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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第9章 久しぶりのレオナード王国 そして人生最大の転機!

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9-8.これが『恋は盲目』?誰か教えてよ!(恋愛ド素人の疑問)

 本日は土曜日なので2話目の投稿です!

 『暖かくなってきてお花見に来たけどまだ咲いてないじゃないか!仕方ないからぷちきゅうの最新話を読んでやるか!』って今日ここから読み始めた方!朝に1話投稿してますからね!

 桜を楽しむのもいいけど、本作もお楽しみ下さいね~!

  グロー歴505年2月26日 晴れ

 

 昨日までの大荒れの天気がウソのようなすっきりとした青空になった。

 

 昨日もハルと一緒に寝させてもらったよ。とっても温かくていい香りがして安心して眠れたんだ。

 

 リオには大変申し訳ないんだけど···、ハルと一緒のほうが爽快な目覚めになるんだよ。

 

 なんでなんだろうね?やっぱり女の子だと違うのかなぁ~?本当に恋愛経験とかないからよくわからないんだよ。

 

 そういえば恋愛小説って読んだこともないし、アニメとかも見たことないんだよね。そういうのに興味なかったってのもあったんだけど。

 

 今思えばちょっとでも読んでおくべきだったなぁ~。昨日からの気持ちが一体何なのかがイマイチわかってないから、何か参考になったかもしれないんだけどなぁ~。

 

 そんな事を思いながら、ハルが起きるのをそのまま待つことにする。がっちり抱かれてるからハルが起きないとボクも動くわけにはいかないしね。

 

 でも···、ずっとこのままでもいいような気がするんだよね。他3人の朝食や出発時間なんてどうでもよくなっちゃうよ。

 

 ···もしかして、これが『恋は盲目』ってヤツ?誰か教えて欲しいよ~!

 

 すると、ハルが目を覚ましたんだ。

 

 

「···ん、おはよう。アキ」

 

「うん、おはよう、ハル。どう?よく眠れた?」

 

「···うん。今までこうやってもらった事なかったから新鮮で、とても安心して眠れたよ。···今日の夜もリクエストしたいかな?」

 

「···そう、そんなに良かったんだ。じゃあ、ボクでよければお付き合いいたします」

 

「···アキじゃないとダメだよ?ほかの人だったら考えられない。おそらく刺すと思う」

 

「···おおぅ、怖い怖い。でも、そこまで信用してもらえるのは嬉しいね。ありがとう」

 

「···アキほど信用できる男の子っていないよ。···知識も、魔法も。···戦闘はちょっと素人すぎるけど」

 

「精進します···。でも、最高の評価をいただいた気分だね。じゃあ、料理の腕も披露しましょう!」

 

「···うん。今日も楽しみにしてるね」

 

 

 今日もちょっと冷え込んでるから先に暖炉に火をつける。そして朝食の準備を始めたんだ。

 

 他3人組がまだ起きないので、とりあえずハルとボクの分だけ先に作って、そして一緒に食べたんだ。

 

 昨日と同様、話が盛り上がっちゃって楽しくなってきた最高潮の時に、水を差すようにしてパスさんとナナが起きてきたんだ。

 

 チッ!あんたたちが仕向けてボクとハルが親密になったからって邪魔しやがって、今度は嫉妬かよ!勝手すぎるなぁ~。···勝手なボクの妄想かもしれないけど。

 

 ···もしかして、これも『恋は盲目』ってヤツ?誰か教えて欲しいよ~!本当に!!

 

 

「ハーーックション!!···う~、おはよー。今日は私たちは何もしてないから、朝食はいただけるわよね?···ズルズル」

 

「おっはよう!今日も仲いいねぇ~。あたしもそろそろこうしたいんだけどなぁ~···。身近なドラゴン族って···、ねぇ~」

 

「おはよう。先に食べてるよ。···リオは起きそうにないから、もう先に3人分作るよ。適当に座ってて」

 

「···なんだろう?この待遇の格差は?···これが恋した男の子のしぐさなのかしら?私も恋したことないからさっぱりだわ~、···ハーーックション!!うぅ~ちょっとまずいかも?」

 

「う~ん、なんだかあたしたちに対する態度が露骨すぎるわね~。やっぱりやりすぎちゃったのとハルしか見えてないんだろうなぁ~。···まさかここまで進展させるなんて、ハル!恐ろしい子!!」

 

「はい、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと食べちゃって。朝食終わったら出発でしょ?それまでボクとハルはお話してるから。リオは起こしておいてね」

