パスタ
この時間にしか投稿できんくなるかも知れません。前回の話はタイトルから考えてました。
ようやくショウは起きたようだ。
「よ、起きたか」
「あれ、俺結構寝ていたっすか?」
「なんか、立場が珍しく逆だな」
いつもは俺がぶっ倒れていて、それでいつもショウが俺を起こすって感じだったのに。
「ていうか兄貴生きてたんすか!?あのクソガキをやっつけたんすね!」
やっぱりカガミって皆から嫌われるんだな・・・それもそのはずか。
「あいつは、今は牢獄に入っているよ」
「そーなんすか?やっぱり死刑になるんすか?」
「いいや、あいつは死刑にはならないよ。」
「なんで兄貴がそんなことを知っているんすか?」
ショウが不思議そうに俺の顔を覗きこんで聞いてきた。
「ま、色々話しをしてきたんだよ。」
「あんな奴と話しをしてきたんすか!全く兄貴はほんとに変わってるっすね」
「まぁまぁ、ところでもう身体の方は大丈夫なのか?」
見たところ、ショウは大丈夫そうに見える・・・。一週間も寝ていたしな。
「兄貴の方が痛々しいっすね包帯もいっぱい巻いているのに身体はボロボロっすよ」
「そういえばそうだな。というかさっきまで一歩動くだけでも身体中が痛かったがなんか慣れてきたな」
まだ身体がズキズキしたりするが、自分自身の身体が痛みに慣れていっているのがわかる。
「本当に変な人っすね・・・そういえばここはどこっすか?」
「ここは、ホワイト城の医務室だ。」
「だからこんなにも、このベットがフカフカなんすね・・・てかタダなんすよね
!ここの宿泊料金は!タダなんすよね!?」
ショウは俺に喰い気味に向けて言ってきた。
「さすがに、大丈夫だと思うが・・・」
一応俺はこのホワイト城を救ったんだし・・・そのとき。
ぐぅうう~
二人のお腹は鳴った。
「・・・腹が減ったな・・・」
「そうっすね・・・なんか食べに行くっすか」
俺達は町に出た。俺はどこに飲食店があるからわからないから。ショウに着いて行くしかなかった。
「今度はどんな店に連れてってくれるんだ?俺は前のピザの店でもよかったんだけど・・・」
あのピザ屋の店は本当に美味しかったなっと、俺はのあのピザを思い浮かべていた。
「兄貴は以外に大食いっすから、そんな兄貴はこの店っす!」
ショウが入って行く店に俺も入って行った。
「ここは・・・」
パスタがメインの店だった、あそこでもパスタ・・・謎の液体がかかったパスタ・・・凄い長いパスタ・・・色んなパスタがある店だった。
「さぁ座るっすよ!兄貴!」
「あぁ、メニューはショウに任せるよ」
「はいっす!店員さーん!」
ショウは元気よく、店員を呼んでメニューを頼んでいた。
「お客様・・・本当に大丈夫なのですか?」
「はいっす!兄貴は大食いっすからー」
「・・・承知いたしました・・・」
なんであんなに店員が驚いているんだ。
「一体何を頼んだんだ・・・」
「来てからのお楽しみっす!」
注文してから結構な時間が立った。
「おい、さすがに遅すぎないか?」
「そうっすね~・・・おっ来たっすよ!」
俺達が待っていたのは超特大のパスタの大盛りだった。
「なんだこのデカさのパスタは・・・」
「さぁ!このパスタを二時間以内に食べれたらなんと料金は半額になります!」
なっなんだと・・・
「ショウ、お前・・・」
「いいじゃないっすかー!お腹は膨れるし料金は半額になるし!最高じゃないっすか!」
「なんだよそれ!?」
「では開始ー!」
店員が時間を計り始めた・・・こんなの大食いのテレビ番組でしか見たことないぞ!まさかコレを俺が食べることになるなんて。
「ほら、兄貴早く食べるっす~俺も少し食べるっすから~!」
「くっそなんでこんなことに!」
こんな焦って食べるのじゃなくて、ゆっくりと食べたかったんだが・・・しかしこうなったら仕方ない!
「うぉおおおおおおお」
俺は気合いを入れて食べ始めた。
大盛りのパスタにミートボールやら野菜やらベーコンやらが沢山入っておりしっかりと一つ一つ味がしっかりしていた。飽きないように色々な工夫がしてあった、たくさんの調味料が用意されてあり、いつでも自分のタイミングで変えていいようになっていた。
「頼んでおいて、あれっすけど・・・兄貴早いっすね」
「あぁ、しっかりと味がしてあって美味しいからな。なかなか行けるぞこの大盛りのパスタ」
俺達は結構食べいた。半分は喰っていた。
「兄貴・・・俺も無理っす・・・」
「おう、後は俺に任せろ!」
「残り一時間です!」
くっもう一時間か・・・味を変えるか・・・でも、ここは異世界・・・どれがどういう調味料なのかわからない・・・これはまだ温存だ・・・
「うぉおおおおお!」
俺は一気に残りのパスタを口に頬張る。
「よし、まだまだ行けそうだ!」
腹の中まだ満腹ではない、行けるこれは行けるぞ!
「さぁ残り20分だー!」
くっ、3分の1くらいパスタは残っている・・・正直このパスタの味には少し飽きてきた・・・使うか・・・秘策の謎の調味料を!
「く、使うぞ俺は!!」
俺は赤い調味料を入れ、食べてみた・・・
「こっこれは!・・・辛いけど、美味しい!」
刺激が少し強いがこれが癖になって美味しい!
そして俺は残りの大盛りパスタをすぐ平らげた。
「なんだと!あの大盛りパスタを食べたのか!三年前に勇者が食べた以来だ!」
「えっ、勇者だって?」
店員の勇者という言葉に俺は満腹だったがそっちに気を取られてた。
読んでいただきありがとうございます!この時間でも見てくれるかなー