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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第9章 久しぶりのレオナード王国 そして人生最大の転機!

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9-14.もう勢いで決めてしまうわ!

 神様からの贈り物のひとつは蓄魔の腕輪だった。しかも自爆機能付き!

 

 ボクとハルのお揃いってのはいいんだけどね?なぜにこんな物騒な機能をつけたのか···。

 

 そりゃ、某アニメみたいにかっこよくできるのはいいかもしれないけど、そんな事態に追い込まれたくないよ!?

 

 まぁ、設定しないって手もあるけどね。設定するなら何にする?ここはわかりやすく某映画で二人そろって言う言葉にしようか?某SNSの、ある意味サーバー負荷テストした言葉だから有名だけど。

 

 さて気を取り直して、もうひとつの箱にはボクが使っている魔力剣が2本入っていたんだ。···こちらも取説付きで。

 

 神様?なんでボクには取説なかったの?なんでハルに優遇してるんです?不当な扱いをされていることに気づいたボクはちょっと不満だよ?

 

 取説を見ると、ほぼボクがアンペル学園でアピアさんと研究した通りだったよ。

 

 ただ···、ボクとハルが一緒に魔力剣を重ねると、とんでもない威力の魔力砲が放たれることが発覚した!

 

 ···協力技なんてあったんだなぁ~。某ロボットアニメの最後の方で出てきた真面目にいちゃつく必殺技っぽいなぁ~。

 

 神様?ボクの世界を結構知り尽くしてません?別の世界なのにね。

 

 

 神様からの贈り物を確認した後、食堂でちょっとした宴会が始まったよ。今日はボクもたくさんお酒を飲むぞ~!!···もちろん記憶が飛ばない範囲だけどね!今日は夜もイベント(・・・・)があるんだし。

 

 本当に楽しかったよ!!まぁ、リオはボクたちを祝いつつ、たくさん食べまくっていたけどね。

 

 しかもお酒を結構飲んでたのはビックリだったよ!酔ったリオはいつも以上に陽気だった!ただ···、カーネさんに絡んでちょっとしたケンカにはなってたけど。

 

 そしてナナは酒はかなり入っていたけども、ちょっと何か思いつめた表情だったんだよ。どうしたのかな?とハルが気になって聞いてみると···

 

 

「···うん!あたしも腹くくるわ!!リオ!ちょっとこっちに来なさいよ!!」

 

「んあ~~?どした~?急に~?」

 

 

 いきなりリオを呼びつけたよ!?なんだろう?リオは完全に酔っぱらって千鳥足になってるけども···、大丈夫かな?

 

 

「リオ!あたしたちも結婚するわよ!!そしてハルとアキと一緒に新婚旅行するわよ!!いいわね!?」

 

「···へ?···えっ?···ええ~~~っ!?ど、どういうことだよ~~!?」

 

「もう勢いで決めてしまうわ!!あんたはアキと合体魔法が使える!あたしはハルと魔力共有が使える!一緒じゃないと力が存分に発揮できないわ!

 だったら···、もうあたしたちも結婚したほうが何かといいわ!!お互い知らない仲じゃないんだし、同じドラゴン族だからね!!」

 

「ちょ、ちょっと待てくれよーー!?確かにその通りなんだけど、いくらなんでも唐突すぎるぞー!!」

 

「おそらくこんな事が言える機会は今しかないわ!この後ハルたちの新婚旅行にあたしたちがついて行ってる最中にはまず言えないもの!さあ!!今すぐ決断して!!」

 

「···あ~、そうだな~。かなり酔ってる状態で正常な判断とは言えないだろうけど···。わかったぞ。オレたちも結婚するぞ」

 

「···私の目の前でとんでもないことが起こってしまいましたわ。まさか、あのドジでバカでおっちょこちょいなリオが私よりも先に結婚するなんて···。信じられないですわ!!」

 

「ははは!よかったな、リオ!!お前からプロポーズなんて全く想像していなかったが、向こうからプロポーズならお似合いだぞ!!おめでとう!」


「おめでとう!ナナさん、リオさん!···おめでたいんだけど、なんで私の目の前で2組もゴールしちゃうのかしら?···私は?」

 

 

 ···勢いってスゴイね。ナナが強引にリオと結婚することになっちゃったよ。ボクたちよりもつきあわずに電撃結婚って、とんでもないよ。

 

 ボクから見てもいいカップルだとは思うよ?ただ···、リオが尻に敷かれそうだけどね。

 

 カーネさんは祝福してくれたね。ちょっとバカにしてるけど、それも友情のひとつだと思うよ。

 

 一方のアイリさんとパスさんは思いっきり悔しがっていた!まさかリオにまで追い越されるとは思ってなかったんだろうね。

 

 特にパスさんは自分からボクたちをくっつけようと面白半分で仕掛けておいて、悔しい思いをするカウンターを食らってほぼ茫然自失状態だったよ。皇帝なんだからいいお見合い相手ぐらいいると思うんだけどなぁ~。

 

 そんなどったんばったん大騒ぎをして、宴会はお開きとなったよ。リオたちの結婚式はアイリさんがフラフラ状態で会場の外に出ていってメイドさんに手配をお願いしていたよ。···精神的ダメージは相当なものだったんだろうね。

 


 そして···、ボクとハルは客間に戻ってきた。まだだいぶ酔ってるけど、ボクは正気だよ?

