第四二話 拉致監禁、です!
「…………」
ガタガタ、ガタガタと、俺の足が周囲に振動を伝える。ガタガタ、ガタガタ、ガタガタガタ…………。
「んもう! 貧乏ゆすりは止めてくださいって何度も言っているじゃないですかぁ! ガタガタガッタガタやかましいです!」
グローヴィアがいつになく不機嫌な声音でそう言った。俺は一瞬だけシュンとなりつつ、しかし弁明を試みる。
「いやだって……。もう夜が明けたんだぞ? いくら何でももう帰ってきて良い頃だろう?」
「もう何度も聞いてます! こっちだって心配なんですから! ……うーん、どっかで酔っ払って寝ちゃったんでしょうか? 昨日ミュリアさん、しこたま飲んでたしなぁ……」
「だとしても、そろそろ起きて帰ってくる頃じゃないか? もう限りなく昼に近いのだし……。やはり俺も探しに……」
「ですから! 先生はここで連絡を待つって決めたじゃないですか。今、街中を大学生の皆がくれているんですから、連絡を待つべきです。それに、こんな時だからこそしっかりどっしり構えていないと、国の指導者なんて夢のまた夢です!」
そうだった。昨日、勢いではあったが国民運動の党員となってくれた大学生の皆が、授業とかもあるだろうに街中を歩き回り、ミュリアを探してくれているんだった。ファーナリアが送ってくれた高価な小型無線機を全員に配り、俺はここで連絡を待つことにしたのであった。
にしても、もう今は午前十時半。太陽もすっかり昇って、地上をじりじりと焼いている。そんな時間だというのにまだ帰ってこないとなると、単に酔っ払って寝ているだけということでも無いような気がしてくる。大学生たちが探し始めてからも、もう優に二時間は経過している。
(まさかと思うが……何か事件か何かに巻き込まれたんだろうか……)
こうなってくると、そんな考えが浮かんできてもやむを得ないだろう。
また何か言ってグローヴィアに怒鳴られるというのも気が引けるが、やはり言うべきことは言っておかなければならないだろう。
「な、なあ……」
「……なんですか? 探しに行くのはだめですよ?」
「いやそれは分かってるよ。しかし、ここまで探して見つからないというのはどう考えてもおかしい。ただ酔っ払って寝ているわけではないと思うんだ。だから、そろそろ警察に連絡した方が良いんじゃないか?」
グローヴィアは少し考えるように手を顎に当てる。しかしすぐに首を振った。
「いえ、それは止めておいた方が良いと思います。少なくとも、今は」
「……理由を教えてくれないか」
「確かに先生の言う通り、ミュリアさんは何か事件に巻き込まれている可能性があるんだと思います。でも、この辺りはそれほど治安が悪い場所ではありません。そうすると、単なる暴漢などではなく、計画されたものである可能性もあります」
グローヴィアの言う通り、ここリモ・トルトは、そこそこ大きな都市である割にはあまり治安が悪い所ではない。お世辞にも治安の良い所ではなかった王都に比べれば、平和過ぎてボケしてしまいそうな所だ。そしてこの辺りは、単に人があまり住んでいないというのもあるが、治安の良いこの都市でも更に治安の良い所であった。
まあ、とはいえ、それはこの世界、この国を基準としたときの話である。スリや引ったくり、置き引きは日常茶飯事であるし、また一歩裏通りに入れば暴力集団――と言っても、例の赤色青年団と社会主義闘士同盟あるいはその賛同組織、それに地元の不良グループが数グループである――がそこかしこで蠢いていた。
それら集団のうち、流石に青年団と闘士同盟の連中は、精々選挙前に略奪やら暴力事件を起こす程度であった。しかし、その賛同団体はかなりの過激な集団だと専らの噂だった。人伝に聞いた話ゆえ、信憑性には疑問符が付くのだが、それによれば、殺人に強盗は当たり前で、対立する組織であれば、それがアングラな連中であれ警察であれ襲撃を敢行し、その度に少なくない死傷者が出るらしい。そんな事件があるなら新聞などで報道があっても良いと思うのだが、これが当たり前の日常なのか、それとも彼らがタコスの国の麻薬カルテル並みの影響力を持っているのか、ほとんど報道はされていなかった。
