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猫と漁師の災難

 桃太郎のお陰で猫と男の子は元気になった。

桃太郎は鬼退治をふたりに押し付け、家に帰ります。



 義理堅い猫は桃太郎に代わって、鬼退治に出かけることにしました。


「でよォ、どうやって鬼が島までいくんだ?ヘリ?ボート?フェリー?それとも幻獣でも連れてくるか?」


 腕を組み、呆れた顔をした男の子は、からかい半分に猫に尋ねる。


「なにそれ?そんなもの、ここにはないよ?」


 猫はきょとんとした表情で不思議そうに答え、

――こいつ、頭、大丈夫か――と心配した。


「なんだよその顔は?」

「いや、・・・あ!そこら辺にいる漁師を頼ろう!」


「断るかもしれねぇぜ?」


「その時は・・・・フフフフフフフ♪」

 真っ黒い笑顔で猫は笑う。

「あ~あ、俺、し~らね。一抜けた~。」


「あっ、んじゃ、またね♪」

「おう。またな。」


 猫と男の子は別れた。



 浜に来た猫は漁の支度をしていた漁師をとっ捕まえ、

「ねぇ、僕を鬼が島まで運んでくれない?」

「ふざけんじゃねぇべ!!誰があんなおっかない所に行くもんかっ!!」

「ふ~ん?・・・・」

 猫はにっこりと笑う。

「な、なんだべ?」


「アハ♪・・・―――――」


――しばらくして、


「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!・・・・・」


 浜から漁師の断末魔の如き悲鳴が聞こえてきた。





 漁師の説得(恐喝)に成功し、猫は鬼が島に来た。


「じゃ、頃合いを見計らってまた迎えに来てね♪迎えに来ないと・・・」

「ヒッッ!!来ますッ来ますっっ!!迎えに来ますっっ!!ごめんなさいっっ!!」

「うん♪よろしくね♪じゃ、また~♪」


 漁師は大急ぎで帰って行った。

 猫は鬼が島をあてもなく歩きだした。


「さってと、どうするか・・・。」


 猫は考える。


次、明日の十二時。予約投稿。

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