甘味城下物語
とある時代のとある国。甘味と呼ばれる城下のあんみつ城に招かれた、亡き妻を月に住む天女と信じ、一人息子に対しては無責任なまでの放任主義の流浪の侍・秋村紅季(あきむらこうき)。その父についてやってきた十歳にしては小柄だが、中身は父より大人びた少年・秋村紫季(あきむらしき)。
一度も友達を持ったことのなかった紫季が、初めて友達を持つこととなった。少年の名は常真竜胆(じょうまりんどう)。甘味屋“桜月”の息子だが、甘いものは苦手。好物はなめこの味噌汁。特技は槍術と料理。
紫季、竜胆と竜胆の二歳年下の妹・蓮華(れんげ)は、小柄で腕利きの城下唯一の道場主・仲沢成(なかざわせい)。成の義兄で紫季と竜胆の憧れのくずきり城侍・東條美邑(とうじょうよしむら)。成と長屋の隣同士に住むちょっと変わり者の絵師・蒼木陸(あおきりく)。仲沢道場の兄弟子で奉行所の双子の跡取り・平崎麻(ひらさきあさ)と平崎海(ひらさきかい)。さらには芝居小屋の大スター・小野田多多次朗(おのだだだじろう)。といった曲者揃いの城下の人々に日々学びながら、平穏な日を送っていたが・・・。
一度も友達を持ったことのなかった紫季が、初めて友達を持つこととなった。少年の名は常真竜胆(じょうまりんどう)。甘味屋“桜月”の息子だが、甘いものは苦手。好物はなめこの味噌汁。特技は槍術と料理。
紫季、竜胆と竜胆の二歳年下の妹・蓮華(れんげ)は、小柄で腕利きの城下唯一の道場主・仲沢成(なかざわせい)。成の義兄で紫季と竜胆の憧れのくずきり城侍・東條美邑(とうじょうよしむら)。成と長屋の隣同士に住むちょっと変わり者の絵師・蒼木陸(あおきりく)。仲沢道場の兄弟子で奉行所の双子の跡取り・平崎麻(ひらさきあさ)と平崎海(ひらさきかい)。さらには芝居小屋の大スター・小野田多多次朗(おのだだだじろう)。といった曲者揃いの城下の人々に日々学びながら、平穏な日を送っていたが・・・。
文月 侍は城に招かれ 紫季は甘味屋にて朝餉を食す
2015/10/16 21:58
葉月 一つの木より栗を拾い 美邑(よしむら)は賊を突く
2015/10/19 22:31
(改)
長月 紫季は淡く恋を募らせ 美邑、道場にて手合わせを
2015/11/01 16:49
神無月 金平糖は幸を贈り 桜の香を焚き付ける
2015/11/14 20:02
蓮華の誕生日
2015/12/08 21:57
霜月 紫季は祈菊に助けられ 天女は着物を縫い合わす
2016/01/08 20:52