「いや、まあ、そうなのかもしれないが……。それなら尚更早く通報した方がいいのではないか? 場合によっては命にも関わるだろうし……」
「……正直に言ってしまうと、ここの警察はあまり頼りにはならなさそうなのです。どうも、警察内部に赤色青年団のシンパが入り込んでいるらしくて。仮にこの件に彼らあるいはその賛同団体が絡んでいるなら、通報は犯人に情報を与えることになるかもしれません」
まあ確かに、警察が本気で暴力集団を取り締まろうとしているなら、もっと抗争が激しくなってもおかしくはない。なんなら死体の転がる日常になっていてもおかしくない気がする。それが、度々の襲撃しか起こっていないということは、むしろ警察の取り締まりが甘いという証左になりうるのだろう。シンパとやらが警察の動きを封じているのかもしれない。俺は自分の浅慮に気づき、何も言えなくなる。
「それに、警察がこれを機に行動してくれたとしても、それはそれで面倒なことになりかねません。相手は泡沫政党とはいえ、全国に支部を持つ組織の準軍事組織の仲間です。雲隠れでもされたらかなりまずいことになります」
……確かにそれは、具体的に考えたくもないことだ。別に青年団自身が手を下す必要もない。実行犯は実行し、青年団はその幇助を行う。その二つが組み合わさるだけで、こちらとしてはもうどうすることもできなくなる。
「…………、だとしたら、我々は事件に巻き込まれてないことを祈ることしかできないのか? ミュリアがそういう連中の手に落ちていたら、私たちは何もできないと……そういうこと、なのか……?」
俺は、そんな情けないことを、自分の無力さを噛み締めるように、泣きそうな声で、泣きそうな顔で、俺を仮にも先生と呼ぶグローヴィアに問いかけてしまった。だが、そんなことを気にすることはできなかった。昨日まで当たり前に傍にいた人が唐突に、突然に、もう二度と会えなくなるのかもしれないことを考えれば、そんな余裕を持つことはとてもできなかった。
「そんなことは言っていません! ……ただまあ、絶対にそんなことがないとまでは確かに言えません。しかし、仮にそうであるならば、彼らが何の目的もなくそんなことをするとは思えません。恐らく、彼女の命を対価に我々に何かを要求するのが狙いなのでしょう。彼らがそれをしてきた時がチャンスです。そこから、彼らを必ず崩して見せます」
グローヴィアは、自信に満ちた声でそう言った。既にそうなることを予期しているかのようだった。まだ何も解決していないのだが、彼女のそんな声を聞くだけで、何となく元気が出てきたような気がした。
既に時計は十一時過ぎを示していた。こうなると、恐らく酔っ払って寝ている説はなくなったと言ってよいだろう。だとすれば、例の暴力集団に拉致された可能性が高くなる。グローヴィアの言う通り、それならば彼らの方から何か動きを見せてくるかもしれない。例えばこう、犯行声明的なものをこちらに寄越すとか、そういうことがあるかもしれない。ならば、万が一のことも考えて大学生たちにはこちらに戻ってきてもらった方が良いだろう。俺は無線で帰還を呼び掛けた。
そんなことをしていると。
突然、ガシャンと言う音とともに、通りに面した窓のガラスが粉々に砕け散った。
銃撃でもされたのかと思ってすぐに床に伏せたのだが、その後は特に何も起こらなかった。恐る恐る頭を上げてみると、無残の姿となった窓ガラスの破片とともに、こぶし大の丸々した石が床に転がっていた。
「まったく……、なんの悪戯だ、これは……? そっちは大丈夫か、グローヴィ……あ、あれ?」
