表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/79

61.首都観光②

場所:首都ブルリノ

「何か要望とかありますか?」

人間はそう聞いてくる。

「はいはーい!私要望ある!」

人間は私に要望を聞いてきたのに、何故かカナがそう答えた。

嫌な予感。

「なんでしょう」

「えっとね〜…」

カナは人間の耳に口を近づけ、こしょこしょごにょごにょと言葉を話した。

人間はそれを聞いているうちにみるみる"楽しそう"というような表情になり、最後には興奮気味に

「それ、とても良いですね。早速作りましょう」

同時にカナが私に顔を向け、ニヤリと笑ったのを私は見た。

なんだか、ものすごく…嫌な予感。


相変わらず人間は素早く仕立てを終わらせた。

魔法で用意された鏡には新しい姿の私が映っている。

一言で言えば…セーラー服。他に言い表す言葉が見当たらない。

チャコールグレーの丈が短めなセーラー襟ボレロに、腕から首元までピッチリの黒いインナースーツ、手には黒い皮手袋。

スカートのサイズはミニで、サイドアシメスカートと呼ばれるタイプの、右が短めなもの。

無論セーラー服に合うようプリーツ付きで、色はチャコールグレー。

あと、黒のニーハイソックスや革靴、セーラー襟に沿った白のライン、ところどころに見られるささやかな金の刺繍、どれもこれもセーラー服感を出すのに一役買っている。

…普通に良いかもしれない。

私はそう思った。とても動きやすいし、結構可愛い。

…あれ?私前世で可愛いとかそんな気にしてたっけ。

まあいっか。


「どぉ〜?気に入った?」

カナが小悪魔っぽく笑いながらそう聞いてくる。

「普通に可愛いし、動きやすいから普段着として使っても良いかもしれない」

私から可愛いという単語が出たのを相当変に思ったのか、カナはこう言ってきた。

「マノが可愛いって言葉を使うのを聞いたの初めてかも…」

…そうかな。

「カナリア様はヘマ様をマノと呼ぶのですね。師匠への敬称のようなものなのでしょうか?」

会話を聞いていたらしい人間がそう聞いてくる。

カナはあまりの驚きで師匠設定を忘れてたらしい。

「あぁ…カナが言い始めた私のあだ名のようなものだから、気にしないで」

そう私は言って誤魔化す。

「なるほど…親しい仲なのですね。」

人間は疑う素振りを見せずそう言った。


服代を支払って店を出る。

2人とも新しい服をそのまま着ていくことにした。

ちなみに服屋の人間の名前は、エレーヌというらしい。

とても良い感じの服を作ってくれたので、また今度、残り3人の服を仕立ててもらったりしても良いかもしれない。

「お昼とか食べたい時間帯だね〜」

カナがそう言う。

そういえば今はお昼の時間帯。昼食を摂るため幾らかの人間達もお店に入っていっている。

「せっかくだし、どこか食べに行こっか」

私はそうカナに提案してみた。

「そうしよ〜」

カナは上機嫌にそう返してきた。

次回、続き

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