ダークホース
新キャラの登場!その力は・・・
なんなのこのガキ、かかってこいって挑発しているのかしら?この大魔道士マグを舐めているの?
「さぁ、君の力を見せてくれよ?炎の大魔道士なんだろ?」
カガミは人差し指をクイクイっとやり、こっちを挑発してくる。
「いいわよ、私はアンタみたいな生意気なガキが一番嫌いなんだっ!」
怒りで少し私の魔力の炎が燃え上がる。
ボオオオオオォオオオオ。
「バーンショット!!」
巨大な炎の矢を作り、それをあの生意気なガキに当てる!!
「ちょっとやりすぎたかしら?」
「へー、でっかいなぁ~」
何を呑気に・・・これで私の勝利ね。
「んーこれくらいで防げるかな。」
ドォォオオオン!
私のバーンショットが当たった?煙で見えないけど・・・。
煙が消えると目の前には、私のバーンショットよりも巨大な氷の壁が張られていた。
「・・・結構やるじゃない」
氷の魔法を得意としてるのね、しかもあそこまでデカいのは見たことが無いわ、これがあのガキの余裕の理由なの?
「ねーねー大魔道士さん?それで、終わりなの?」
「・・・むかつく」
なんなのよこいつ!だったら見せてやるわ!
「ビックボム!」
ボォオオウウ
この魔法はあの黒竜にトドメを刺した超強力な魔法よ!私の上で炎の玉がドンドン大きくなっていく。前の炎玉よりもっと大きく!
「へー、なるほどねーこんな感じかな?・・・ビックボム」
ボォオオウウ
「そっそんな!」
私と同じ魔法だと!?こいつ炎の魔法も使えるのか!
「どっちの炎が強いか試そうよ」
「・・・望むところよ!」
巨大な炎の玉と巨大な炎の玉がぶつかり合う!
ボォオオオオオオオオオオオウウ
観客席
「熱いっすねこの試合!」
「そうだな、というか炎も氷も使えるなんてアリなのか?」
疑問をショウに問いかけるタケロー。
「んーすっごい珍しいことなんすよ?たまにいるらしいっすけど、俺は初めて見るっす!かっけぇ」
「そっそんなに凄いことなのか・・・あのカガミとかい少年はかなり凄いってことなのか・・・」
試合
「さすがに僕の炎の方が弱いのか・・・伊達に炎の大魔道士は名乗ってないね?」
私のビックボムが押している、相手の炎の玉を吸収した。炎の魔法で私が負けるはずが無いわ!でもなんなのあの余裕な表情は・・・
「フッ色々楽しかったよ、さてとじゃあ初めて僕の本当の力を見せてあげるよ」
にやっと笑い出した。まだ何か隠しているの?
「まずはこの炎の玉をなんとかしないとね・・・何がいいかなー、そうだ!土にしよう」
ゴゴゴゴゴゴ
カガミの目の前に巨大な土の手が出現し、その手で私の炎の玉を包み込んだ。
「アンタ、どういうことよ炎も氷も大地も使えるなんて聞いた事がないわ!一体何者なの?」
「クククック」
奇妙に笑い出したカガミ。
「何者かって?それは、僕が神だからに決まってるからじゃないか!」
神と名乗るカガミ、一体どういうことだ!