部屋の中を見渡しても、グローヴィアの姿はどこにもなかった。代わりに、つい先ほどまで開いていたらしい玄関の扉が静かに閉まった。どっかに行ってしまったのだろうか。何か危険を感じて逃げ出した、とか? ……そんな軟弱な奴ではないか。まあいい、帰ってきたら聞いてみることにしよう。それより今は、この石だ。
……このタイミングというのもあれなのだが、今日になってグローヴィアの口調が激変したような気がする。なんかこう、凄く真面目になったというか、まだるっこしさが消えてかっちりしたというか……。まあきっと、彼女も真面目な場面では真面目な口調になれる人なのだろう。やればできる子というわけか。良いことだ。
それはさておき。
俺は、床に転がった石を拾い上げる。すると、そこには折りたたまれた紙片が貼り付けてあった。何で貼っ付けてあるのかは分からないが、今にも取れそうだった。俺は慎重に紙片を外し、ゆっくりと広げた。
そこには、……まあいろいろ書いてあったが、要するに、ミュリアは我々が拉致した、無事に返して欲しくば、今すぐに選挙活動を止めて俺の立候補を取り下げろ、あと国民運動も解散しろ、といったようなことが書いてあった。つまりは、犯行声明兼脅迫であった。
「…………ふむ……、つまり、グローヴィアの言う通りになったというわけか……」
どうやら、ミュリアは本当に暴力集団に、しかも恐らく、野党系準軍事組織又はその賛同団体に拉致されてしまったようだった。しかし同時に、彼らはその痕跡を、自ら俺たちに残してくれた。グローヴィアが帰ってきたら、大学生と一緒にこの石を投げた犯人を捜してもらうことにしよう。車の音とかは特に聞こえなかったし、犯人はまだこの近くにいるか、若しくはこの近くに住んでいるのかもしれない。
ああでも、流石にこんなことに大学生たちを巻き込むのもあれか。だとしたら、以前グローヴィアが呼んでくれたあの者たちに頼んでみるべきかもしれない。というか、こんなことになるのなら、もっと早くこちらも準軍事組織を作っておくべきだったのかもしれない。
そんなことを考えていると、汗だくになったグローヴィアが帰ってきた。息も絶え絶えで、足が少しふらついているようだった。肩で息をしながら、彼女は手近の椅子に座った。
「つ、つか、……れました……。でも、やりました!」
「お、おう。えと、何をしてきたんだ?」
「え? いや窓ガラスを割った犯人、まあ恐らく拉致犯の仲間なのでしょうが、そいつを追いかけてきたんです。途中からバイクに乗り出して大変でしたよぉ。バイクも、王都ではまあまあ見ましたがこの辺りでは珍しいですよね。まあ、そんなわけで、まもなく連中のアジトは分かるんじゃないかと思います。ここからあまり離れたところではないみたいですよ」
……どうやら、俺が何か言うまでもなく、仕事は済んでしまったようだった。仕事が早くて結構なことである。俺の仕事はなくなったけど。
「それはその、ありがたいことだな。……まもなくってことはつまり、どういうことだ?」
「ああ、私の部下……的な、そうでないような、友達的な何かが、私に代わって追跡をしてくれています。優秀な者たちですから、もうまもなく見つけるんじゃないかなと。見つけ次第、この無線機で連絡をくれることになっています」
「なるほど。……アジトまで分かったわけだから、後は警察に引き継ぐべき……、いや……」
急転直下の事態ではあるが、ここまできたら、そのアジトにミュリアがいないという極限的状況を除けば、彼女を何処かに連れ出したり、なんてこともできなくなるわけだし、連中が乱心しない限り、心配はないはずだ。
いや、でも……。
本当に警察の中に内通者がいるのだとすれば、やはり通報した時点で情報が彼らに漏れ出してしまうだろう。仮にミュリアの……まあ部下たちがその場で見張りをしてくれていたとしても、警察が来て色々していたら、そのどさくさに紛れて何処かに連れ出されてしまうかもしれない。こう、絶対助かるだろうというところで大どんでん返し的なそういう展開は、映画やドラマに限らずありがちなものだと思うのだ。
