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駅前はダンジョン~派遣から転職したらパワー系魔法使いでした!  作者: 武蔵野純平
第四章 渋谷奪還作戦

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第62話 フラグを立てるな

 モッチーがやって来た。


「どう?」


「……俺、この戦いが終ったら上原さんと結婚する」


「フラグを立てるな!」


「痛っ!」


 モッチーにボコンと叩かれた。


「いや、でも、さっきの雰囲気だと上原さんとゴールだろう?」


「それでも、戦いの前に口にするのは不吉」


 俺とモッチーがわちゃわちゃやっていると、神宮司君とレオ君もやって来た。


「そうそう。お楽しみは戦いの後に取っておかないと」


「いやいや。一人で良い思いなんてズルイッスよ」


 打ち合わせが終ったらしい。

 魔法使いと自衛隊が、ぞろぞろと俺のそばにやって来た。


 俺の隣にレオ君が並び、神宮司君が俺に指示を伝える。


「狭間さんは先頭をお願いします。よろしいでしょうか?」


「ああ、やるよ。ひょっとしてレオ君も?」


 俺は隣に立つレオ君を見た。

 するとレオ君は、クッと笑った。


「おっさん一人でイイカッコするのはナシでしょ。俺も付き合うよ」


 コイツ……イイヤツだな。

 冒険者研修同期のよしみで付き合ってくれるのか。


「ありがとう。心強いよ」


 俺はレオ君に礼を述べる。

 神宮司君の指示が続く。


「レオは、右側の牛丼屋に飛び込んで中を制圧。狭間さんは左側のあのビルに飛び込んで下さい。上の階へ行けるようなら上へ」


 神宮司君が指示したのは、俺が立っている場所から十メートルほど先にあるビルだ。

 一階は店舗で、店舗の横に階段がある。

 階段を上がれば二階に上がれるだろう。


「ビルの中を制圧すれば良いんだね?」


「お願いします。狭間さんたちが宮益坂に突っ込んで、ビルから魔物が顔を出したら魔法攻撃と自衛隊の射撃を行います。ある程度削ったら、後発が宮益坂に進入。通りを制圧します」


「わかった」


「作戦開始は五分後です」


 俺は坂の上からジッと通りを見つめた。

 あいにく気配察知のようなスキルは持っていないので、魔物がどこにいるのかわからない。


 しかし、渋谷駅は魔物の本丸であるダンジョンがあるのだ。

 魔物は必ずいる。どこかに潜んでいるはずだ。


 無線から上原さんの声が聞こえた。


「宮益坂の冒険者に通達。突入まで、あと三分です。各自突入に備えて下さい」


 隣でレオ君が屈伸を始めた。

 あちこちで冒険者が体を動かす。

 自衛隊は銃を最終点検している。


 俺は集中力が高まってくるのを感じた。

 両手を握り、開く。

 意識して呼吸を深くする。


 無線から上原さんの声。


「突入まで一分……。あと三十秒……。十秒……、五、四、三、二、一、突入!」


 俺とレオ君が宮益坂に突入した。

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