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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第14章 そうだ!北へ行こう!ランララン~

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14-13.やっと皇国に着いたよ~!

 本日2話目の投稿です。朝に1話投稿してますので、ここから読んじまったぜ!という方は1話前から読まないと、冒頭のネタがわかんないですよ~。知ってれば40代以上ほぼ確定ですが···。

 町長がおばさん妖精にボコボコにされた後、ボクたちは妖精の町を離れることができた。

 

 お詫びの品として貴重な花のみつを集めたはちみつをたくさんもらえちゃったよ。

 

 さて、町を出て森に戻ろう!確か橋の手前で『霧の雫』を使うといいって言ってたね。

 

 ···この時に『鼻水』と言ってはいけない!『あと1歩が逃げていく』からね!

 

 有名なNGワードを言わないように慎重に雫をかかげると···!雫が光って途切れていた橋がかかり、霧が晴れた!これで元の森に帰れるぞ〜!

 

 いや〜、とんでもない目にあったけど、貴重な情報が手に入ったね。妖精っていたずら好きって元の世界でもあったけど、ここでは過激すぎたね···。

 

 一本道を進んでいくと、霧がまた出てきたけど、今日の朝よりかは多少晴れた霧だったね。元の森にもどったのかな?

 

 地図アプリで確認すると、元の森に戻っていたね!···ご丁寧に『妖精の町入口』ってランドマークがついていた。もう行きたくないんだけど···。

 

 さて、時刻はもう午後4時。このまま進んでも次の宿場町到着は深夜になっちゃうね。仕方ないから昨日泊まった宿場町に戻ろう。

 

 そして宿にチェックインしようとすると、

 

 

「あれ?朝出発したのに戻ってきたのかい?」

 

「そうなんですよ。霧が思いのほか濃すぎて、進むのは危険だと考えて引き返してきたんですよ」

 

「そうだったのか〜。ここまで深い霧も久しぶりだったからなぁ〜。その判断は正しいよ。見通し悪かったらいつ反対方向からやってくる馬車に轢かれてしまうからなぁ〜。部屋は昨日のとこが空いてるからそこでいいかい?」

 

「はい!もう1泊お世話になりますね」

 

「ははは!こっちも商売だからな。ありがたいよ!ゆっくりと疲れを癒やしてくれよな」

 

 

 そうして部屋でちょっとくつろいでから酒場で夕食をしていると···

 

 

「あんたたちも妖精に出会ったのか?無事でよかったなぁ〜!」

 

「···無事じゃないですよ。えらい目に遭いましたよ。関わるんじゃなかったなぁ〜」

 

「どんな目に遭ったんだ?よければ参考に聞きたいんだが?」

 

「一言で言えば『拉致監禁』でしたよ。まぁ、別の妖精が助けてくれたので脱出できましたが」

 

「お、おっそろしいなぁ〜。よく脱出できたな。おれたちも見かけたら全力で逃げることにするわ!情報ありがとな!」

 

 

 まぁね?こういった情報は拡散しておかないと被害者が増えるからね。かわいいいたずらならまだしも、あそこまで過激だとさすがに冗談では済まないからね。

 

 最初はそうでもなかったんじゃないかな?でも、慣れてしまってどんどんエスカレートしちゃったんだろうなぁ〜。テレビ番組とかであるあるだったよ。世界が違ってもこういうところは同じなんだなぁ〜。

 

 

 酒場で情報を拡散しておいて、ボクたちは部屋に戻ってきた。今日は精神的に疲れたよぉ〜。明日こそは森を越えたいね!

 

 それじゃあ、おやすみ〜!

 

 

  グロー歴514年9月4日 曇(多少の霧)

 

 おはよう〜!昨日よりは霧は多少マシになったね!今日は大丈夫そうだよ。

 

 昨日は早めに寝たので、今日はリオ以外は早起きだったよ。

 

 ···早寝してもリオはお寝坊さんなんだなぁ〜。何かの病気って事はないよね?睡眠時無呼吸症候群?いびきはすごいんだけど···。

 

 たっぷりと朝食をいただいてからチェックアウトしたよ。もちろんリオは昨日同様に歩きながらの朝食だ。

 

 街道は50m先ぐらいまでは見通せたので、通行には支障なかったよ。このまま通常速度で進んでも問題ないね。

 

 昨日は魔獣レーダーに魔獣の反応はなかったけど、今日はそこそこいたね。ただ、街道からは離れてるので接敵はなさそうだ。

 

 さて、昨日入ってしまった妖精の町の入口なんだけど、今日通ると普通に街道から道が分岐していた。立て看板とかはないから迷って入らないかな?と立ち止まってると、反対方向から商隊が来たけど、分岐した道にまったく気づかずに通り過ぎてしまったんだ。

 

 おそらく、この道は一般の人には気づかないようになってるんだろう。ボクたちは通ることのできる霧の雫を持ってるから道が見えるんだろうね。···もう行かないけどね!