だとすれば、である。
「……? ……そうですね、警察はやはり……」
「止めておいた方が良いかもしれないな。……もとより、選挙活動を止める訳にはいかないし、国民運動を解散させることなど到底できない。だから……」
「私の出番、ですね?」
「……できるか?」
「大したことのない任務ですよ。アジトの発見次第、行ってきます。少しだけ、待っていてください。
……ああ、今日中に帰って来なければ、まあそういうことで」
「信じているよ。必ず、帰ってきてくれ」
「もっちろんです!」
渾身の笑顔で、彼女はそう言った。
……不安が無いと言えば嘘になるのだが、とはいえそれはもうほとんど残っていなかった。フラグでもなんでもなく、もうなんか、多分きっと大丈夫な気がした。頼りすぎ? いやいや、適材適所というものだろう。俺が行ったところでどうにもならんだろうし。絶対相手は銃とか平気で持っている気がするのである。そんな所にのこのこと出て行って、蜂の巣になるわけにはいかないのである。その点、彼女であれば、相手をハチの巣にしこそすれ、自らは当然のごとく無傷で帰ってくるのだろう。
……どうも、何と言うかこう、これでは主人公感といったものが欠けているような気がしないでもないのだが、まあ良いか。たまにはお休みも必要なのである。そうだな、今のうちに救出成功して良かったねの会の準備でもしておくか。二日連続の飲み会……でも良いよな? うん、明日から本気出せば問題ないだろう。
やがて、部下だかからの連絡が来たようで、足早に事務所を後にした。
俺はそれを見送りつつ、大学生たちの帰還を待った。
「ふん、まさかこんなにも簡単に連中の仲間を捕らえることができるとは思わなかったな」
「ええ。今ごろは連中、泡食って大混乱ですよ。警察にも手を回して貰いましたからね」
「と言っても、そもそもこれは彼らの命令なのだし、その程度の手間は当たり前だろうさ。それよりも、これで俺たちの仕事は終わった。早い所ズラからんとならんぞ? 準備は進んでいるのか?」
「ええ。もう急ピッチで荷物をまとめています。明日にはこの街からおさらばできるでしょう」
廃倉庫を巧みに改造した、革命的人民武装戦線のアジトでは、リモ・トルトからの逃亡をすべく、全ての構成員が忙しく動き回っていた。この街で調達した武器や弾薬、金目の物をまとめ、次々と木箱に詰め込んでいく。輸送用の自動車やらトラックも、数は多くないものの、目立たないように揃えられていた。
「ならいいんだが……。警察はともかく、国民運動の連中が動き出したら少し面倒だ。早いに越したことはない」
「はて、連中が動いたところで特に問題は無いような気がするのですが……。前の演説の時には厳つい連中が付いていたらしいですが、組織化されたものでもないようですし……」
すると、組織のリーダーか、それに準ずる立場にいるであろう男は、部下に指示を飛ばしつつ小声で応じた。
「……これはあくまで噂でしかないんだがな……? どうも国民運動には、というより、あの事務所には、純白の天使がいるらしいのだ……」
「純白の天使……? それは看護婦のこと、ですか?」
そう言って話し相手になっていた男が首を横に傾げると、リーダーな男は呆れたように言った。
「なんだ、お前は知らないのか? ほら、いつだったからか、帝国の各地でテロが起きているだろう? あれを起こしている組織の指導者のことだよ。正体は誰にも分からず、誰もその姿を見たことはない。そもそもそんな組織が確かに存在しているとの証拠すら存在しない。そんな噂を聞いたことがないのか?」
「あー、何か聞いたことはありますね……。……え、なんでそんなんがあそこにいるんです? というか、そもそも正体分からないのにどうしてそんなことが……?」
