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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第10章 ドタバタなあいさつ回り!~激しいバトルを添えて~

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10-16.ヘイ!タクシー(転移魔法)!

 今日と明日は土日なので、朝と夜に1話ずつ投稿しますよ~!!

 リゾート地で出会った獣人のカップルは、なんと!リオの仲間で元整調者(ピースメーカー)だったんだ!

 

 とりあえず立ち話もなんだから、一緒にレストランで食事しつつ情報交換することにしたんだ。

 

 

「オレはオルって言うんだ。犬獣人でパーティーでは斥候を務めていたんだよ」

 

「私はネータ。兎獣人でオルと同じく斥候をやっていたのよ~。オルと私で集めた情報の精度は非常に高かったから、ダンジョンとかでは役だったわね~!気が合っちゃったから、任を降りた時に結婚しちゃったのよ」

 

「そうなんですね!ボクはアキって言います。リオに1年前に助けられてからは一緒に旅をしているんです。リオはボクにとって最高の相棒なんですよ!」

 

「···キミ大丈夫かい?このリオが本当に『最高』なのかい?悪いことは言わないからチェンジした方がいいよ?」

 

「かなりトラブルに巻き込まれてるんじゃないかしら?いくつ身があっても足りないわよ~?」

 

「お前らなー!言いたい放題言いやがってー!!オレにとってもアキは最高の相棒なんだぞー!アキと協力して合体魔法とかも使えるようになったし、整調者(ピースメーカー)とほぼ同等の力を使えるようになったのもアキのおかげなんだからなー!!」

 

「ちょっとリオ!?その話を先にしちゃうの!?」

 

「···へぇ~。合体魔法ね。そんな魔法聞いたこともないなぁ~。···でも、なんだか楽しそうな顔をしてるな?いい相棒を見つけたようじゃないか!」

 

「気になるわね~。でもオルの言う通り、私たちとパーティー組んでた時よりも顔が明るいわね!良かったじゃないの」

 

「それはお前らがオレをおちょくってたからだろー!?···あー、腹が立つ!」

 

「ははは!本当に元気そうで良かったよ!空中庭園で強制転移してから行方知れずだったから、こうして元気そうな顔を見れて安心したよ!」

 

「そうね~!大魔王もいなくなって平和になった事だし、ちゃんと人生楽しく生きなくっちゃね!」

 

「···あー、その事だけどなー。生きてるぞー、ムーオ」

 

「「···は?なんだってーー!!」」

 

「カーネもアイリもすでに知ってるぞー。オレなんか一度やり合ってしまって相討ちになってしまったけどなー。お前らも気をつけとけよー」

 

「そうね~。これはとっても困ったさんだわ~。そうそう、そんな事は後で考えるとして、そちらの女性を紹介してくれないかしら?」

 

「はぁー。相変わらずだなー、ネータは。こっちの青竜がオレの妻のナナ。そしてこっちがアキの妻のハルだぞー」

 

「こ、こんにちは!リオの妻のナナです!こんなところで英雄に出会えるなんて感激です!」

 

「···アキの妻のハルです。私も英雄に出会えて今感動している。ナナ?サインもらっとく?」

 

「···別にいいでしょ?もう家あるけど、これから会う機会が増えるかもしれないんだし」

 

「ははは!リオにはもったいない美人さんだね!ホントにリオでよかったのかい?寝相悪いし頭悪いしドジだし···。いい事あんまりないよ?」

 

「いい事あんまりないのは承知してますよ?最初はどうかな~?って思ってたけど、あたしから申し込んだし、それに今は悪くない(・・・・)って思い始めてるんで」

 

「ほう!それはいいわね~。リオから告白なんて考えられなかったけども、そういう形だったのね~!」

 

「うん!リオにはいい奥さんだね!ちゃんとリオを躾けるんだよ!」

 

「お前ら、ホント言いたい放題言いやがってー!幸せになってやるからなー!」

 

「はいはい、リオ?そこまでにしておこうね~!そう言えばオルさんとネータさんは新婚旅行中なんですよね?ここでは海水浴とか楽しまれたんですか?」

 

「そうだね!ここの魅力は何といっても海のキレイさだからね!最高だったなぁ~!ネータ!」

 

「そうね~!でもそろそろ帰ろうと思ってたんだけど、船が故障しちゃったらしくてキャンセル待ちしてるのよ~。ちょっと困ったさんになってるのよね~」

 

「でしたらボクの転移で一緒に帰りませんか?よければカイジの町に飛んでカーネさんとアイリさんと会うこともできますよ?」

 

「そんな事できるの!?だったらお願いしちゃおうかな?カーネとアイリにも王城で別れて以来1年近く会ってないからなぁ~」

 

「便利な魔法が使えるのね~!アイリでも短距離しか転移できないのに、すごいわぁ~!」

 

「じゃあ、ここで食事済ませたら人気のない場所に移動してから転移しましょうか!」

 

 

 ということで、オルさんとネータさんも一緒に転移することになったよ。目的地もカイジに変更だね。アクロに帰るのが1日遅くなっちゃうけど、全く問題ないからいいね!