 

 

 その後もほぼ順調に街道を進むことができたよ。魔獣がそこそこいたけど、子どもたちが喜んで遠距離攻撃で退治していたね。

 

 この先も魔獣に多く接敵する事を除くと意外なほど順調に進むことができて、2日後の午後にピムエム皇国に到着できたんだ。

 

 

  グロー歴514年9月6日 晴れ

 

 やっと皇国の門に到着できたよ~。途中からナナに乗って飛ぶって手もあったんだけどね?地図アプリのオートマッピングは飛ぶと機能しないから、転移の対象外になってしまうんだよ。

 

 まぁ時間あるし、子どもたちが将来転移できるようになったら便利だしね!

 

 さて今回も入国審査はVIP専用窓口だ。大混雑の一般窓口に行かなくて済むから楽ちんだね!

 

 

「こんにちは。こちらはVIP専用の窓口だけど、キミたちは何か通行証を持ってるのかな?」

 

「こんにちは!これですね?はい!」

 

「お持ちですね?ありがとうございます。拝見しますね···。えっ!?こ、これは!?大変失礼いたしました!すぐに最優先で手続きさせていただきますので、お手数ですが身分証のご準備をお願いいたします!」

 

「あぁ、そんなに気にしなくてもいいですよ?ありがとうございます」

 

 

 実はパスさんから通行証を人数分もらってたんだよね。子どもが産まれたって報告したら冒険者ギルドの速達便で子供たちの分まで送ってくれたしね!

 

 それに昨日、パスさんにはもうすぐ着くってチャットしておいたから、馬車まで用意してくれてたよ!ありがたいね~。

 

 

 そして整備された街道を馬車で進むこと2時間半、午後5時半に首都トベルクに到着したんだ。

 

 来るのは9年半ぶりだね!魔石強奪事件以降、魔道具を中心に発展していた皇国は方針転換を余儀なくされたけど、パスさんの政策によって大混乱に陥った人々の暮らしも1か月弱で鎮静化して、今では魔道具の省エネ化が一気に進んだ事によって、以前に近いような生活に戻りつつあるようだった。

 

 ちなみにこの省エネ化は、実はボクが多少関わっていたんだよ。こうして人々の暮らしに役立ってるのを目にできて嬉しいね!

 

 

 馬車が向かった先は9年前にも泊まったホテルの特別貴賓室だった。あの時は魔獣の侵攻で破壊されちゃったけど、元通りに修繕されていたね!

 

 

「うわぁ~!すっご~い部屋だね!この前泊まらせてもらった王城の部屋と変わらないぐらいだよ~!」

 

「···ベッドも大きい。ナツたち4人で寝ても広々としてる」

 

「窓からの景色もきれいね~!あの大きな建物が皇帝さんが住んでるっていう皇城なのかしらね?」

 

「このソファもふかふかだよ~!ぼく、ここで寝てもいいぐらいだよ~!」

 

「ははは。しばらくはここで滞在するからね。みんなもお疲れさま。ゆっくりしようね~」

 

「「「「は~い!」」」」

 

 

 しばらくのんびりしていたらドアがノックされたんだ。そういえば夕食はここで食べるんだったね!もう持って来てくれたようだ。

 

 

「は~い!今開けますね~!」

 

 

 ボクがドアを開けると、そこには···

 

 

「やっほー!お久しぶり!!画面越しでみるよりも少しは成長したようね!アキくん!」

 

「パ、パスさん!?ど、どうしてここに!?」

 

「もちろん仕事を『堂々とサボる』ために決まってるじゃない!肩凝っちゃったわ~」

 

 

 ···ホントに自由すぎません?この国の皇帝陛下は···。

 冒頭の『鼻水』ネタ、もしかしたら前の話で気づいた人がいたかもしれませんね!鼻水でググると真っ先に出るんですよ(笑)!いや~!懐かしかったですね!今の若い世代の人にはわかるのかなぁ~?


 やっとこさ皇国にたどり着いたアキくんたち。もちろんパスさんが直々に会いに来ましたね~!ホント、この国は自由すぎますよ。まぁ、息抜きと思えば···。それもおかしいですけどね。


 さて次回予告ですが、パスさんはなんと一家で来てました!そこでパスさんはアキくんにちょっとした相談事を持ち掛けます。新たなフラグやイベントの予感!?


 今週は夜勤オンパレード!作者の体力をガリガリ削るイベントが目黒押し···、じゃない!8駅北だ!目白押しなんです。17・19・20日が夜勤でして、この日は朝に投稿します。特に20日は夜勤明けで帰って投稿してまた夜勤なんです···。

 ちょっと変則的な投稿になりますので、ご了承下さいね。


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