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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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49.首都にて

場所:首都ブルリノ

3日目夜。

スミレとアマネを相手にババ抜きをしていたら、首都に着いた。

「着いたわね。首都ブルリノに」

エジェルさんが車窓から外を眺めながらそう言う。

同じように外を見てみるとたくさんの家々が建っていた。

席を立ち窓を開け、寒い冷気が流れ込んでくるのも構わず前方を見る。エストブルクよりも全体的に広く大きい印象の家が沢山あり、遠くには大きな宮殿があった。

「あれってブルリノ宮殿…?」

首都に行くまでの時間にエジェルさんが教えてくれた話。

「そう。フーロイ=ゼン王国の国王が住む場所ね」

エジェルさんがそう応える。

窓を閉めて席に戻る。


車列はブルリノに入っても止まらず、しばらく待っていると宮殿に着いた。

「今から陛下に謁見するから、一緒に来る?」

落ち着いている方のエヴェリンからそう言われた。

「行ってきなさい、()()…見つけるんでしょ?貴女の前世を知る人を」

そうエジェルさんに言われる。

アマネはその言葉に「大いに同意」と言わんばかりにぶんぶんと縦に首を振った。

スミレとエヴェリンはなんの事か分からなかったようで揃って小首を傾げていた。


ハウサー大将とエヴェリン、そして私の3人で謁見に行くことになった。

当然私は国王への謁見なんてやったことが無いため、エヴェリンに軽く教わった。

「陛下は優しい方だから多少ミスしてもまぁ許してくれると思うわ」

そう最後エヴェリンに言われ、王座のある部屋へ入るための大きな扉の前で3人揃って立ち止まる

目の前の近衛兵が私達を確認し、横にある小さな扉を使っての王のいる部屋へ行く。

「陛下のところまでご案内致します」

先程の近衛兵が戻ってきてそう言う。

大きな扉が開いた。

最初に見えたのは両側面の大きな窓から来る神々しい雰囲気で眩く輝く日の光。

次に見えたのは金の装飾がふんだんに鏤められている赤い絨毯と、その絨毯の両側面に沿って立つ白い戦列歩兵の人形。

2人に合わせ、歩を進める。

上を見るといつかのダンジョンで見た"夜のような天井"があった。

私達が人形の前を順番に通っていくとそれに合わせて人形達が順番に「捧げ銃」の状態となる。

ちょっぴり怖い


「久しいな。リヒャルト」

私達が王座の前に着くと、王座に座る人物がそう言った。

ハウサー大将くらいの年齢のように見える、王冠を被る人物。

私達は全員片膝を着く。

「お久しぶりでございます。陛下」

ハウサー大将は懐かしむかのような声でそう返した。

「そんなかしこまらんで良い、リヒャルト。お前と朕の仲だろう?エヴェリンも久しいな?大きくなったなぁ」

「陛下をお守りするため、少し大きくなりました」

そうエヴェリンは軽く返した。

「ハッハッハ、相変わらず大人びているな」

国王は上機嫌そうにそう言った。

「で、君が今ギルドにおける市民派一の実力者とされる探索者の…ヘマ…で良いかな?」

あ、そういえば私そんな感じに呼ばれてたっけ

「はい。間違いありません陛下」

少し国王は私を眺める。

「すまんが1つ質問に答えてくれんか?娘の頼みでな。」

娘…?

「は、はい…構いませんが」

「いやぁ…分からなければすぐ分からないと言ってくれよ?じゃあ行くぞ『あなたの名前はクラサキ…?』」

…間違いない。

私は反射的に答えた。

「マノ」

次回、王女との"再会"

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