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異世界行ったらチートだった  作者: トミ


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雨の矢

まだまだ続きます!お楽しみに!

 くそ、結構やばい状況だなこりゃ・・・相手が女の子だからって完全に油断をしていた。


「いやー、もう終わりかなー、黒竜を倒したって聞いてたから期待をしてたんだけどなー」


 めちゃくちゃ煽ってくる子だな、このロアロって女の子は。しかし足が打たれただけだ、痛いけど俺はまだ動ける!


「うぉおおおおおおお!」


 俺は叫びながらロアロに一気に距離を縮める。その行動にロアロはびっくりして逃げながら弓を放つ。


「うわ、こんなゴリ押しでくるなんて・・・」


 くっそこのままじゃ足の傷がドンドン痛んでいくだけだ・・・、だがロアロは逃げながらなら俺には矢を当てることはできない・・・ なるほど自分と相手が動くのにはさすがに狙えないのか・・・。


「なにを考えているか知らないけど!降参した方がいいよ!」


 ロアロそういうと矢を三本ずつ、連射して打ってくる。数が多すぎる。


「やばい・・・これは避けきれない!」


 ・・・避けれないなら・・・避けなきゃいいだけだ!


「うぉおおおおおお!」


 俺は矢が飛んでくるロアロに接近していく、矢が俺の身体中にブス!ブス!とドンドン矢が刺さる!痛いが今はこんなの関係ない!


「なんなんだよ!こいつは!近づいてくるなぁああ!」


 矢を放つロアロに、タケローはどんどん近づいていき!


「おらぁああああああ!」


 ズドォオオオオオオオオン!!!


 タケローは思いっきり全力疾走でロアロに体当たりをした。


「くっそ、めちゃくちゃ痛いけど、これで俺の勝ちだろ・・・」


 俺は勝ったのか!初戦を!


「・・・なにを勝ち誇った顔をしているの?」

「ん。なに?」


 ロアロはまだ立っていた、少しふらつきながら


「まだだよ、アタシは弟と妹を楽させてやるために頑張らないといけないのよ!」


 ロアロにはそんな思いがあったのか、黒竜の目玉にそれくらいの価値があるのか・・・


「そうか・・・」


 俺の思い…なんだ?俺はなんのために戦っているんだ?確か…なんだ?ハーレムのため?


「なによその顔・・・タケローだっけ?・・・情けをかける様な事はしないでね。ここ来ている戦士達は皆本気でぶつかっているのよ!」


 俺の顔を見て、ロアロはこう言ったんだよな。そうだな、ここでわざと負けるのは相手に失礼な行為だ。それは主人公としてはダメな事だろ!


「あぁ、ロアロがそういうなら!だけど覚悟しとけよ!俺はこの世界の主人公だからな!」

「へっ、意味分かんないし、でもおかげアンタに対して大技を出せる。本当は決勝までとっておくつもりだったけど、覚悟しなよ!」


 そういうとロアロの表情が変わり本気の顔をしたように見えた、なにやら自分に魔法をかけている様子だった。バフってやつか?


「じゃあアタシの大技を食らいなさい!『雨の矢』を!」



 ロアロは大きく!空高く飛んだ!下からは豆粒みたいに見えなくなるくらい飛んで行った!


 そして空から無数の矢がタケローに向かって飛んできた!


ザァアアアア!


まるで雨のようだった


「くっそなんて量の矢だ!」


 とにかくこれは食らったらさすがにやばい!しかしこれは避けれないぞ!


 ブサブサブサブサ!!!


 矢が俺に刺さってくる。くっそ痛い!こんなところで俺は・・・俺は・・・


「まだ俺はまだ諦めてないぞおおおおお!!」


 俺は叫んだ!そして、俺もロアロの所までジャンプだ!

 俺には神様から授かった馬鹿力がある!矢が打ってくる方に!飛ぶんだ!


 バシッ!と俺は空中で矢を放っているロアロの方に大ジャンプした。


「ぬぉおおおおおおおおおお!」


 矢はどんどん俺の身体に刺さってくる。


「凄いごり押しだな・・・これがタケローという男なのか」


空中でロアロは俺にそう言ってきた


ドォオオオン!!と俺は空中でロアロにタックルをした。


 ボォォォオオオオオオン


 二人共もの凄い勢いで落ちてきた。そして俺は血だらけでボロボロだが、なんとか立って右腕を上げた。


「勝者!タケロー!」


 上の席に居る王がそう叫んでいた。


そして俺は気絶した。

呼んでいただきありがとうございます!

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