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神の裁き

遅れました。自分の小説を見返して誤字脱字を編集を行ってました。

 僕には誰も勝てない、そんなことを思うと笑いが止まらなくなる。僕はなんたって『神の力』を持っているのだから。


「なんだ貴様、そんなに死にたいのか!?」


 ラドが僕が笑っている姿を見て怒っている。あぁダメだ、つい笑ってしまうのが僕の悪い癖だな。悪気は無いんだけどな。


「その炎の剣で僕のことを殺すのかい?凄くかっこいいね!」

「貴様ぁ!」


 ラドがもの凄い勢いでこっちに向かってきた。さてと、どんな魔法で相手をしてやろうかな。


「おっととりあえず氷の魔法で台を作るか」


 カチン!っと僕は魔法で氷の台を作り、突撃してくるラドの攻撃を避けた。


「やっぱ、炎には水の魔法だよね。」


 水の球体を作ろう。そうシャボン玉みたいにいっぱいね。


 ポワポワポワっと僕は魔法で大きい水の球体をたくさん作り宙に浮かせた。


「なんなんだ!この水の玉は」

「くくく・・・なんだろうねぇ?」


 水の玉はラドに触れた瞬間。ラドは吸い込まれるように水の玉に閉じ込められた。


「これはトラップみたいな物だよ。僕が作った水の中にいるのが、例えドラゴンでもくるしいはずだよ。」


 水の球体の中でラドがもがき苦しんでいる、ククク・・・ハハハハハー!これが女の子なところが少し残念だよこれが男だったらもっと面白いはず。でもこれはこれで面白い。


 バーン!・・・シュー・・・


 ラドが水の球体を炎の力でかき消し、水を蒸発させた。


「へー、ゴリ押したね」

「こんな物で我が竜の力は止められんぞ!」


 ゴォオオオオオ!


 ラドは大剣を燃やして、カガミが出した水の球体を全て蒸発させた。


「すっごい力!これには僕も驚いたよ。」


 あの剣で切られたらひとたまりも無いね。そしてあの剣から発する熱でこの会場も熱くなってきたね。


「我が剣を受けよ!」


 シュン!


 ラドはもの凄い早さで、カガミに近づく。


「おっと、これはやばいね」


 フゥウウウ


 ラドに対してカガミは風の魔法で自分を空中に浮かし逃げる。


「こしゃくなマネを!」

「キミみたいな奴じゃないとこういう空中戦もできないからね、丁度いい練習相手になるよ。でもただ逃げるだけじゃないよ」


 カガミそういうと氷の矢をラドに放ちながら逃げていた。


「そんなもの我には効かない!」


 氷の矢はラドに近づくとすぐ溶ける。どうやらあの剣の炎の力だ。


「やっぱダメかー」

「舐めたこと言いよって!!もうよい、少し本気出させて貰おう!」


 ボォオオオオオオオ


 ラドの目と羽と尻尾と手と足と剣が燃えだした!!


「これが我が竜の技『紅蓮竜(ぐれんりゅう)

「へー凄いかっこいいね!」

「そんな事を言っているのも今のうちだ!!炎斬(えんざん)


 ボオオゥウウウウウウウウ!!


 ラドの剣から炎の斬撃が連続で飛んでくる。


「サンダーフィールド!」


 ビリリリビリリリ!


 手から雷を壁を作りそれでラドの炎斬を受け止めた。


「その程度か!」


 ブォウウウウウウウウウ!!


 炎の翼で一気に攻め込むラド。


 ザザザザン!


 雷の壁が破られそうになる。


「やばい・・・ってなんてね。ブルーウェーブ!!」


 ブシャアアアアアアアン!


 巨大な波がラドに押し寄せる。


「さすがにこの波は蒸発できないでしょ。結構強い魔法らしいしねこれ」

「くっ」


 押し寄せるに波に飲み込まれるラド。


「これで終わりじゃ無いよ。サンダーブラスト!」


 カガミはその波に雷の魔法を流した!


 バチバチバチ


「うぅわぁあああああああああ!!」


 苦しむラド、それを見てカガミは笑っていた。


「水は電気を通すからね、これは効いたよね。」


 波は無くなり会場の真ん中でボロボロで倒れているラド。


「くっここまでか・・・さっさと殺せ!!」


 風の魔法で浮いていたカガミがゆっくりと会場に降りていきラドに近づく。


「さっさと殺せだって?いやーだな。キミには今から神の裁きを受けてもらうよ?」


 ククク、こいつは女の子だが迷惑をかけた・・・


「アイスブロック」


 カチカチカチっとラドの上で大きい氷の塊ができる。


 ドォォオオオン


「うぅわああああああ」

「いい表情するね・・・さて、何個くらい乗せれるかなー?」


 アイスブロックが二個ラドの上に乗った。


「あああああああああ!」

「ハハハハ!!これが神の裁きだよ」


 その時観客がカガミの様子を見て少し引いていた。


「もうよい!カガミ!」


 観客席から王様がカガミを止めに入った。


「えーいいのー?王様ー?この女アンタの事を殺そうとしてた奴だよー?しかもこの大会も台無しにしちゃってさー?」


 ガンっ!そう言いながらカガミはラドの頭を踏む


「私はこんなことは望んでいない。」

「・・・はいはい。」


 そう言うとカガミはラドに乗っていた氷の溶かした。


「我を殺さないのか?」

「・・・殺すのは後味悪いしねー」


 その時だった!


「フォオオオオオオオオオオオオ」


 白竜が吠えだし、ラドを手につかみどこかに飛んで行った、白竜が追うように周りにいたドラゴン達も飛んで行った。


「あららー逃げられちゃったねー」

「うむ・・・今回の大会は中止だ」


 王様はそう判断して、大会は中止された。

読んでいただきありがとうございます!ペースを落とさず自分のペースでやっていきたいです

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