獣人
なんとかやりたい事に繋げました!
俺とラバルとショウは獣人大陸に向かうため、船に乗ることになった!
「おぉ!船だ!こんなの初めて見たぜ!」
俺はRPGで出てくるような、船が目の前にはあった。
「すごいっすね兄貴!俺もこんな船は見たことしかないっす!」
ショウはもの凄く興奮をしていた。
「この船を乗って俺達は三人は獣人大陸に向かうのだぞ?こんな船に一々興奮しているなんて、さきが思いやれる・・・」
ラバルは、俺達二人を見てため息をついていた。俺達三人は巨大な船に乗った。
ブー
船から大きな音が鳴り、船が動き出す。
「うおお!動いたぞ!やべぇえ!」
俺は船がゆらゆらと動きはじめ驚いた。
「兄貴やばいっすね!あっあれ魚じゃないっすか!?」
ショウが海の方に指をさした。
「おおぉ!本当だ!海も綺麗だな!」
俺達二人はとにかくデカい船に興奮していた。
「お前ら二人いい加減にしろ!!」
俺達二人はラバルに怒られた、少しはしゃぎすぎたみたいだ。
そして反省をしながら、少し時間がたった頃に。
「おい、タケロー、ショウ。見えてきたぞ」
ラバルが俺達に声をかけ、指をさした、そこには港の街っぽいところが見えた。
「おぉ、あれが噂の獣人大陸なのか?」
俺達三人はさっそく船を下り、獣人大陸の港街にやってきた。
「お!?そこの人!観光人かい?」「ここの店にしか手に入らない物があるよ!」
商人達が俺達三人に声をかけてくる。
「あれ?なんか凄い歓迎ムードじゃないか?」
ボルクさんが人を嫌う者が多いって言ってたけど・・・
ラバル俺に声をかける。
「よく見ろ。あいつらは普通の人間だ。」
あ、確かに・・・でもここって獣人大陸なんだよな?大きなウサギの様な耳が生えた可愛い女の子とか、尻尾の生えた可愛い女の子はここにはいなかった。残念だ!
「ここは、まだ獣人大陸の本拠地では無いからな・・・もっと奥に行ったらわかるはずだ」
ラバルは俺達にそう説明してきた。俺達三人はもう少し奥に行くことになった。
「そうだ、その前に買う物がある。お前ら2人着いてこい」
ラバルは何かを思い出し、商人がいるところに行ったので俺達は着いて行った。
「あ、こんにちは!」
おぉお!この女の子の店員は大きな猫耳が着いているし、尻尾も着いている!これが獣人大陸の人なのか!そしてなにより可愛い!
「お嬢さん、耳と尻尾がよくお似合いですね」
あっそういえばラバル、こいつ女好きだったな。口調が変わって思い出した。
「そう?これ似せるに結構頑張ったのよ!」
え?似せるってどういうことだ?
「兄貴。あの耳と尻尾はアクセサリーみたいな物っすよ」
ショウが俺に説明してきた。
「え?本当の耳じゃないのか?」
俺は女の子の店員に聞いた。
「あっそうだよー、はい」
ひょいっと頭に着いていた、猫耳を外した。
「本当に作り物だったのか。」
だが、なんでこんな店なんかに寄ったんだ?
「なぁ、ラバル?もしかしてこれを買うのか?」
俺はラバルに聞いた。
「あぁ、このアクセサリーをつければ、少しは獣人になりすますことはできるからな・・・」
ラバルがそう言って大きな耳や尻尾や角などを買っていた。そしてラバルが女の子の店員に
「本当は貴方自身をこの私の命で買いたいのですが・・・今は任務中なので、いずれぜひ、また会いましょう。」
なにやってんだラバル・・・俺はラバルが店員を口説いてる姿を見て呆れていた。そしてラバルは俺達に二人にアクセサリーを渡してきた。
「おい!なんで俺は尻尾なんだよ!猿みたいじゃねーか!」
俺に渡されたのは猿みたいな尻尾だった。
「いや、よく似合ってるすよ!兄貴!」
ショウは犬の様な耳を頭に付けていた・・・。こいつが女の子だったら凄くかわいいんだろうな・・・。正直ショウは似合っていた。
「そうだ、お前には猿がお似合いだ」
ラバルは角の様な物つけていた。なんか違和感あるけど・・・大丈夫なのかそれ?
「よし、準備は整った!出発だ!」
ラバルが気合いよく言い、俺達は三人はアクセサリーを装備して獣人大陸の奥に向かって行った。
獣人大陸のとある町中
「キミだよね、報酬次第で、なんでもやってくれるドクって」
クロマが、帽子を被った犬の様な人間に話しかけていた。
「・・・報酬はなんだ?先にそいつを見せろ?」
犬の男はクロマに聞いた。
「へぇ~話しが早いね・・・お金――」
っとクロマが言った瞬間、犬の男はクロマに一瞬で近づき爪を立てていた。
「・・・よく、勘違いする奴がいるんだよ・・・報酬って聞いたら大体の奴は金だと思うお前みたいな奴がよぉお!」
大声を荒げる犬の男。
「いやいや、これは冗談だよ・・・キミの報酬はこれだよ・・・」
クロマは袋を犬の男に手渡した、犬の男は中身を確認する。
「へっわかってるじゃねぇか・・・俺の事を・・・で?何をやって欲しいんだ?」
犬の男はクロマに訪ねる。
「実は、殺して欲しい人間がいるんだ・・・名前は『タケロー』って男だ。」
「なるほど、タケローって奴を倒せばいいのか?何か特徴は無いのか?」
犬の男はクロマに聞いた。
「キミは確か鼻も凄くいいんだっけ?これそのタケロー君の髪の毛」
クロマは髪の毛を犬の男に手渡した。
「クンクン」
犬の男は髪の毛を嗅ぎ出した。
「なるほど、大体わかった。」
「話しが早くて助かるよ、じゃあよろしく頼んだよ」
そう言ってクロマはどこかに消えていった。
「俺は貰った報酬分の仕事をするだけだ」
犬の男は走って行った。
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