 

 オルさんとネータさんに昼食を奢ってもらい、ボクたちはちょっとした森に入ってきた。まずはアイリさんに連絡して転移で向かう事を伝えておこう!

 

 そうしないと入町審査なしで領主邸に直接転移できないからなんだ。···微妙に制限あるんだよなぁ~、この転移。

 

 

「転移する前にアイリさんに許可を得ますね!ちょっとだけ待っててもらえます?」

 

「···へ?どういう事?」

 

「あー、黙って見てるとわかるぞー」

 

「はは、じゃあ早速···。もしもし~、アイリさ~ん!」

 

「えっ!?なんだ!?この光る板は!?」

 

「しかもアイリの顔が映ってるわね!何!?この魔法は!?」

 

「アキの創作魔法だぞー。遠距離でもこうやって話したり情報交換できるんだぞー」

 

「はー、すっごい相棒だなぁ~。アキって」

 

『アキさん、どうかされましたか?···って!オルにネータ!?どうしてあなたたちがアキさんと一緒にいるんですの!?』

 

「おっ!?アイリの声まで聞こえるのか?こっちの声も聞こえるようだな!」

 

「アイリ~!私たち結婚してアイム島に新婚旅行に来てたんだけど、船が故障しちゃって帰れなくて困ってたらアキくんが転移でカイジへ送ってくれるって言ってくれたのよ~」

 

『···あなたたちまで結婚したんですの!?どういう事ですの!?アキさん!早くここまで転移してくださいまし!そこの二人にはじっくりと話を聞きたいですわ!』

 

「は、はい。その許可が欲しくて連絡しましたので。じゃあ、この後転移しますので、よろしくお願いしますね!」

 

 

「というわけで許可は得れたからこれでカイジへ行けるようになったね!じゃあ、リオ!始めようか!」

 

「おうよ!この二人にオレたちのすごさを見せつけてやるぞー!!」

 

「ん?どういう事?」

 

「···さっき言ってた合体魔法。···リオの力をアキに宿らせる究極魔法だよ」

 

「え!?ナニソレ!?」

 

「お前らー!しっかりと見ておけよー!アキ!せーの!!」

 

「「インテグレーション!!!」」

 

「な、なんだーー!?」

 

 

 いきなり光って驚いたオルさんとネータさん。光が収まったそこには白銀竜の着ぐるみを着たボクが立っていた。

 

 その姿を見たお二人は呆然としていたよ。そりゃ、ビックリするよね!

 

 ただ、ゆっくりしている時間はない!さっさとカイジへ転移するよ!!

 

 

「みんな!ボクに触れておいてね!いっくよーー!!」

 

 

 ちょっとハルさん!?くっつくって言っても抱き着くのは勘弁してほしいんですけどー!?まぁいいや!転移、発動!!

 

 

 そしてボクたちはアイリさんの執務室に転移したんだ。転移が完了してボクたちは変身を解いたんだ。

 

 

「アキさん!お帰りなさい。どうやら遠距離転移したみたいですから、今日は泊まっていって下さいね」

 

「アイリさん、ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきますね!」

 

「さて、オルにネータ?ちょっと私と腹を割って話しましょうか?リオも付き合っていただきますわよ!?」

 

「はあっ!?なんでオレも巻き込まれるんだよー!?」

 

「元整調者(ピースメーカー)全員が空中庭園以来集まったのですわよ?今後の話し合いもありますし!もうすぐ兄さんが帰ってくるので会議をやりますわ!」

 

 

 おおっと!?確かに全員揃っちゃったんだよね!?これはちょっと会議を見てみたいって気もするね!

 新キャラのオルさんとネータさんは斥候としてパーティーでは大活躍していました。

 もちろん、リオくんのドジに巻き込まれたりしてた被害者でもありますね(笑)!

 まぁ、いろいろいがみあったりもしてますが、ちょっとしたじゃれ合いですのでご安心ください。ボケとツッコミですからね。


 さて次回予告ですが、1年ぶりにパーティーが一堂に集いました。そこで新たに次期整調者が内定したとの神託が下されたのです!いったい誰なのでしょうかね?


 次回は本日夜に投稿しますので、お楽しみに!

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