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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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24/38

no number episode.クリスマスの朝。少し近い未来の明晰夢

場所:???

おはよう私。

…ここはどこ?ついさっきまで私、買ったばかりの屋敷にいなかったっけ。

赤と黒の縞模様の壁紙に黒い石製の床、…私が寝ていたのは大きな黒いベッド?

私が着ているのは、ちゃんとした服…寝間着?

手足は…動く。

エジェルさん…いる?どこ?

この部屋の出入口らしきドアにフラフラと行ってみる。

"ガチャ"

「あら起きたのね」

誰?白い髪と青い髪が混ざったボブヘアーに青い目。…アマネ?でも声が違う

「どうしかしたの?」

聞き覚えのある声。私に似た容姿…

「…エジェルさん?」

声に出ちゃった。

「何?…私何か変かしら?」

ふぇっ、合ってた。

混乱する頭を何とか整理して周りを見渡す。

壁紙や床のタイル、家具等は違えど私が買った屋敷と同じ構造な気がする。

ぽやっとした顔で辺りを見渡していると

「大丈夫なの?」

とエジェルさんが声をかけてくれた。

「うん…多分?」


「メリクリです〜お二人とも」

エジェルさんに付き添われリビングに行くと、バッと扉が開きアマネが出てきた。

サンタっぽい色合いのメイド服…としか形容できないものを着ている。

…テンションが異様に高い気がする。

「どうかしましたか?」

にこっと笑いかけてくる。

「えっと…その…」

なんて言おう…あぁ…

「メリー…クリスマス…?」

「あれ?今日元気ないですね。風邪ですか?」

「今日は休んだら良いんじゃないかしら」


なんとなく…リビングへ来た。

少し疲れたし、独りになりたい

クリスマスツリーがある

…そういえば…外

「…雪?」

外は雪で一面銀世界だった。

「今日はこっちで食事ですか〜?」

細切れにされたお肉の載ったお皿と深紅の液体の入ったグラスを持ってアマネが来た。

グラスを傾け、深紅の液体を飲み始めた。

恍惚とした表情…

もしかして飲んでいるのは血?

…お肉…美味しそう

「この間狩ったカトパルネに少し魔力を流したものですよ。良い感じにほぐれてて美味しいと思います」

スっとフォーク差し出されたので食べてみる。

いただきます。

…何これ?美味しい…

じゅわっと広がる旨みとちょうど良い柔らかさのお肉がとても美味しい。

夢中でチマチマと食べていると、

「飲み物の方も、ちゃんと用意しましたよ。デザートは食べ終わったら持ってきますね」

アマネが言う。

出されたのは温かい黒っぽい飲み物。

「…!」

お肉の美味しさとか、匂いが苦味で全部リセットされた。けれどお肉とかと別な美味しさが感じられる。独特の匂いとか…コーヒー+紅茶÷2みたいな感じ


「こちら今日のデザートでーす」

出されたのは…白と紫色で彩られたケーキ?ベリーが載っている。

エジェルさんが隣で全く同じものを出され、美味しそうにほうばっている。

思い切って、パクッと食べた。

美味しい……?

独特のパチパチとした果実に甘味が載って、とても美味しい。


色々食べたら…眠たくなってきた。

おやすみなさい。

次回、レアの遺産


今回は近い未来の話でした。

どうしてこうなったのか、ヒントは犠牲と進化と…あと吸血です。


メリークリスマス…少し早いですけれど

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