56.政治劇・下
共テの日ですね。受験生さん応援してます。
場所:首都ブルリノ
「宰相殿!私は、やはり早急な軍事侵攻こそが、成功の鍵であると思います」
そう声を上げる老齢な閣僚に、近そうな年齢の閣僚達は賛同すると言った面持ちで、机をコンコンと叩く。
「宰相閣下。我が国はグラウエンブルクの諸技術を大々的に活用できる立場にあったため、未だ様々な分野の技術に関して、抜きん出ているものがあります。これはそのまま諸外国への発言力となっておりますし、これを活用しない手はないと愚考いたします。外交によって解決しましょう」
若手閣僚達が一様に"賛同する"といった面持ちて机をコンコンと叩いた。
開戦派と外交派の数は半々くらいである。
宰相はどう纏めるのだろう。
「諸君、意見を纏めようではないか。徹底的に対ノイエ帝国感情を悪化させつつ、可能ならば戦争を行わず併合、最悪の場合、奇襲的に開戦し併合する。これで良いか?」
双方「まぁ良いか」といった面持ちで机をコンコンと叩く
「具体的な行動を決めようか。外務卿、オストヘルムとのパイプは生きてるか?」
「ええ、バッチリと」
老齢な閣僚がニタリと笑いながら応える。
この人が外務卿らしい
「よし、同盟を迫って巻き込め。最近急速な軍の近代化を行っているらしいから技術を餌にこちらに引き込むことにしよう」
「閣下、立憲王国に関しては?」
若手閣僚がそう発言する。さっき外交戦を推していた人間だ。
立憲王国は強力な海軍を持つ大国。外交戦が極めて上手く、国際情勢を揺るがすような事態には必ず首を突っ込んでくる。
今回の件も介入してくる可能性が高い存在。
「そうだな経済卿…ルーサルにおけるノイエ帝国の割譲地域の譲渡及び立憲王国の海上覇権の再確認をチラつかせ、味方となるよう唆すのが良いと思うが…」
「その方針で行きましょう。閣下」
経済卿がそう頷く。
外務卿も賛同するといった面持ちだ。
「他の大国に関しては、二国がどう動くかを見てから接触方針を決めようか」
宰相がそう発し、皆が机をコンコン叩く。
「それじゃあ、早速取り掛かろうか」
次回、練習のためのダンジョン攻略




