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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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58/80

57.練習のためのダンジョン攻略・上

場所:首都ブルリノ(とその周辺地帯)

スミレとカナに初めての戦闘を体験させてみたい。

と、いうことで

「Bランクとなりますと…こちらでしょうか」

私は今、市民派ギルド本部に来ている。

「じゃあそこで」

提示された依頼書を受け取る

「かしこまりました」

受付の人間がそう応え、深々と礼をする。

今回のダンジョンはみんなで行くことにしよう。


首都、ヘマ邸、昼。

「イメージは手に魔力を流す感じで」

そうカナに教える。

「こういう感じ〜?」

カナの手に現れたのは深紅の大鎌だった。

覚えるのが早い。私は今、Bランクダンジョンを攻略するにあたって、必要そうな魔法をカナに教えている。

「上手。カナの魂の持ち武器はそれみたい」

私がそう言うと、カナは大鎌を眺めて

「確かに…馴染む感じするかも」

と言った。

「死神みたいだね」

なんとなくそう言ってみる

「これを機に死神コスでもしてみようかな〜?」

冗談めかしたようにカナはそう言う。

赤と黒のフード付きコーデでも着るのだろうか

「王女様ってバレない為には良いかもね」


首都近郊、Bランクダンジョン、深夜。

今回攻略するダンジョンは第5層まであるもので、私が初めて攻略したダンジョンがイメージとして一番近い気がする。

「それじゃあ、行こっか」

5人で第0層へ入っていく。


第0層。

カナとスミレを先行させ、私はエジェルさんとアマネと共に後ろから見守っている。

早速カウベが5匹ほど突っ込んできた。

カナの大鎌とスミレの"処刑人の剣"、どちらもまっすぐに刺すことができない代物で、2人ともカウベの突進は避けて斬るという対処をしていた。

本能的に武器の扱い方を理解しているのだろうか


第1層。

「相変わらず暗いね」

アマネにそう言ってみる。

「そうですね」

アマネはスミレを見守りたいらしく、スミレの方向を見ながらそう素っ気なく私に返した。

狼のような雄叫びが聞こえて、デンウルファッドが突撃してくる。

斥候を出さず、まっすぐこちらに突っ込んできた。

カナとスミレは連携してデンウルファッド18匹を鮮やかに屠っていった。

見てて少し懐かしい。


第2層。

オーピデック(豚人間)の群れが雄叫びを上げながら突っ込んできた。

「カナさん…どれだけ狩れるか勝負してみましょうか」

スミレが少し含羞みながらそう言った。

「そうしよっか〜♪」

カナがニコリと笑ってそう応えた。

…もしかして酔ってる?


カナとスミレは無惨に、そして鮮やかにオーピデックを屠った。

人型存在の虐殺とか、人間としての道を踏み外してる気がするけれど…まぁいっか


第3層。

タブ・アクアが現れ、立ちはだかった。

これが終わったら食事休憩でもしよっか。

スミレがカナに何か耳打ちをして、一度散開する。

「行くよ」

カナが大鎌の横に突き出た刃を地に着け、振り上げる姿勢を取る。

それに合わせてスミレは全速力でカナの方に駆けた。

スミレが跳び、カナの大鎌の刃の上に両足を付け、しゃがみ、

「「せーのっ!」」

と2人で声を上げると同時に、カナは大鎌を振り上げ、スミレはその大鎌から跳んだ。

スミレは縦に回転しながらタブ・アクアに向け飛翔し、ちょうど頭部、こめかみ辺りにぶつかる軌道となった。

スミレは処刑人の剣を突き出して、無理矢理横に身体を捻り横回転を加えることで、タブ・アクアの頭部へ斜めに斬撃を叩き込んだ。

カナは集中を切らすことなく、思い切り大鎌を投擲した。

投げられた大鎌は横回転しながらタブ・アクアの胸部心臓付近に深々と突き刺さる。

どちらの攻撃がトドメだったかは分からないが、タブ・アクアは倒れ付し、絶命した。

次回、続き

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