表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集:過ぎ去りし思い出の名残  作者: くらきしい
1/3

優しい世界の亡霊達に


耐え抜いて、弱さを紅で彩って

寛容と鈍感なふりをして

失くし奪われた世界からの抵抗


未来の誰かが言った

そんな努力は意味がない、と

変化を厭うた惰性なのだ、と


優しい世界に取り残された


正しい言葉で殺された


僕らは亡霊、亡霊、、、


忌み嫌われて


墓場を彷徨う 新月の夜




伸びをして、眠い目を擦って

快楽と疲労感だけ


明日の自分は言った

「こんな日々は誰の為?」と

「他人の望んだ利益なのか?」と


優しい言葉で産み出された


地獄の悪魔は囁いた


あなたは亡霊、亡霊、、、


使い捨てられて


墓場を見下ろす 夕立ちの前


行く当てのない

雨の中


ただ自由だった


悲しいくらいの孤独だった


あなたは逃げなかった


ただそれだけだ


良いじゃないか

結果論だ


誰が何を言おうとも


この世の流れが否定しようと


優しさに排除されても


耐え抜くことで変えてきた


今を生きている

あなたは強い



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