出発
遅れましたが続きました!
おぉ!老人と思っていたけど・・・これは、ヒロインだな、間違いない。そしてこのリース姫もヒロインだな、間違いない。うん、良い感じだな。
「おぉ?この嬢ちゃんが大魔道士だって?本当なのか?姫さんよ?」
ボルクが疑問した言い方をする。普通の人ならこういう反応なんだろうな・・・だが俺はにはわかる!こういう漫画やアニメの展開を何回も見てきた。このマグって女の子は実は結構強いってこと。
「私を舐めないでくれるからしらボルク隊長、早くドラゴン退治にいきたいんだけど。」
マグの強気の発言に皆は圧倒されていた。
「マグ落ち着いてって。もう馬車の用意はしているの?お父様?」
リース姫がマグを落ち着かせる。この二人は友達みたいな関係なのかな?
「あぁ、それなら今すぐにでも出せる状況だが・・・もう行かせるのか?」
「マグが早く行きたいっていうから」
「そういうことか、色々な変更があるが、よろしいかな?」
マグ向かって話す王。そうするとマグが腕を組んで。
「そうなの。ま、私が行くのに変わりが無ければいいけど。」
なかなかこの子可愛い顔をしてツンケンしているな。そういうところが良いところなのかも知れない。
「よしでは、出発させようか!今回はボルク隊長が行く所であったが、そこを変更しラバル隊長に行かせることにする。そして、この変態にはなにかあれば囮になってもらうことを約束に一緒に行ってもらおう!」
「だから、変態じゃないって!タケローって名前があるんだよ!俺には!」
そして俺と、ラバルとマグが外に用意してある馬車に乗った。その時に俺は布のズボンをラバルに渡されたので俺はそれを履いた。
「なんでズボンだけなんだよ!ラバル!上の服はないのか!?あとなんで手錠もそのままなんだ?」
俺はカタカタと揺れる馬車の中ラバルに言った。
「ズボンだけで十分だろ?変態・・・、手錠はお前が暴れるかも知れないからな、仕方ないだろ」
笑いながら言うラバルに俺は腹を立てる。
「ねぇ?こいつ囮になるの?」
マグが俺に指を刺しラバルにそう聞くと。
「えぇ!なりますとも!マグさん!貴方が命令するなら私だって囮になりますから!」
なんだこいつ・・・まさかの女好きか?まるで俺の時と態度が違う・・・
「ま、私は一人でも十分なんだけどね。ところで今はどこに向かってるの?」
「ベジル村に今行っています。そこにいる商人がドラゴンの居場所まで案内をしてくれると報告を受けております。」
「へぇーなんかそういう所はちゃんとしてるんだな」
俺は何故か関心していた。
「うるさい、黙れ変態。大体お前みたいな男がこの隊長の俺とこんな可愛いレディと一緒に乗れることなんて、奇跡に近いんだぞ?あのバカ親父に監視をしとくように言われているから貴様は一緒に乗れているのをわかっているのか?」
「誰が変態だ!タケローって名前があるんだよ、俺には!」
いい加減に俺の名前を言ってくれる人はいないのか?
「二人ともうるさい!本当にこんな奴らとドラゴンを退治しないといけないのかしら」
俺達二人のやりとりをして、呆れているマグ。その時馬車が止まった。馬車動かしていた兵士達が「着きましたー」と報告をしてきた。
俺達は馬車から降りると、そこには田んぼが多い自然が豊かな村に着いていた。息を吸うとなんとなくだけど美味しいと感じてしまうくらい良い風が吹いた。
そんななか緑髪の大きいバックを持った少年がこちらに近づいてきた。
「この少年は?」
俺は近くにいるラバルに聞いた。
「どうやらこの少年が案内人の商人と言うわけだな。」
そういうと少年は笑った。
なるべく遅れないように頑張ります