 

「はーい。···もう自分自身のリソースをすべてハルに向けちゃってるわぁ~。アキって思ってた以上に純情で一途なのね···。しかもハルは喜んでるし···。いいカップルになっちゃったわね~」

 

「ハーーックション!!うぅ~、ちょっとだるくなってきたかも?そうね。アキくんって恋愛経験が全くないし、どうしたらいいかわかってないから余計かしらね···。まずったなぁ~。誰か私にいい人くっつけてくれないかしらぁ~!!ハーーックション!!」

 

 

 二人が勝手なことを言ってたけど無視して、ボクは身支度を整えてベッドの縁で座って待っているハルとお話を始めたんだ。

 

 

 そして、リオはパスさんとナナが朝食を食べ終わったぐらいで起きてきた。もう待ってられないので、ナナに乗って移動中に朝食を食べてもらうことにしたんだ。

 

 リオは『なんだか最近、アキがオレに冷たくするーー!!』って騒いでたけど、今日は自業自得だからね。しょうがないね。

 

 

 時刻はもう午前10時。···結局リオ待ちで遅くなっちゃったよ。準備完了したので、みんなナナの上に乗るんだけど、ここで座る位置の変更をボクが提案したんだ。

 

 

「今日は翼の両翼にボクとハルが座るよ。前と後ろはリオとパスさんで適当に決めて」

 

「···あー、まぁいいけどなー。パスは前に乗るかー?」

 

「そうねー···ハーーックション!お言葉に甘えて特等席に乗せてもらうわ」

 

「あの~パスさん?鼻水をあたしに垂らすのだけは勘弁してほしいんだけど···」

 

「う~、努力しま~す」

 

 

 どうやら本格的にパスさんは風邪ひいちゃったみたいだね。回復魔法は病気には効きが悪いから、ボクはやらないよ?···これも自業自得だと思うし。

 

 えっ!?ハル以外に冷たすぎるって?···そうなのかな?ボクとしては普段通り(・・・・)の対応をしてるつもりなんだけどなぁ~?

 

 ···もしかして、これも『恋は盲目』ってヤツ?もういいや。誰も教えてくれそうにないしね。

 

 

 飛行中はもちろん、ハルと楽しくお話していたんだ。そしたら、あっという間(・・・・・・)にカイジの町に着いちゃったんだ。

 

 

「何言ってるんだー!?もう4時間以上経ってるぞー!ずーっと楽しく話してたからそう感じただけだぞー!」

 

 

 って、リオに怒られちゃったよ。でもキニシナイ!!

 

 

 さて、外壁外で降りてもらって、入町審査を受けて中に入ったら、すでにアイリさんが待っててくれたんだ。事前にちーむッス!で伝えておいたからね!

 

 

「道中お疲れさまでしたわね。お久しぶりですわね、皆さん!改めてカイジの町へようこそ!アキさんとリオ以外はこうして直接顔を合わせるのは初めてですわね?

 ここカイジの町で領主をやっているアイリと申しますわ。元整調者(ピースメーカー)としてやっていた方が有名かと思いますけどね」

 

「改めて、私がピムエム皇国の皇帝パスティーよ。アイリ様にこうやって直接会えて光栄だわ」

 

「···こんにちは。ハルと言います。有名な元整調者(ピースメーカー)のアイリさん···。本物に出会えて嬉しいです」

 

「こんにちは~!あたしはナナよ!青竜の一族なのよ。よろしくね~」

 

「ふふふ、皇帝陛下におかれましてはご機嫌麗しゅう。まさか密偵が皇帝陛下だったなんて、私もビックリでしたわ。さて、立ち話もなんですから、我が領主邸へご案内いたしますわ!」

 

 

 こうしてカイジの町にたどり着いたボクたち。ただ、ここでもトラブルが待ち受けていたんだよね···。

 作者は独身のおっさんですが、一応初恋はした事あります。けど、ここまでじゃなかったなぁ~!

 かなり速足で関係が進んじゃってますね!でも、描写が拙いなぁ~って思います。

 恋愛ものとか全く興味なかったので、読んでないから仕方ないね。恋愛タグ付きの作品じゃないし。

 ただ、ちょっとは読んどけばよかったかなぁ~?

 少女ものとかも『CCさくら』以外読んだことないし···。


 さて次回予告ですが、アキくんとハルちゃんの状況を知ったアイリさんは二人から相談を受けます。そしてアイリさんが答えた内容は!?


 明日も朝と夜の2回投稿します。お楽しみに~!

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