表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/74

54.ギルドへ・下

場所:首都ブルリノ

「…ギルド長…?市民派の…トップ?」

あまりに唐突な話で、全く理解できない。

「実はですね…先月私の兄であり元ギルド本部長であったペーター・フォン・グラウエンブルクが病で急死しまして…」

「あ〜…それで…」

「はい。『市民派一の実力者』たるヘマ殿が偶然にもこちらにいらしていると聞きまして」

…ギルドの人に言った覚えは無いのだけれど

「誰から聞いたの?」

「陛下からお聞きしました。こちら、陛下より貴女へと預かっておりますので、良ければご覧下さい」

アルスターは手紙のような白い紙を取り出して私に渡してきた。

"ヘマ殿へ。市民派の長となれるよう推薦しておいた。朕がやれる支援はこれくらいだ。すまないな"

正直…余計なお世話である。

が、国王の推薦である以上下手に断ることもできない

「うーん」

声に出して私はそう唸る。

どうしよう

「ねぇヘマ…貴女何か勘違いしてない?」

と、エジェルさんの声。

何か勘違いしてるの?私

「貴女がギルド長となっても、多分あくまで名目上だけの存在で、実務は基本やらないわよ?普通…ぽっと出の成り上がり探索者に実際の執務や仕事を押し付けるなんてする訳ないじゃない?結末は目に見えてるわ。少なくとも…グラウエンブルク家なんて名家出身の人間は、そんな無謀なことをやらせるほど馬鹿じゃないわ」

どうやら私は自分に対する期待を読み間違え、そして相手の頭を舐めていたらしい

「わかった。あくまでお飾り…でしょ?諸事情でほとんどこちらには居られないけれど、それで良いなら引き受ける」

そう言ってみるとアルスターはニコッとして言った。

「その言葉を待っていました。これからも良い関係を築いていきましょう」

手を出してくる

…?

「握手よ。手を取りなさい」

エジェルさんがそう教えてくれる。

そういえば握手ってあるんだ

アルスターの手を握ってぶんぶんとした。

アルスターの手は努力を沢山してきた人間独特のごつごつとした手だった。

まぁどうでも良いけれど

「これで用事は終わり?」

そう聞く

「ああ、もう一つだけ…貴女をここのギルド長とするため、こちらの書類にサインをお願いします」

書類とペンを渡される。

ヘマ・シヴグラードの綴り…実際に合ってるか微妙だけれどそれっぽく書く。多分…大丈夫。

「確認しました。新しいギルド長を歓迎します。改めてようこそ、ヘマ殿」

そうアルスターは言って深々と頭を下げた。


ギルド長室を出て、家への帰路に着く。

ギルド内では、色んな人間からギルド長就任を祝福された。

…大丈夫かな?これから…

次回、政治劇

ヘマ視点とエヴェリン視点がコロコロするかもしれません

知りませんけれど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