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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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21/57

21.新たな武器と旅立ち

場所:ノネトリ村、武器屋

「おぉスカジノス…ちゃんと我が下に戻ってきてくれた…良い子だ…良い子だ…」

…開口一番に私達ではなく自分の作った武器への感情を示すって売買業してる人間としてどうなの?

「約束の品を受け取りに来ました」

「その前にッ!スカジノスに怪我が無いか確認させてくれ!」

無いよ。使ってないもん

「あの人間、武器の損傷を怪我って呼ぶのね」

エジェルさんがそう引き気味に言う。

スカジノスを渡す。

人間は受け取り次第、無言で舐め回すようにスカジノスを見た。

気持ち悪い。こんなのに武器を預けてたなんて…


「怪我は無いみたいだな。流石は我が愛娘」

しばらくして満足したのか、人間はそう言って、こちらを向いた。

「約束の品を今持って来てやるから待ってろ」

「偉そうに」

エジェルさんがそう言う。

まぁ人間には聞こえないし、いっか。


「これが新しい俺の作品。"ヴォイテク"と"ペトラ"だ」

しばらくして、そう偉そうに言いながら武器を持ってきた。

切り詰められた銃身に、先端部で露出気味の魔法石。そして何より目を引くのは刻印魔法陣が刻まれた魔法石製の銃剣だった。

…あれ?2つあるんじゃないの?

「あの〜ヴォイテクとペトラって?」

「分からんか?この銃がヴォイテクで、この素晴らしき芸術品たる剣がペトラだ」

分かりませんけれど。

「なるほど。じゃあ頂いていきますね」

そっと離れる。目を合わせながらずりずりと

「ペトラに怪我させるなよ」

真剣な表情で人間が言う。

ヴォイテクは…?


その後、ヴォイテクとペトラを空間魔法でしまってノネトリ村を出た。

「まずはどこに向かいましょうか」

そうアマネが言う。

「エストブルクなんてどうかしら」

エジェルさんが応える。

「とりあえずそこに行ってみよっか」

私はなんとなくそう言う。

エジェルさんのナビゲートの下、私達は北東へ歩を進めた。

次回、残党狩り

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