変態
ペースを上げていきたいと思っていますが・・・
頑張って書きますのでよろしくお願いします。
「兵よ、この変態に下半身にを隠す大きめの布を持ってこい!」
「ハッ!ラバル隊長!既に用意ができております!」
「俺は変態じゃないタケローだ!」
「黙れ、変態」
この金髪イケメン野郎は隊長なのか・・・? 俺くらい歳なのに?てか、渡された布はめちゃくちゃ汚いじゃないか・・・下を隠せるならなんでもいいのか。
俺が下半身を汚い布で大事な所を隠すように腰に巻くと、ガシッ!っと俺の腕に手錠が繋がれた。
「は?」
「さぁお前は城の地下牢に連行する!」
なんだって?俺が連行だと!?
「なにをとぼけている?お前はこの町に裸を見せつけ、変な言葉を発していると通報を受けているのだ。さぁ兵よこの変態を地下牢に!」
「はっ!さぁ来い!変態」
「だから俺はタケローだ!」
俺は変態の罪で地下牢に連れて行かれるようだ・・・俺は主人公じゃなかったのか?こんな形で城に招かれるとは思ってもいなかった・・・
俺は兵に連れて行かれるまま。城の地下牢に捕まってしまった。
腕の手錠はそのままで、両足には壁に着いている鎖が繋がれた。
少し足を動かそうとすると、ガシ!っと重い鎖の音が地下牢に鳴り響き、監視の兵がこちらを睨み付けてくる。完全に身動きが取れない状態だった。
「大人しくしていろ!変態!」
「俺は変態じゃねえ!タケローだ!」
「なら何故裸で、町をうろうろしていた?」
「そっそれは・・・俺にもわからん!」
そういうと兵は呆れた顔をしていた、だが俺は何故自分が裸でいたかのは、わからないのは事実である。・・・まさかあの神に会った時に「服も用意してくれ!」って言わないと駄目だったのか?そんなまさかな・・・今はそんなことを考えていても無駄か、というかここからいつ俺は出れるのであろうか、少し近くにいる兵に聞いてみるか。
「なぁ、俺はこの牢からいつ出れるんだ?」
「なんだ変態?すぐにここから出たいのか?お前が何故裸で居たのかを正当な理由であればすぐに出れる。もう一つはお前の仲間が証言をしたら出れるっといった感じだな。」
詰みじゃねーか!俺はこの世界に今来たばかりなんだ!仲間なんているわけ無いだろ!裸で居たのも俺がここに来たばかりであって・・・俺の異世界ライフ物語は完全に詰んでいた。
「変態、もうそろそろボルク隊長が来るから、大人しく待っておくのだな」
ボルク隊長?誰だそれは、さっきの金髪イケメン野郎はラバルとか言ってたな。違う隊長なのかな?
ドシドシっと地下牢に重い音がこちらに向かってくるような音が鳴った。
「よぉよぉ、こいつが噂の変態か~?全く俺の仕事の邪魔をしやがってなぁ?」
酒くさいおっさんが来た。この人がボルク隊長なのか?
なんだろう、この歴戦の戦いを繰り広げて戦った凄い戦士感を感じる。顔に傷も入っているし。ゲームや漫画やアニメを見てきた俺にはわかる、この人は多分めちゃくちゃ強いベテラン戦士だ。
「ボルク隊長!ラルバ隊長からの伝言です!」
「なんだ?あのバカ息子また俺に何か言ってたのか?」
このボルクっていう人はどうやらラバルって野郎の親なのか。
「変態の相手をさっさと終わらせ、酒場に行かず、城の警備をしっかりしてくださいとの事です!」
「うるせぇガキだなあいつは、まぁいいや、また無視をすればいいことだ。とりあえず変態のガキ?一応俺はここの牢獄の担当受けている。ボルクってもんだよろしく頼むぜ。」
「・・・タケローです。よろしく」
一体今から何が始まるんだ・・・?
最後まで呼んでいただきありがとうございます!