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転生したらRPGにすら出てこないグロ生物に生まれちゃった子のお話  作者: 倉石 雨


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11.血塗れの主人公と取られちゃったマスケット銃

場所:ノネトリ村(少しだけ外に出たりもする)

「貴女今どんな姿か理解しているの?」

ノネトリ村に着いて村の中をギルドへ向かい、歩いている時、エジェルさんにそう言われた。

………よくよく考えたら丸3日ずっと血塗れの大地で作業し続けていたのだから、私って相当汚れているみたい。

道理でさっきから人間達からの目が多い気がするのね。

「さっさと魔法で汚れと匂い落とせば?」

「そんなものあるの?」

「想像できるようなことなら、大体魔法として行使できるの。ついでに保護魔法もかけてしまえば良いんじゃないかしら」

「…ギルドに行く前にさっさとやっちゃお」

1度ノネトリ村の外へ出て、誰も見ない場所に向かった。


とりあえず服を脱いで汚れを確認した。

泥まみれで血まみれ

どうして今まで気づかなかったんだろう。

服を纏めて手に置いて、早速洗浄魔法?を行使してみる。

魔力を流す感じで、"洗浄して"

バシャっと水が流れるような音がして、水の幕のようなものが服達に沿って現れて、一瞬服達が浮き、水の幕が消えた。

確認してみた。

ベトベトだけど綺麗になったみたい。

「次は乾燥ね」

なるほど。じゃあ"乾燥して"

次は風のビューという音が鳴って、あまり目では差が分からないものの、段々乾燥していくのが手で触れていて分かる。

30秒ほどで乾燥し終えた。

「最後に香り付けと保護魔法ね」

魔力を込めて、"薄い苺の香りを付与して"と"保護して"

ガラスの幕のようなものが服達を沿って一瞬見えた後、光り輝き、普通の服といった感じに戻った。

「できたの?これ」

「できてるわよ。演出を見るに、貴女がかけたのは人間が言うところの最上位の保護魔法みたいね」

そうなんだ。まぁ強くて損は無いし、いっか


私はノネトリ村に戻り、ギルドへ行った。

「依頼の掃除を終わらせてきました。武器や装備等はどこに置いておけば良いですか?」

少し狼狽えつつも前も見た茶髪の人間は答えてくれた。

「お、奥へどうぞ」

ギルドの人に連れられ、カウンターの奥へ行った。


「こちらに全て集めて置いておいて頂けると、報酬に換金できます」

人間はそう言い、地面に書かれた大きな魔法陣を指す。

「転移魔法の流用ね」

エジェルさんがそう言った。なるほど。

「じゃあ早速」

私はそう言って"顕現して"と念じた。

とりあえず収納した順に。

「あっ空間魔法を使われるのですね」

先程から様子がおかしい人間はそう言った。

「あれ、もう載らなそう」

10分の1くらいしかまだ出していないのに

「そうですね。まだあるのでしたら1度換金してしまいましょうか」

人間はそう言うと魔法陣を発動させた。

積んでいた装備達が光に包まれ、消える。

少し経った後、1枚の大きな金貨?(多分100金レルというやつ)と、30枚の大きな銀貨?(多分100銀レルというやつ)が現れた。

こういう感じなんだ。


ひたすらその後、私は出し続け送り続けた。

あまり時間はかからず、無事全て送り終えた。

報酬金額は合計1106金レル(大金貨11枚と小金貨6枚。小金貨は銀レルの換金で得た)と8600銀レル(大銀貨86枚。)で、これだけの仕事を短期間で終わらせたことへの感謝ということで、1段階昇進が決定されたらしく、私はCランク探索者となった。


やっぱり褒められたり感謝されたりするのは嬉しい。私はギルドを後にし、今度はこれからの依頼達成のため武器屋に向かっていた。

「転生前の影響かしら?」

多分そう。

前はこんな褒められることなんてなかったから。

「おぉ嬢ちゃん。武器屋に何か用か?」

いかにも職人って感じの人が武器屋の前で何かの作業をしていた。

「あっえっと何か武器が欲しくて…」

やっぱり初対面の人間は少し怖い。

「そうかそうか。ところで嬢ちゃんの持ってる武器、グラウエンブルク式か?」

本当に私の話を聞いているのだろうか、人間の視線は、私の目ではなくマスケット型魔法杖の方に釘付けである。

「はい。知人から頂いたもので」

嘘は言っていない。もう死んでるけれど

「あんたみたいな魔法量の多そうな人間が使うには、グラウエンブルク式は最適化されてないからな。俺が調整してやろう。なに、お代は要らん。その代わり、それを解析させてくれ」

ぐいぐいと詰め寄ってくる。ちょっと怖い

「は、はい」

マスケット型魔法杖を渡す。

人間は…それはもうまるで水を得た魚のように飛び跳ねて全身で喜びを体現しながら言った。

「ありがとよ。7日で返す。その間は俺の武器屋の武器どれか1つ貸してやるからそれを使え」

えっあっはい。

「わかりました」

私は飛び跳ねながら武器屋の中に入っていく人間について行った。

次回、ヘマの第二の武器(借り物)と人間らしい食事

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