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詩集

あがつま

作者: しのぶ

()夫君(なせ)やいざこなたへと

(くだ)り給いて告げ給え

(あめ)に乱るる我が(たま)

かなしみ癒すことごとを


(いまし)は常に慕わしく

さらに求むることもなし

我の心をとどめませ

さわに吉事(よごと)を告げ給え


()妹君(なにも)いざこなたへと

下り給いて告げ給え

あくがれわびる我が魂の

かなしみ癒すことごとを


汝は常に望ましく

絶えず心を誘い出す

我の心を結びとめ

とどめ置かましとこしえに


吾がつまやいざこなたへと

天降(あも)り給いて告げ給え

四方(よも)に乱るる我が魂の

癒しを我に告げ給え

恋愛風な詩。妻や恋人のことを(いも)と言うのは古語の用法で、今でも和歌なんかでは使われる使い方のようです。夫のことは「せ」と言います。「な」を付けた「なせ」や「なにも」は親しみを込めた言い方らしいです。

「つま」は今では女性の配偶者のことを言いますが、古語では男女問わず使われます。また三人称の「かれ(彼)」も、今では男性のことを指しますが、古語では男女問わず使われます。

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