 

 さて、結婚式を終えて正式に夫婦になっちゃったので、夜に寝る時はイベント(・・・・)をこなさないといけない。

 

 ある程度知ってるんだけど、実際にはやったことないんだよね···。まぁ、まだムリだろうけど。

 

 一方のハルはそんな事はまったく知らなかった!!

 

 ···ということは、ボクが教えないといけないんだよね?

 

 そしていろいろ教えていると、かなり夜も更けてきた。

 

 お互い初めてだから、焦らずゆっくりと実行してみた。

 

 ···これ以上は見せられないよ!!!

 

 

  グロー歴505年3月1日 晴れ

 

 今日はリオとナナの結婚式だ。

 

 学生がほとんどの町だから、教会としても短期間に2回もするなんて珍しいんじゃないかな?

 

 神父さんは神様じゃなかったよ。そもそもボクたちの結婚式すらあったなんて知らなかったようで、相当神様が記憶をいじったのかな?

 

 ···そこまでするのかよ?やりたい放題してるなぁ~。


「では、リオさん、ナナさん。お二人はお互いに助け合ってこれからの人生を歩むことになります。お二人の誓いを、ここで述べましょう」

 

 

 セリフはボクと同じだったよ。化けたんじゃなくて乗っ取ってたのか!?恐ろしい事するなぁ~。

 

 

「お、おう。なんでこんな事になったか、まだ納得してないけど、するからにはナナを守るぞ。戦いは任せとけ!」

 

「あたしもこれで本当に良かったのか、まだわからないけども、あんたの強さだけは(・・・・・)間違いなく信頼できるわ。これからもあたしを守ってよ!期待してるわね!」

 

自分(・・)らしい誓いを述べられました。それでは、お互いの絆と誓いの証として口づけを···」

 

 

 そして二人は口づけをして結婚式は終了した。今回は神様の像は光らなかったよ。

 

 

 そして役所で手続きの際にリオは52歳、ナナは49歳と判明したんだよ。まぁ、ドラゴン族って長生きらしいからまだ若い方らしいけどね。


 そして領主邸に戻ったら···、またしても謎の吟遊詩人が結婚お祝いと祝電を強引に渡していた!

 

 しかも!!無限収納カバンはまだしも、またしても蓄魔の腕輪(自爆機能付き)で、今度はペアだったよ!そんなに自爆させたいのかよ?何の任務に失敗したんだよ!?

 

 

 というわけで、ボクたちの夫婦ともお揃いになっちゃったね。これからは無期限の二組の夫婦合同の新婚旅行に出かける事になったんだ。

 リオくんの付き合う期間は0秒でした(笑)!恋や愛もへったくれもなかったですね~!

 まぁ、カーネさんが言った通りリオくんからの告白は作者でも考えられませんでしたよ(笑)!ゴメンね!

 当初は結婚させるつもりはなかったんですけど、ちょっとバランスが悪いなぁ~?と思ってくっつけたのが真実です。

 でも、今後はなかなかいい夫婦になっていきますよ~!


 ドラゴン族は戦闘しか頭にない脳筋がほとんどなので、恋愛?ナニソレオイシイノ?なのが現実です。だいたい政略結婚か、幼馴染同士とかがほとんどですね。

 リオくんとナナちゃんのようにドラゴン族でも種族が若干違いますけど、ちゃんとお子さんは産まれて今後登場しますので、ご安心下さいね!

 この世界では混血はほぼ誕生しないという謎のルールが神様によって設定されています。ですので、リオくんたちの子どもは白銀竜か青竜のどちらかです。

 ちなみにこちらのお子さんも舞台裏の楽屋でお菓子食べながら出番を待ってます(笑)!まだまだ先なのにアキくんとこと同様出たがりだなぁ~。


 あと、アキくんとハルちゃんは夜のイベントをこれから実施していくのですが、本作は全年齢対象の作品なので内容は投稿しません。

 ···ただ、いったいどういう内容なのかが作者は気になって、興味本位で試しに文字起こししてみたんですよ。そしたら···、3話24000字になってしまいましたぁ(笑)!なんでこんなのが書けるの!?本編より長いし!作者自身がビックリですよ···。しかも勝手にこれ用の設定まで加えちゃって。···キミたち?本気過ぎないかい?まさにリアル暴走でしたね。もちろん絶対投稿しませんからね!


 さて次回予告ですが、カイジを離れてアキくんたちはもらった別荘のあるアクロに向かいます。そこで初めて知らされる事があったのです!

 お楽しみに~!

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