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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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69.ヘマの見る夢

場所:首都のヘマ邸

「真乃〜?起きて〜?」

(真乃)はその声にパッと目を覚ます。

「あっ起きた〜…おはよう真乃」

目を開けると碧菜がいた。

白いぶかぶかのパーカーを着て、笑顔を貼りつけて私の顔を見ている。

「んんっ…ここは?」

私はそう言いながら周りを確かめる。

懐かしい暗い部屋…前世の私の部屋。

「ここは貴女の部屋。記憶にあるよね」

碧菜はぶかぶかのパーカーの袖を口に当ててニタニタと笑いながらそう言う。

「ねぇ碧菜。貴女もっとお嬢様みたいなキャラじゃなかった?」

もっと敬語とか使うタイプのキャラだった記憶。

「あははは、もしかしてまだお兄様に引っ張られてきた部分の魂の記憶しか見てないの?」

私にぐいっと顔を近づけてくる。

無臭。甘い香りすらしてこない。

「どういう…こと?」

「あんな根っからの良い子ちゃんな性格の魂がこの世に存在するとでも?ピュアなんだね?真乃は」

「二重人格ってやつ?」

「まぁそんなところ〜今回は演じてみたの。そのせいで結果的に本体から切り離されちゃったけど?」

そう言って碧菜はペロリと舌を出す。

「今回?本体?」

「ふふふっ…それを明かしたら面白くないよ」

そう言って碧菜は私の口に軽くキスをする。

節操がない。

どこから出したのか、その手にはトランプが握られている。

「ポーカーでもやる?ルールわかる?」

「賭け無しなら…やろうかな」

イカサマとかされそうだし


「お…おはよ…マノ」

若干楽しみそうな、若干怖がり気味の声でカナがそう声をかけてくる。

「おはよ…カナ」

今日は手の甲にキスをした。

…何故?

プシューっという擬音語が出てそうなくらい急激にカナの顔が赤くなっていく。

可愛い。

「ぱ…パン買いに行こ…っか〜」

そう言うカナの声は途切れ途切れだった。


「真乃〜?」

瞼を開け、碧菜に返事を返す。

「あぁ…おはよ」

いつも通りの暗い部屋。

今日は美味しそうな匂いがする。

「あっ気づいた?ふふっ…貴女の好きな肉じゃが、再現してみたの」

エプロン姿の碧菜がそう言い、笑う。

「ここってテレビとか映るの?」

そう気になったことを口にする。

「唐突過ぎでしょ。まぁ貴女が望むなら付けても良いよ?」

そう言う碧菜の手にはリモコンが握られていた。

「どんなチャンネルが良い?」

「知的教養を育める、私が前世の食事の時、よく垂れ流してたような番組」

NKH(日本共同放送)の"映像で観る世紀"ってやつ?あんなくだらないのよく観るね?」

「別に良いでしょ…変なエンタメ番組より私は好き」

「"マノ"として投稿してたあれ系の番組は観ないの?」

「最初は観てたけど…」

「"既に知ってることしか言わないからつまらない"?」

「そういうこと」

私がそう返すと、碧菜はリモコンのボタンを押して"映像で観る世紀"を流し始めた。

今回は"東西ドイツ内戦"?の回らしい。

「で…肉じゃが、食べるの?」

碧菜が、テレビに目が釘付けな私に若干引きつつ、そう聞いてきた。

「食べる」

私はそう答えて席に着く。

碧菜はキッチンへ行って、肉じゃが入りの食器を持って戻ってきた。

用意された肉じゃがをおっかなびっくり食べてみる。

「美味しい…」

そう、つい声に出してしまった。

「ふふっ…でしょ〜?」

そう言って碧菜が抱き着いてきた。

ほんとに節操がない。

次回、ギルド内政治


ちなみに真乃はプロンセンを知らないくらい、歴史知りません。

なのに"映像で観る世紀"はよく観ます。

私自身そういう感じ(食事中観るためにそういうのを録画してる癖に歴史に詳しくない)なので…

真乃のその謎の癖は、一体どこの作者の影響なのでしょうね?

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