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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第11章 嵐を呼ぶ幼児たち!涙目になる親たち!

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11-2.子育ての方針と4人の幼児の性格

 先日はリナが大魔法を本気でぶっ放しちゃって大変なことになっちゃったって話をしたよね?

 

 実はボクたちの子ども4人はとんでもない幼児になっちゃったんだ。まぁ、親の影響もあるんだろうけどね。

 

 妊娠が発覚した時にオルさんとネータさんが受精直後にもかかわらず微弱な魔力を感じたって事で『強い子が産まれる(・・・・・・・・)かもね~?』って言ってたけど、それは現実になったんだ。

 

 産まれてすぐに関しては普通の赤ちゃんだったんだよ···。魔力はこの時点でとんでもない量を秘めていたけどね。

 

 大きな変化を感じたのは4人が3歳になった頃だった。

 

 だいたいこの時期には物心がついて自我が芽生えるんだけど···。自我が芽生えたとたんにフユとナツはいきなり棒きれをもってチャンバラごっこを始めたんだ!

 

 しかも!無意識で身体強化を使ってたんだよ!?まだ2倍弱だったけど、いきなりうちの屋根上でチャンバラごっこをしていた時はビックリしたよ!?

 

 その後、ハルが遊びながら武術を教え始めたんだ。これが楽しかったのか、二人とも一気に実力をつけてしまったんだよ···。

 

 現在の8歳でボクはもう(かな)わなくなっちゃったんだ···。だって、軽く身体強化10倍まで上げちゃうんだもん···。ボクだって7倍が精いっぱいだってのに···。

 

 ハルが言うには、フユとナツはボクとハルの力すべてを受け継いじゃったために、最初からポテンシャルがとんでもなく高いみたいなんだ。だから、あっという間にハルの技とかを吸収しちゃって自分のものにしちゃったんだね。

 

 しかも!ハルが短時間しか使えない『トランス』状態にもあっさりとなれちゃった!!変身時間はハルとほぼ同じ3分程度だけども、ハル自身も『···さすがに私でもこの年齢ではなれなかったよ』との事だった。···もう『おれは父さんを超えてしまった』状態だね。これも神狼族の特徴のせいか···。

 

 ちなみに魔法についてはリオが教えてくれた。やっぱりボクの魔法の師匠だからね!教え方がうまかったんだよ。

 

 そんなだから一般魔法じゃなくて、創作魔法しか使えなくなっちゃったよ。リオが実践して、それをイメージすることで自分なりの創作魔法を考え出しちゃったんだよね~。このあたりの発想は子どもはすごいね!

 

 そして、国語算数理科社会についてはボクが休みの日に教え込んだ。···8歳の時点ですでに元の世界の中学レベルを軽くクリアしちゃうほどの学力が身についてしまったよ。


 どうなってんだよ?この子たちの頭は?とりあえずボクの教え方が上手だったってことにしておいた。


 ···自慢じゃないよ!?4人がすごすぎたって事だよ!?

 

 

 まずはボクとハルの子どもであるフユとナツを紹介するね!2人とも神狼族の特徴をそのまま受け継いでいて、髪はボクの青とハルの銀を混ぜた感じの色だ。目はボクの青色だったよ。

 

 トランス状態になると、全身に紋様が表れて目が金色になるのはハルと一緒だったよ。身長は2人ともに125cm程度と、同年齢に比べると少し小柄かな?

 

 でも、戦闘種族なだけあって、二人ともかなりの筋肉質なんだよね。細マッチョってやつ?腹筋割れてるし···。

 

 ちなみに神狼族特有の『共有』はハルと同じく魔力の共有だったよ。早速フユとナツで共有しあっていたね。今ではボクとハルとも共有している。双子だからかコンビネーションも抜群で、まるでニュ〇タイプ?ってぐらい連携プレーができるんだ。

 

 まずはフユだね!お兄ちゃんなんだけど、産まれたのがほぼ一緒だったからか、お兄ちゃんぶるんじゃなくて、ナツと対等に接していたね。

 

 性格はまじめで優しく、思いやりがあるんだ。某ゲームの5作目の勇者って言ったらわかるかな?金髪じゃないけどね。文武両道で魔法も得意という、本当に勇者でも問題なくね?っていう感じだよ。武器は両手持ちの大剣を使っている。

 

 一人称は『おれ』。かわいい顔してるのに非常に強くて正義感あるから、将来は女の子にモテるんじゃないかな?

 

 そしてナツはハルに似たのか、おとなしめでボソボソとしゃべるけど、意外と毒舌なんだよね···。たまにボクも言いくるめられちゃうこともあるので、状況の把握がすごくて頭が非常にいいんだと思うよ?


