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魔王

大急ぎであげました。


  この闇の戦士は顔が見えないのに、なんて威圧感があるんだ・・・、そして重そうな鎧を着ている割には、俺より早い動きができる・・・


「今降参をしたら、痛い目を合わなくてもすむぞ」

「なんだと!」


 くそ、もっとよく相手の動きをよく見るんだ・・・


「こないならこっちから行くぞ!」


 闇の戦士がラッシュでパンチを繰り出してくる。


「くっ」


 ボルくさんとの特訓で鍛えた小さい動きで避けるをやろうとするが、闇の戦士のパンチは一つ一つが避けられないようなっていた。


 ガン!ガンッ!


 俺は避けられないのでガントレット闇の戦士のパンチを防御していた。


「なんて威力なんだ・・・」


 闇の戦士のパンチはやはり重い・・・なら仕方ない。


 シュッっと俺は闇の戦士との距離を取ってジャンプした。


「・・・なんだ距離を取って」


 このままじゃ何もしないまま俺が負ける。一瞬でも隙ができたら、俺の必殺技の『飛び回し蹴り』をするつもりだったが。


「一か八かだ!」


 俺は『飛び回し蹴り』の構えをした。


「・・・フンッ、なるほどな・・・来な?」


 なんだと、俺が何か仕掛けるかわかってるいるのか?でもやるしかない!


「舐めやがって!うぉおおおおおお!」


 俺はとにかく全速力で闇の戦士に向かって走った!そして、ジャンプして。


「ここだぁああああ!」


 ドォォオオオン!


 俺の回し蹴りが、闇の戦士の頭に当たった!


「よし!」


 お!闇の戦士が体制を崩した!


「なるほどな・・・今のは少しだけよかったぞだが、だがまだまだ甘い!もっと気合と相手を絶対に潰すという気持ちが足りない・・・」


 そういうと闇の戦士は俺との距離を空けた。


「その技は、こうやってするものだ!」


 なんだ!?闇の戦士はこっちに向かって全速力で走ってきた!そしてジャンプして。


「はぁあああ!」


 ドォォオオオン!


 闇の戦士の『飛び回し蹴り』が俺の顔面に当たり俺は吹き飛び倒れた。


「これくらいはできないとな、もう諦めてここから去るんだな」


 闇の戦士は俺に言い放ってきた。くっそ顔がめちゃくちゃ痛い、鼻血か凄いでている…頭もくらくらするが…


「まだだ・・・、まだ俺は諦めないぞ・・・」


 俺はゆっくりと起き上がった。


「なぜ、そこまでする必要がある、力の差はわかっているだろう」


 確かに、闇の戦士はもの凄く強い、俺の方が弱いのもわかっているが


「諦めるって言葉が俺は嫌いなんだよ!」


 俺はそう言って、一気に闇の戦士に近づいた。


「また、あの技か!」


 だが、俺は飛ばなかった。


「なっなんだ!?」


 俺は、闇の戦士の腕を掴んだ!


「これが俺のもう一つの必殺技!『背負い投げ』だぁあああ!!」


 俺は思い切り、闇の戦士の腕を引っ張る。


「うぉおおおおおおおおおおおおおお!」


 俺は叫んだ。


 ドォォオオオオオン!


 綺麗に背負い投げが決まった。この技は油断していると決まりやすいってボルクさんが言っていた。闇の戦士は大の字でぶっ倒れいた。


「ふふふふふ・・・・ハハハハハハハッハ!」


 倒れいていた、闇の戦士は何故か笑っていた。


「なっなんだ・・・」

「打ち所が悪かったんすかね?」


 俺とショウは少しビックリしていた。


「いやぁ、これは失敬!」


 むくっと闇の戦士が起き上がってきた。こいつどんだけ元気なんだ。


「いや、私の負けでいい」


 闇の戦士のその言葉に俺は驚いた。


「え?でも」

「諦めるって言葉が嫌いなんだろ?これ以上やったらお前は死ぬまでやりそうだしな」


 確かに俺の身体と顔はボロボロだった。


「お前じゃない、俺の名前はタケローだ!」

「あっ俺はショウって言うっす!」


 俺達二人は名を闇の戦士に名乗った。


「タケローとショウか、わかった。私の名は無いが『闇の戦士』と皆に呼ばれている」


 俺と闇の戦士は握手をした。


「とにかく、これでこの二人も入れるってこと?」


 アディが闇の戦士に聞いてきた。


「あぁ、だが魔王城に入る前に、今の魔王様に会っていただく」

「まっ魔王か」


 魔王ってRPGとかで鬼のような容姿で牙がむき出していたマントしているってイメージだが・・・この異世界ではどんな見た目なんだろう…


 ゴゴゴゴゴ!!


 魔王城の大きな門の扉ゆっくりと自動で開き始める。


「さぁ行くぞ」


 俺たちは闇の戦士について行った。


 魔王城は思った以上に暗くはなく、火の灯があちらこちらに付いていた。


「めちゃくちゃ広いっすねー」

「確かに、ホワイト城と同じくらいじゃないか?」


 俺たちは周りを見渡しながら闇の戦士についていっていた、ところどころボロくなってたりしていた。


「さぁ、着いたぞ。」


 俺たちは奥の方に連れていかれて、長い階段が目の間に会った。


「この奥に魔王が…」


 なんか今だけ俺が勇者になった気分だ。俺たち三人はこの長い階段を上り始めた。そして大きな扉があり、自動でその扉が開きだす。


 ゴゴゴゴゴ!


「さぁ、どんな魔王様なんだろうな!」


 少しウキウキして言った。


「なんじゃ、闇の戦士よ、こやつらは?」


 そこにいたのは、角が生え小さい翼と尻尾が生えたいる短髪の小さい少女がいた。



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