「だから、噂だと言っただろう? 俺だって、組織の者から聞いただけだしな。ああ、赤色青年団の連中が喋ってたのを聞いたとか言ってたっけか」
「ははあ。何かとんでもない奴がいるんですね……。でも、天使っていうからには、女なんですかね?」
「それも分からん。何しろ、あいつの正体を知った者は一人残らずぶち殺されるらしいからな。まあ、大抵は男だろうよ。それもきっと、三十代とか四十代の渋い親父なんだろうさ」
ははは、と笑い声が響いた。
じたばた、じたばた、と文字通り、縛られてほとんど動かない手足を何とか動かそうと芋虫のように地面を這いずっている。ミュリアは、自らの不注意を呪いつつ、どうにかしてここから逃げ出すべく、もがいていた。
(まさかこんなことになるとは……。未だに頭が痛いし、お腹も痛い……でも、どうにかしてここから逃げ出さないと……)
もぞもぞ、くねくねと体を動かし続けるミュリア。しかし、体を縛り付ける縄は相当に固く、容易に外れそうにはなかった。それに、ミュリアが放り込まれている小部屋には窓がなく、入り口の扉も鉄製で、内側から開くとは思えなかった。それに、扉の外で時折聞こえる咳払いの声からするに、見張りもいるようだった。
しかし、ミュリアは動くのを止めなかった。もぞもぞと体を動かし続ける。
(何が何でも、ここから出る……! 絶対に! こんなところで終わるわけにはいかない!)
だが、今のところ彼女が出られる気配はなかったのであった。
「はあーあ、皆忙しく働いてるってのに、俺たちはただ立って見張りかぁ。まったくやんなっちまうぜ。なあ?」
「まったくだな。……なんか面白い話はないのか? こんな所で立ってても暇なだけだぜ。どうせこんな所来る奴いねえしよ」
廃倉庫内に通じる小さな出入り口のドア前では、武装戦線の構成員が暇そうに歩哨として立っていた。一応手にはアサルトライフル若しくは短機関銃を持っているが、ほとんどやる気がなかった。時折屈伸したりしつつ、男たちはただ駄弁っていた。
「そうだなー。あ! お前この話知ってるか? ほら、純白の天使の話」
「ああ? それなら確かお前から聞いた気がするぞ?」
「あれ、そうだっけ? あ、じゃあこの話はしたっけか。俺さ、もしかして、もしかしたらなんだけどさ。その純白の天使ってのを見たかもしれないんだよな」
「それは聞いてないな。え、でもその純白の天使って、容姿とか分からないんじゃなかったのか?」
「それはそうなんだがな。でも俺見たんだ。まだかなり若いんだけど、くっそ可愛い女がさ、大の男二人くらいに何か命令を下してたんだよ。若い女だぜ? それが、大の男に指図してんだ。もしかしたら、その女が例のあれかもしれなくね?」
「そうか? どうせただの売りかなんかだろう。大体、その純白の天使って本当にいるのか? それも怪しいもんだぞ」
「いや、あれは絶対そうだって! ……まあ、本当だったら怖いけどな」
「なんで?」
「いやだってさ。純白の天使の正体を知った者は全員ぶt」
突然、話していた男の首が吹き飛んだ。血液が噴水のように胴体から吹き出し、その場に斃れていった。男の首は、まだそれに気づかないかのように、少しの間その口を動かし続けていた。
「そう、純白の天使の正体を知った者は一人残らずあの世逝き。私の正体を知る者は一人残らずぶち殺す。この男も。……そして、お前も」
「あ、あ、あ、うあああああああああ!」
二つの肉塊が転がった。持ち主に使われることのなかったアサルトライフルと短機関銃を拾い上げると、その若く美しいその女は、ゆっくりと廃倉庫の扉を開いた。
どうにか、二週間の休みで再開することができました。今後も特段の事情のない限り、毎週更新をしていきたいと思います。よろしくお願いします。
ここ数日は少しだけ暑さが和らいできましたね。まあ、冷房は必須ですけれども。夏に負けずに頑張っていきましょう!




