70.ギルド内政治
何故か今日はものすごく小説を書く意欲が出ません。
でも頑張ります。
場所:ブルリノ宮殿
「これより、第38回ギルド合同定例会議を始めます」
老齢そうな人間が高らかにそう宣言する。
「ねぇマノ、どうして私ここにいるの?」
私の膝の上に乗って、私にぬいぐるみのように抱き着かれているカナが困ったようにそう言う。
経緯を話すと、早朝からアルスターが屋敷に押しかけてきて、「ギルド長としてどうしても」と頭を下げてきたから仕方なく来た…という感じ。
「カナのお父さんもしれっと見に来るっぽいし、何となく」
「ぅぅ…それなら尚更、来たくなかった…こんな姿、見せたくない」
「次は第3ギルドの提言を」
進行役の人間がこちらを向いてくる。
私が何か言う雰囲気だけれど、何も指示を受けてない。
アルスターが立ち上がって提言を始める。
今回の会議で決まったのはこんな感じ
1.西部方面における地方ギルドへの人員増加
2.武官派経由での軍用武器の安価購入交渉が終了→軍用武器を安価で探索者への販売を開始
3.西部一部の地方ギルドの管轄を第3ギルドから第1ギルドへ→見返りに優先的な軍用武器販売権譲渡
4.武官派及び中央派主導でギルド所属"掃討部隊"の正式運用を開始→並行してこれの運用のための国内兵站網を構築開始
「くっ…こんなの戦争準備以外の何物でもないではないか…」
アルスターがそう吐き捨てる。
…そうなんだ。
「おっ…お父様…」
私の膝の上に乗っているカナがそう小さく声をあげた。
周りを見る。
ドアの方にしれっと国王がいた。
私が見ると軽く手を振ってくれた。
軽く手を振り返す。
お忍び?だろうか。
「ふっ…ぅぅ…お父様に…見られちゃった…」
顔を真っ赤にしてカナがそう声を絞り出す。
「そんな気にしなくて良いじゃん。まだちっちゃい子って感じの体格なんだよ?」
そう言ってカナの頭を撫でる。
「でも…でもぉ……」
次回、妙な夢




