冷えた夏
朝6時28分、
夏の冷え切った部屋で目が覚める。
夜中に帰り、そのまま寝てしまったようだ。
最近のことはどうでもよく思えて、記憶に残らない。いや、残さない。
渇いて気持ち悪い口を水道水ですすぎ、ついでに歯も磨く。
嘔吐く。
胃と食道が口から出てきそうだった。
何も出なかった。
痛かった。
日々の虚無は吐き出したかった。
ずっと飲み込んだまま。
どこにも吐き出せない。
憧れが増え続ける一方、
何もない自分に幻滅する日々。
虚無の日々。
これからもきっと続いていくのだろう。
ありがとうございました。