ヘ行くよ!そしてレンタカーに乗って飛行機に乗って、この国の首都ヘ行くんだ。ちょっと観光して次は新幹線に乗って北へ向かい、おいしい海鮮丼と温泉を楽しんで最後は飛行機で帰ってくるんだよ~!」

 

「お、おう···。よくわからんけど、アキが楽しそうに計画したって事はオススメなんだろうなー」

 

「もちろん!すでにスマホで予約済みだからね!あぁ~!楽しみだよ~!」

 

「おれ、こんなに輝いてるパパって見たことないよ?」

 

「···パパって旅行好きって言ってたけど、こういう事だったんだね」

 

「でも、アキパパのオススメってハズレがないからわたしも楽しみよ!」

 

「そうだね!アキパパ、よろしくお願いするね!」

 

「マカセテ!みんなにとっての異世界旅行、大いに楽しんでもらうよ~!」

 

 

 さて、明日は乗船前にちょこっとだけ観光するか!

 元ネタとなっている科学博物館は、作者は小学生の時によく行きました。というのも、市内の小学生はこういった教育施設は無料で見れる制度があったんですよ。たしか小学4年の時からだったかな?小さい時から天文学や科学に興味がありましたので、ほぼ1日楽しんでた覚えがありますね~。

 その体験と、作者が中学生の時に読んだ小説の一節にあった『科学は魔法の一分野である』の表記で、その後の人生は電気の道に進むことになりましたね~。


 さて次回予告ですが、次の宿泊先は船上!乗船時間まで観光とショッピングを楽しもうとします。まぁ、エーレタニアの価値観でどのように楽しむか?をご覧ください。


 なお、明日は急遽夜勤となりましたので、明日は朝の出勤前に投稿します。急な変更で申し訳ありませんが、ご了承下さい。


 では、お楽しみに~!

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