シャワー攻撃
和輝の身体は、突然の夕立に見舞われたようにびしょ濡れになったが、それでも響子のシャワー攻撃はやまなかった。
「何してるの? 早く脱いで」
なされるがまま、便器の前に跪きうなだれてじっとしている和輝を響子はせかした。
「でも……」和輝が小さな声でつぶやいた。
「なに? もしかして恥ずかしがってる?」
その響子の問いかけに、和輝は下を向いたまま『コクリ』と頷いた。
「何言ってるの。私の裸は見たくせに……男の子なんだから、うじうじしてないで、早く服脱いで、こちらに来なさい」
響子は、一旦シャワーのお湯を止め、そうお姉さん口調で言うと、『シャー』とシャワーカーテンを全開にした。
再び、和輝の目に一糸まとわぬ白い美しい女性の裸体が飛び込んできた。
その美しさに、和輝の先ほどまでの悪心はどこかに吹き飛んでいた。
「あっ ごめんなさい」そう言うと、和輝は思わず顔を伏せた。
「いいわよ。もう一回見ちゃってるでしょ。早くそこに服脱いで、もっと近くで見においで」響子のお姉さん口調は優しかった。
和輝は、響子に言われるまま、力なく立ちあがると、びしょびしょになったTシャツを脱いで床に落とした。
しかし、パンツを脱ぐのは躊躇した。
先ほどの響子の裸体を見たおかげで、一物がパンツの奥で固くなりつつあったのだ。
「どうしたの? その邪魔な布切れも脱がないと、お風呂入れないでしょ」
響子は、そう言うと、再びシャワーヘッドを和輝の方に向けて威嚇した。
「わっ わっ 脱ぎますから」和輝は、慌ててパンツに掛けた手を下に下ろした。
そのとたん、『ビロ~ン』と大きくなった和輝の一物が顔を表した。
その様子を響子は見ていたが、そのことについては特に何も言わなかった。
実のところ、響子もその言動とは裏腹に、涼太以外に男性経験が多いわけではなかったのだ。
そのため、まじかにいきり立った男根を見て、言葉を発することができなかったというのが正直なところだったかもしれない。
そんな響子の胸の内を知る由もない和輝は、すでに開き直って「失礼します」と頭を下げると、響子の立つバスタブに入って、響子の前に立った。




