大魔道士
遅くなりました。少し書くことを考ながら書きました。
次でいっぱい進めようと思います。慎重にすぎる気もしますが。
俺がドラゴン退治の同行だと?何を言ってるんだボルクさんは、いきなりすぎてついて行けない。
「何を言ってるんだ!こんな変態と、この俺がドラゴン退治をしろって言うのか?」
めっちゃ怒ってるよラバル、ただラバルの言ってる通りだ。
「そうだぞボルクよ、この変態がドラゴン退治の同行とはどういう風の吹き回しだ?」
王様も頭を悩ましながら言ってる。大丈夫なのか?
「まぁ聞けって二人とも、こいつはな?俺の二割の腹パンの拷問も受けて、この様にピンピンしている。そして地下牢の鎖をこいつ馬鹿力でちぎりやがってな・・・で、こいつは自分の言っている事に嘘をついているとは思わなくなっちまってな」
笑いながら言ってるよ。
「で、こいつは俺の担当だろ?俺の判断で、こいつの弁明をさせようと思ったのよ!そこでこいつの弁明方法に今話題のドラゴンの退治に行かせてよー、そこでこいつの馬鹿力が役に立って弁明させてやろうと俺は考えたわけだ」
「なるほど、そういうことか・・・って、え!?」
俺は、自分で納得して自分にツッコミをした。俺の馬鹿力がドラゴンに効くのか?
ボルクさん以外みんな固まっている。
「この足手まといの変態を連れてドラゴン退治をしろって親父は言いたいのか?邪魔なだけだ。俺と兵士達だけで十分だ」
ラバルがピリピリした雰囲気を作る。めちゃくちゃを言うボルクさんが悪い気がするけど。
「待てよクソガキ、ドラゴンドラゴン言ってるがただのドラゴンじゃない・・・ブラックドラゴン。通称『黒竜』だ」
ブラックドラゴン・・・通称『黒竜』ってそのままだけど。
「黒竜!?あの伝説の!?」
ラバルと兵士達が驚いている。そんなに『黒竜』って凄いのか?
「この任務には、元々はボルクと私の兵士達ともう一人、大魔道士が行く予定だったが・・・ボルクのところを変えてラバルに行かせることには私も賛成しよう。そしてそこの変態に馬鹿力があるとしたら、うーむ試してみる価値はあるかもな・・・正しこの変態をただで行かせるのは条件がある」
王が俺に向かって言ってくる。大魔道士のことも気になるけど・・・
「変態よ、もしもラバルや大魔道士がやられそうになったら、囮として盾にはなってくれんか?それができると言うなら。お前の罪も消してやろう。それが条件だ。」
なんてことを考えてる王様だ!それでも王様なのか?もっと国民のことを考えてくれよ!この人でなし王様が!
「変態よ、そう睨むでない。言っておくが君は一応罪人であることを自覚しているのか?裸で町を歩いた以上そこは変わらないのだよ。私はそんなに悪い話しをしているとは思わないのが?」
この言葉に一理あるとおもってしまう、俺は覚悟を決めた。
「王様、俺は変態じゃないこの物語の主人公のタケローだ!罪がなくなるならドラゴンでもなんでもやってやる!」
少し意地になって言った。正直どうなるのかはわからない。でも俺以外にもドラゴン退治に行く奴がいるしな、ラバルと・・・大魔道士だっけ?どうせ、白髭の生えたおじさんとかだろうな・・・、俺が異世界に来てから女性に会ってないんだが。俺のハーレム計画はどうなるんだよ!
バンッ!と大広間のドアが勢いよく開く!
「お父様!ただいまリース帰りましたわ!」
そこには髪を巻いた可愛い女の子がいた。そして隊長と兵士達が一斉に
「お帰りなさいませ姫様!」
と言った、なるほどこの女の子が姫かなかなか可愛い女の子ではないか。しかし少し幼すぎる気もするが。
「おぉよく帰ってきた。リースよ、大魔道士は連れてきたのか?」
「えぇもちろんよ、入りなさいマグ」
髪を靡かせて言う。リースの後ろから、赤いフードに赤い髪をした少女がそこにはいた。
「炎の大魔道士マグよ。よろしく」
凜々しく少女はそう言った。
読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字があれば言ってください。