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徒然夜光  作者: 高山雨子
8/9

雑文/傷を癒すのは…01

ボーイズラブ…の予定。メンタル系要素あり。


精神科。こういう場所で知り合いができるなんて思いもしていなかった。そもそも、こういう所で患者同士のコミュニケーションなんてものは治療の妨げになるかもしれないから安易にとっちゃいけないものだと思っていた。

だけど数ヵ月通っている内に、いつの間にか顔馴染みの知り合いができた。

何て言うか、気が合いそうだったから思いきって話しかけてみたら向こうも実はこっちに話しかけてみたかったとかいう、ベタなドラマみたいな展開だったが、ともかく先生以外の話し相手がいるというのはいいもんだ。

最初は日常に関する雑談がほとんどだったが、素性を教えあってからは互いの仕事や治療の進行具合など一歩踏み込んだ会話もするようになった。

「今日は少し混んでるね」

「あっ沙山さん、久しぶりですね」

沙山幸太郎さんという名前のこの男の人が件の知り合いである。

俺は午前の診療がほとんどで、沙山さんは仕事を変えてから午後からの来院が多くなり話す機会も以前にくらべれば少なくなったが、それでもこうして会えばいつも通り雑談が始まる。


沙山さんは年齢は31歳、元は別の病院に通っていたが、先生との相性というか、治療のベクトルに対して齟齬があったらしく、ほどなくこちらの病院に変え引っ越してきたという。

見た目は爽やか…というか、ぶっちゃけ男前だと俺は思っているが、沙山さんは俺がそう言うと「いい歳した大人をからかうものじゃないよ」と笑ってごまかしてしまう。

彼女はいないらしいが、仕事に慣れるのが先だからととくにガツガツしている訳ではないようだ。

平凡な容姿の俺からしてみればすごくもったいない状態だが、まあまずは自分の治療に専念するためだし仕方のないことだから、それ以上突っ込んだ話しをすることはない。

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