 戦闘スタイルはハルとほぼ一緒のスピード特化型だ。2本の短剣を使い、持前の素早さを駆使して場をかき乱したり背後に回ったり···。出会った頃のハルにだんだん似てきたよ。

 

 一人称は『ナツ』って、自分の名前を言うんだ。この部分だけだとかわいいんだけどね~。いや!ほかの部分もかわいいよ!

 

 

 さて、リオとナナの子どもであるリナとケンの紹介だよ!

 

 家が道を挟んで隣同士って事もあって、家族ぐるみで付き合いが深いんだ。···まぁ、ボクの料理を家族ぐるみでタカリに来てるってものあるんだけどね。リオのビックリ料理に嫌気がさして逃げてきたってものあるんだろうけど。

 

 だから教育はうちと共同で行っていたんだ。武術はハル、学業はボク、魔法はリオだね!

 

 リナもケンも、うちのフユとナツと同様に3歳ぐらいで物心がついて自我が芽生え、人型にもなる事ができた!

 

 リナはリオと同じ白銀竜を受け継ぎ、魔法が非常に得意というリオの能力そのままを受け継いだような感じだ。若干長いショートの銀髪をなびかせる少女の姿で、性格も快活で、常に元気いっぱいの少女だ。ただ、威力重視の気配があって、魔力制御が大雑把なんだよね~。

 

 だから先日のように大威力魔法を使うと制御が困難になって暴走してしまうんだ。練習でもたびたびリオが制御について指導をしているけど、どうもイマイチなようだ。

 

 ただ、制御がうまくいくようになれば、おそらくこの世界でトップ10ぐらいにはなれるんじゃないかな?ってぐらいに才能があるようだよ!今後が楽しみだね!

 

 一人称は『わたし』。あんまりやらかした事については深く考えず、じゃ、次がんばろ~!っていうくらいだよ。

 

 一方のケンはナナと同じ青竜を受け継いだので飛行が得意なんだけど、それだけじゃなくて武術もとても得意なんだ!特に片手剣と魔法弓の扱いがズバ抜けていた!もちろん魔法はリオ直伝だ。

 

 性格はおとなしめなので、いつもリナに振り回されてばかりで、とばっちりを受けてしまっているかわいそうな子なんだ。

 

 でも、やる時にはやる子なんだ!まるでスイッチが切り替わったように別人のような振る舞いをする時なんかは、ボクたち親でもビックリするほどだよ。

 

 一人称は『ぼく』。体格も、男の子の竜なのか、うちのフユと同じく腹筋が割れている細マッチョ体型だ。このあたりはリオに似たのかな?

 

 

 ···はっきり言おう。うちらの子ども4人は現時点で相当強い!おそらくレジストでのバトルロイヤルに出場させても勝っちゃうと思うよ?これは親バカっていう色眼鏡なしでの話だからね!

 

 ハルもリオもビックリするぐらいだからね。今後の成長が楽しみ···、っていうかすでにボクを4人とも超えちゃってるからなぁ~。反抗期が怖くなってきたよ···。

 

 そうそう、子どもたちにはボクのことを『アキパパ』、ハルを『ハルママ』、リオを『リオパパ』、ナナを『ナナママ』と呼ばせている。もう家族同然の付き合いだからね!

 

 

 さて、もうそろそろ中断していた旅を再開しようかな?今回はこのボルタニア大陸から西の海の先にある『ウェーバー大陸』に行ってみようかな?って考えていたんだ。

 

 でも、その前にリオとナナの実家に子どもを披露しに行かないといけないんだ。特にレジストからは『早く子どもを見せに来なさい!』って手紙が結構来てるんだよね···。

 

 ただ単にバトルロイヤルする名目が欲しいだけなんだと思うけどね。まぁ、そろそろ見せに行ってもいいかな?って事で、3か月後に出発することにしたんだ。

 

 なんでかって?···今ボクが受け持ってる授業が一段落して学園が夏休みに入るからだよ。そのタイミングじゃないとムリだからね!教師あるあるだよ!?

 今回はお子さんの紹介でした。

 元々の素質が高いばかりでなく勉強、武術、魔法のエキスパートが教育したのだから、とんでもない強さを持ってしまいました。

 まだ経験が少ないって弱点はありますが、恐ろしいぐらいに成長していきますので、ご期待下さい。


 さて次回予告ですが、時は2年遡って6歳時点での実力を試します。このお話は前後編に分かれており、まずは前編をお届けします。


 お楽しみに〜!

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