褒美
書きました!!こっからの展開はちゃんと書けるか心配です!怒濤の展開ですので
あれ?どこだ?ここまたベットにいる。ていうかまた身体中が痛い・・・ ここは休憩室か?
スースーっと俺の膝で寝ている奴がいる。そこにはショウが寝ていた。
「・・・だからなんでこういう展開は女の子じゃないんだろうな・・・」
俺はそう思いつつなんとなくショウの頭を撫でた。
「へー、そんな一面もあるのねアンタ」
びくっとして、頭を撫でるのやめた。女の子の声がしてその声をするほうを見た、そこにはマグがいた。
「いたのかよ・・・声をかけてくれよ」
「そこの子供には感謝しといきなさいよ?」
「え?なんでだ?」
「誰かさんが凍り着いたのを、溶かすのを頼んできたのそこに寝ている子だから。それじゃね!」
そう言ってマグはこの部屋から出て行った。そうかあの時に俺は白竜の氷の息の直撃を食らって・・・ そっからの記憶がない・・・
「あれ・・・兄貴起きたんすか?」
寝ていたショウが起き出した。
「おう、起きたぞ・・・身体凄くダルいけどなんとか」
「よかったっす!生きてて!」
そう言ってショウは俺に抱きついてくる。
「おいおい、大げさだぞ」
「いや、本当に心配したんすから!」
ショウは泣いていた・・・心配をさせたんだ俺は
「泣くほどの事じゃないだろ?はぁーこれが女の子だったらなー」
でも、これはこれで悪くないもんだと思った。
「よかったっす、いつもの兄貴っぽい発言を聞いて!」
「なんでよそれ!」
あんなに泣いてたのがケロッといつものショウの顔に戻っていた。
「そういや!大会はどうなったんだ!?」
「あーそのことなら、一応人間側の勝利ってことで終わったっす。んで大会は中止になったっす」
「そうなのか、最後に誰が出たんだ?」
そういうとショウは小さい声で言った。
「・・・カガミっす、あいつの戦い方は凄く嫌な感じだったっす」
なんだろう、この話題は話したくないってオーラを感じる。
「とりあえず!よかったよ!人間側が勝てたなら!」
「あっ!兄貴!王様から明日ホワイト城に来るようにって伝言があったっす!」
「おっマジか?」
「はいっす!あの竜の一族との戦いに参加した者には褒美をあげたいって言ってたからっす!」
よっしゃああああ!頑張ったかいがあったぜ!俺は思わずガッツポーズしていた。
「いや、別に心の中で思わなくても顔が嬉しいそうな表情でわかるっす・・・とにかく!明日に備えて兄貴は寝るっす!」
俺はそんなに嬉しそうな表情してたのか?あっそうだ。
「ショウ!」
「ん?なんすか?」
俺はショウの頭をポンポンっとして
「ありがとな」
俺はちゃんとお礼をした。
「なっなんのことっすっか!?」
「俺が凍ったのを溶かすのマグに頼んだんだろ?」
「・・・そっすよ、でも勘違いするなっす!俺は一応兄貴の雇い主っすから!ただそれだけっすよ!」
こいつ照れてんのか?良いとこあるな・・・
「はぁーこれが女の子だったらなー」
「また、それっすか!助けるんじゃなかったす!」
俺達はそんなこと言いつつ、明日に備えて寝た。
翌日、ホワイト城大広間。
俺とボルクさんとカガミが並んでいた、そこに王が言葉をかける。
「よく集まってくれた、勇敢なる戦士達よ!皆無事に済んだこと心からお礼を言わせて貰う!」
俺達三人は膝をついて王の言葉を聞いていた。
「さて、まずはカガミよ!ソナタはあの竜の戦士のリーダーのラドを倒した!やり方は少し問題があったがソナタの働きがあって無事でいるのは事実!どんな褒美がほしい?」
王はカガミに聞いた。
「うーん、そうだなー」
カガミは立ち上がり腕を組み悩んでいた。俺もどうしようかなー、何か欲しいものあるかなー・・・俺も悩んで考えていた。
「あっそうだ!」
カガミは手を叩き何か思いついたようだ。
「この城の王の座の貰い、ハーレムでもさせてもらおうかな?」
カガミのその言葉で広間にいる全員が固まった。
「今王の座って言ったよな?」「正気かあの子供?」「ハーレムってなんだ?」
広間にいる兵士達の言葉が飛び交う。
「なにを言っておる、カガミよ!さすがに簡単に王の座を渡すことはできんのだよ、もっと違うこと――。」
そのときだった。
バリバリバリ!っとカガミは手から雷を王に向けていた。
「ぬぅわぁああ」
その雷が王に当たった。
「僕は本気で言ってるんだ?僕は強い・・・なんたって神に選ばれた存在『神の使者』なんだからな!」
なんたって?『神の使者』って俺のことじゃないのか?こいつ勘違いしてやがるのか?ってかそんな事を考えている場合じゃない!
「おいおい坊主?さすがにそれはやりすぎなんじゃないか?」
ボルクさんカガミの前に出る。
「アンタは結構強い事はわかっている、でもこっちにはこの王という人質がいることを忘れてはいけない」
カガミはいつの間にか倒れていた王のすぐそばいた。
「ちっ卑怯者が!」
さすがにボルクさんでもこの状況は手出しはできないか・・・
「さて、今からは僕がここの王だ!言うことを聞いて貰うよ?」
まさかこんな展開になるなんて・・・どうなるんだ!
読んでいただきありがとうございます!感想などいつでも待ってます。