38.全面戦争
最初ちょっと第三者視点っぽい。
けれどただのエヴェリンの説明パート的な?
場所:ユーラブルク某所、第6軍司令部(途中で移動)
「我らが同志レア・シヴグラードは反動主義者共にその崇高な革命思想を汚された。その弔いと革命継承のため、ルーサル連邦は本日フーロイ=ゼン統一王国に宣戦布告する」
ルーサル連邦の指導者"ジュガシアコフ"は唐突に世界に向けてこのような宣言を出し、統一王国に対し侵攻を開始した。
周辺諸国の内、西部にあるアストノ立憲王国、南部にあるリヴォルツィオーネ共和国、南西部にあるノイエ帝国は非難声明こそ出したものの、傍観の姿勢を示した。
唯一、南東部のオストヘルム帝国はフーロイ=ゼン統一王国に味方する形でルーサル連邦に宣戦布告した。
しかしオストヘルム帝国は魔術後進国であり、未だ火薬を用いたマスケット銃を装備した戦列歩兵部隊を主力として用いている…いわば老人国家であった。
そんな状況で、フーロイ=ゼン統一王国は強大なルーサル連邦による侵攻を防げるのだろうか。
とまぁこんな感じの状況。
ハウサー大将が、魔法を使って拡声器で第6軍隷下部隊の指揮官達に演説を振るう。
「我々は栄えある新鋭の第6軍である。……………統一王国を守る第一線としてふさわしい戦いをもって国王陛下への献身とせよ」
まあだいたいこんな感じの内容。
内容は私が前持って考えて用意していたもの。
どうやら第6軍司令部にて参謀役として私は色々とやらされるようで。
一応私が名目上指揮官であるはずの部隊として、第601独立浸透戦闘団が存在するけれど…
そんなことはさておき、敵は早速前進し始めている状態で、こちらは縦深防御陣地を構築して迎え撃つ体制を築いてある。
無論、この時代には縦深防御陣地なんてないから
私が考案したけれど。
ルーサル連邦の歩兵部隊との接触報告が司令部に来た。
速射砲部隊と歩兵部隊により防衛戦闘中との報告。
即座に近隣の魔術騎兵部隊を向かわせるよう命令を出す。
普通に持ち堪えられるらしいけれど念の為。
こんな感じで逐次投入されてくる敵を一生狩ってれば、終わってくれたりしないかな。
戦記ってこう書くのでしょうか。
次回、城塞都市エストブルク




