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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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75.5人で外食を

場所:レストラン

「ここにしよう」

おもちゃ屋からしばらく歩いたところでレストランを見つけたので私はそう言って中に入る。

店の印象を一言で言い表せば"豪華絢爛"といった感じで、白と金を上手く使った上品な装飾が様々な場所に施されていた。

黒い執事服を着た人間が受付として立っている。

「ようこそレストラン"フォトレシア"へ。5名様でお間違いないでしょうか?」

「うん」

「ご予約は…」

「ない」

予約なんて必要なの?

「分かりました。お席にご案内します」

予約無しでもいけるらしい。


「ご注文、お決まりできたら呼び鈴を鳴らし、お呼びください」

案内された席はかなり前世のファミレスに近い雰囲気で、たくさんのメニューが用意されていた。

5人でそれぞれ好きな物を頼む。

「私チーズインハンバーグがいい〜」

スミレが初めにそう言う。

…あるんだチーズインハンバーグ

「じゃあ私も同じものをいただきたいですね」

アマネがそう言う

「うーん…私はこのスパゲティが良いかも」

このレストランほんとにファミレスなのでは?

そう思いながら私はそう言う。

すると、

「私も同じのを」

「私もそれで良いかしら」

とカナとエジェルさんが言った。

自分で選ばないのだろうか。


呼び鈴を鳴らし、注文して暫く後。

みんなで仲良く談笑をしていると料理が出てきた。

最初に来たのはスパゲティで、その少し後にハンバーグが出てきた。

食べてみると…あまり美味しくなかった。

なんというか、薄い。

やはり人間じゃない存在が人間の料理を食べるというのは、人間が犬の餌を食べるみたいに、あんまり正しいことでは無いのかもしれない。

みんな手が進まないようで、その分、話をして気を紛らわそうという雰囲気に自然となった。

「懐かしいよね、ファミレス」

アマネがそうスミレに語りかける

「お父さんがいた頃はよく行ってたよね」

スミレは懐かしむように少し目を細め、少しだけ寂しそうな微笑みを浮かべた。

「そういえば私達も行ったことあるよね」

カナが私にそう言ってくる。

「父親の件があった日以来、行くようになったよね」

私はそう返した。

"父親の件があった日"とは私が殺したあの日のことで、一緒に後処理をした後、とりあえずお昼を近くのファミレスで摂ったという思い出のこと。

「あの日は私も真乃もなんだかおかしくなってて、色々と変だったよね」

そう言ってカナは笑う。

「ね。泣いたり呻いたり、かと思ったら歌ったりスキップしたりね」

そう言う私もつられて少し笑っていた。

傍から見れば狂っていると言われるかもしれない。

けれど狂っていないと生きられない命もあるのだから、仕方の無いことだと私は思う。

次回、統一戦争

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